遅ればせながら・・・
明けましておめでとうございます!
今年も宜しくお願い致します。
お正月は音楽三昧、と決め込み、1日は毎年楽しみにしているウィーンフィルのNewYearコンサート、3日はいつもはあまり・・・なのですが、今年はフィオレンツァ・コッソットがゲストと聞き、興味を惹かれたNHKホールでのNewYearOperaコンサートをTVで鑑賞。
2005年は小澤征二、2006年はマリス・ヤンソンス、そして2007年はズービン・メータと指揮者も豪華。ヨハン・シュトラウスのワルツを中心に、ウィーンフィルならではの瀟洒な音を聞かせてくれるこのコンサート。見所はスター指揮者の個性溢れる(同時に極めてウィーン的な)選曲の妙。楽友協会大ホールを彩る毎年テーマを持って趣向の凝らされたフラワーアレンジメント。そして、ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」のバックに流れるシェーンブルン宮殿の広間で繰り広げられる華麗なバレエダンサーによるワルツ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cf/3ca62f93049f4c58b55e986c38b06a23.jpg)
ABTのプリンシパルでもあるウラジーミル・マラ-ホフがウィーン国立バレエ団芸術監督だったときは豪華なダンサーを毎年楽しみにしていたもの・・・。彼自身が踊ることもあれば、ホセ・カレーニョなどABTのスターダンサーが(多分マラーホフの口利きだな、と思いながら観たものです)登場してドッキリ
することも・・・。
今年は、オードリー・ヘプバーン似の清楚な美貌に信じられないほど細長い手足と小さな顔でなんとも流麗なラインを描くルシア・ラカッラと公私共にパートナーであるシリル・ピエ-ルがゲスト。
ブルーのドレスを翻すラカッラと、タキシードが金髪に映えて素敵なシリルが宮殿を舞う姿は優雅そのもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/57/7408761e58f19f8bd9a0c99888ef3a2b.jpg)
曲目の中で興味深かったのは、J・シュトラウスⅠの「エルンストに捧ぐ」。
バイオリンのヴィルトーゾ、エルンストへのオマージュ、ということで、ウィーン・フィルの腕自慢たちが次々にパートをカデンツァで演奏。ちょっとジャズのインプロビゼーションのような楽しさが溢れる曲で、素晴らしい演奏をしたプレイヤーにはマエストロ・メータが歩み寄って握手をしたり、和気藹々として実に楽しい演目でした。
3日のオペラコンサートの白眉は・・・。
コッソットは当たり役、「トロバトーレ」の怨嗟に燃えるアズチェーナのアリアを歌って圧巻。
声も、ですが、ドラマチックな表情やゼスチャーなども段違いの存在感。恨みの募る伯爵の子を見て火にくべた、と混濁した意識の中で思ったが、ふと意識が戻ってみると伯爵の子がそばにいて、火にくべたのはわが子!という瞬間のコッソットの顔の恐ろしさたるや・・・。
良かったです。
後は、トリを務めた、ドイツを中心にヨーロッパで活躍、バイロイト音楽祭の常連、ワーグナーものには欠かせない存在の藤村実穂子さん。わたくしの中では、新国立TOKYOリングのフリッカが見事だった、というイメージの彼女。
カルメンのハバネラを艶のある声で歌います。
ちょっとお顔もアグネス・バルツァっぽい?(バルツァ好き)
美声の日本人歌手が次々と有名なアリアを歌い上げる中でもこのお2人は別格!でした。
影響されて、中々日常時間をとって弾くことのないピアノを叩いて遊んでいるうちに終わった(?)お正月休み、でございました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/22.gif)
明けましておめでとうございます!
