今年もよろしくお願い致します
年末年始のブログ放置が恒例になりつつあるここ数年・・・。
愛りく時代最後の宙組新公、「風と共に去りぬ」、通い詰めた東京公演の千秋楽レポなど、果たせなかった課題をそのままに、2014年が始まります。
お正月に欠かせないのはなんと言ってもウィーン・フィルのニューイヤ―コンサート。
今年はダニエル・バレンボイムの指揮と聞き及び・・・。
去年のワーグナーYearならいざ知らず、どんなものかしら?とちょっぴり心配していましたが、
フレンドリーで楽しいコンサートで、チャーミングなパフォーマンスも垣間見られ、やはり新年の明るい雰囲気を学友協会の大ホールから届けてくれました。
毎年楽しみにしている会場のフラワーアレンジメント。
今年はピンクの濃淡をメインに暖色系のバラやアンセリウムを散りばめて一段と華やかでした。
演目は・・・
「美しいエレーヌのカドリーユ 作品14」エドゥアルト・シュトラウス作曲
「ワルツ“平和の棕櫚”作品207」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「カロリーネ・ギャロップ 作品21a」ヨハン・シュトラウス父・作曲
「エジプト行進曲 作品335」 ヨハン・シュトラウス作曲
これは中東和平に