今年も宜しくお願い致します。
お正月は音楽三昧、と決め込み、1日は毎年楽しみにしているウィーンフィルのNewYearコンサート、3日はいつもはあまり・・・なのですが、今年はフィオレンツァ・コッソットがゲストと聞き、興味を惹かれたNHKホールでのNewYearOperaコンサートをTVで鑑賞。
2005年は小澤征二、2006年はマリス・ヤンソンス、そして2007年はズービン・メータと指揮者も豪華。ヨハン・シュトラウスのワルツを中心に、ウィーンフィルならではの瀟洒な音を聞かせてくれるこのコンサート。見所はスター指揮者の個性溢れる(同時に極めてウィーン的な)選曲の妙。楽友協会大ホールを彩る毎年テーマを持って趣向の凝らされたフラワーアレンジメント。そして、ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」のバックに流れるシェーンブルン宮殿の広間で繰り広げられる華麗なバレエダンサーによるワルツ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cf/3ca62f93049f4c58b55e986c38b06a23.jpg)
ABTのプリンシパルでもあるウラジーミル・マラ-ホフがウィーン国立バレエ団芸術監督だったときは豪華なダンサーを毎年楽しみにしていたもの・・・。彼自身が踊ることもあれば、ホセ・カレーニョなどABTのスターダンサーが(多分マラーホフの口利きだな、と思いながら観たものです)登場してドッキリ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/12.gif)
今年は、オードリー・ヘプバーン似の清楚な美貌に信じられないほど細長い手足と小さな顔でなんとも流麗なラインを描くルシア・ラカッラと公私共にパートナーであるシリル・ピエ-ルがゲスト。
ブルーのドレスを翻すラカッラと、タキシードが金髪に映えて素敵なシリルが宮殿を舞う姿は優雅そのもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/57/7408761e58f19f8bd9a0c99888ef3a2b.jpg)
曲目の中で興味深かったのは、J・シュトラウスⅠの「エルンストに捧ぐ」。
バイオリンのヴィルトーゾ、エルンストへのオマージュ、ということで、ウィーン・フィルの腕自慢たちが次々にパートをカデンツァで演奏。ちょっとジャズのインプロビゼーションのような楽しさが溢れる曲で、素晴らしい演奏をしたプレイヤーにはマエストロ・メータが歩み寄って握手をしたり、和気藹々として実に楽しい演目でした。
3日のオペラコンサートの白眉は・・・。
コッソットは当たり役、「トロバトーレ」の怨嗟に燃えるアズチェーナのアリアを歌って圧巻。
声も、ですが、ドラマチックな表情やゼスチャーなども段違いの存在感。恨みの募る伯爵の子を見て火にくべた、と混濁した意識の中で思ったが、ふと意識が戻ってみると伯爵の子がそばにいて、火にくべたのはわが子!という瞬間のコッソットの顔の恐ろしさたるや・・・。
良かったです。
後は、トリを務めた、ドイツを中心にヨーロッパで活躍、バイロイト音楽祭の常連、ワーグナーものには欠かせない存在の藤村実穂子さん。わたくしの中では、新国立TOKYOリングのフリッカが見事だった、というイメージの彼女。
カルメンのハバネラを艶のある声で歌います。
ちょっとお顔もアグネス・バルツァっぽい?(バルツァ好き)
美声の日本人歌手が次々と有名なアリアを歌い上げる中でもこのお2人は別格!でした。
影響されて、中々日常時間をとって弾くことのないピアノを叩いて遊んでいるうちに終わった(?)お正月休み、でございました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/22.gif)
私の年の瀬&お正月はバタバタとあわただしく過ぎてゆきました。せめてニューイヤーズコンサート録画しておけば良かったです{ごめんなさい}
今年もどうぞよろしくね{ラブ}
もちろん{ワイン}片手に。
mariaさんの解説を拝見し、うんうんと頷いています{YES}
今年もよろしくお願いします。
mariaちゃんは優雅なお正月だったのねん^ ^
シューンブルン宮殿{キラリ}で、バレエをするのねぇ~
知りませんでした。
ちょうど私がウィーンに行ったのもお正月あたり・・
まだまだクリスマスの雰囲気で、
街の中がとっても素敵だったのを覚えています^ ^
ゆったりと優雅なお正月を過ごされていたようで何より&羨ましいです~。(イギリスは2日から仕事ですよ!無粋でしょ・・・)
なんと、ウィーン・フィルのNYConcertを見逃してしまった私・・・これが、実は完璧に忘れてたんですねー ここン十年で初めての失態(汗)。このマチネ・コンサート、英国の放送時間は午前11:30からなのですが、前夜大晦日に夜更かしして昼まで寝ていた私、ねぼけた頭でお雑煮を食べてのんびりしていて放送終了後に思い出す始末!
幸いダンス部分を録画していた友人にビデオを借りてやっと昨日見ました。結構ビックリしたのは最初のダンス・シーンでシェーンブルン宮殿の庭で踊るダンサー達、女性がナマ脚だったこと!ワルツなのに・・・と軽いショックを受けましたが、収録時期が太陽サンサンの夏だったせいでしょうか。宮殿内部での青きドナウでは、2組めのカップルとして登場した女性ダンサーの優美さに目を惹かれましたが、彼女は最近マリインスキーからウィーン国立に移籍したOlga Esinaでした (いかにも~)。
藤村実穂子さん、昨シーズン「神々の黄昏」のヴァルトラウテ役でロイヤルオペラ・デビューを果たされました。私この時に初めてお聴きしましたが、彼女の「語り」、すごかったです。カリスマティックでドラマ性濃厚で・・・新聞評はほぼ一様に絶賛調だった、と記憶しています。
こちらこそ今年も宜しくお願い致します{門松}{笑}
え、音楽好きのひぐまさん、ご覧にならなかったのですか、残念。
ひぐま家はお客様も多そうなのでお正月の準備も当日もお忙しそうですものね。賑やかに過ごされたことでしょう{ルンルン}
この連休にNHKハイビジョンで再放送がありましたが、そちらはご覧になれたでしょうか・・・?
showさんのお家でも恒例行事でいらっしゃるのですね。
本当に楽しみな番組ですよね~{ラブ}
うちでも、紅白は他のことをしながら合間合間に見ても、ウィーンフィルのNewYearコンサートは、楽しみにしてゆったりと集中してみることにしています。
ヨハン・シュトラウスが色々な職能団体の舞踏会に応じて作曲した曲も、鉄道会社{電車}で「ブレーキかけずに」とか、相当ウィットに富んだタイトル・テーマが多くて・・・一々受けてしまっておりました。
今年もイベントでお会いできるでしょうか。
こちらこそ宜しくお願い致します{ルンルン}
どなさんはお正月の時期にウィーンに行かれたことがあるのですか、クリスマスの雰囲気が残っているのでしたらさぞかし素敵だったことでしょうね{ツリー}
ウィーンって独特の上品で穏やかで洗練された趣味のよさを感じさせる都市で、どなさんにはイメージがぴったりですね。
ウィーンフィルの音も、他のどのオケとも違う独特の味があって、わたくしは好きなのですが、特にヨハン・シュトラウスのワルツを演奏するときのゆったりとした中にも軽やかさがあるリズムは絶品で、どの指揮者と組んでも独自の味が滲み出る様子は本当に見ていて惚れ惚れします{ラブ}
そうでしたか~。再放送があると宜しいのですけれども・・・。
ダンス場面のみチェックされるあたり、さすがのバレエファンネットワークをお持ちですね!
そうなのですよね、夏の離宮で、バルコニーに佇む女性に向かってポーチで求愛のダンスをする男性・・・から始まって、求愛成功、階下に降りて男性の下に軽やかな足取りで駆けてくる女性・・・。
中庭に出てダンスをするうちにカップルが増え・・・と、夏空のようなブルー、若草のグリーン、向日葵のイエローと、花が咲き乱れる美しいヨーロッパの夏の庭園に溶け込むような色彩の若くて美しいダンサーたち(ナマ脚でしたか、気がつきませんでした~)が舞うシーン{ひまわり}、このNewYearコンサートが多分オースリア国営放送にとってはドル箱であり誇りであり、年間プロジェクトとして力を入れられているのだろうな・・と思わされたシーンでした。
OlgaEsinaってあの金髪で夜会巻きの美しい女性ですよね。
ウィーンのダンサーもマラーホフなき後も、素敵では・・・{ラブラブ}と思っていたのですがマリインスキーからの移籍の人だったのですね!
納得ですわ。
藤村さん、ロイヤル・オペラにもデビューされたのですね。
端正で求心力のある堂々たる歌唱力、日々の全てを音楽に捧げて節制されているという安定した体調管理、バイロイトの一瞬遅れてオケの音が耳に入る残響を把握してコントロールできる練れたベテランの安定力と、ここに来て真価を発揮しているメゾで、素晴らしいプロフェッショナル。この方の歌手生命は長そうだな・・・と、先々も楽しみな方です{YES}
バレエはさっぱりわからないのですが、今日またロッタがかけた教育テレビをかけっぱなしにしていたら。「スーパーバレエレッスン」という番組を見てしまいました。この時間帯は確か「スーパーピアノレッスン」だったはずなのにいつのまにかバレエに変わっていたようです。
マニュエル・ルグリ先生(超有名なかたなのですよねきっと..)が丁寧に眠れる森の美女を教えていました。ギリシャ彫刻のような美しい顔立ちの男性の生徒さんにうっとりと見入ってしまいましたよ{ラブ}
おぉ、素晴らしきかなロッタちゃん!
ロッタちゃんにはきっとミューズが守護神としてついているに相違ありません。
NewYearコンサートのみならず、ルグリ先生のスーパーバレエレッスンまで・・・!
そうなのです。
パリ、オペラ座バレエ団の最高位であるエトワールの中でももっとも技術と精神性のバランスのとれたパフォーマンスで、満場のため息を誘う、ミスター・パーフェクトとはマニュエル・ルグリのことなり・・・。
キャリアの最終章にさしかかってその技術は衰えることなく、知的な芸術的アプローチにはますます磨きがかかり、古典を演ずればノーブルこのうえなく、モダンを踊らせても深い精神性で作品に厚みと奥行きを持たせる稀有なダンサーです。
楽屋口でお見かけしても、キャー{ラブ}なんてミーハーな態度はとてもとれませぬ。一生懸命、感動を言葉に表そうとしても彼の冷たいアイスブルーの瞳に厳しく見つめられるとこの図々しいわたくしでさえ緊張{汗}してしまうオーラの持ち主でもあります。
この番組は3月一杯まで毎週火曜日のこの時間に放映されますから機会があれば続けてご覧になってくださいね{YES}{ラブラブ}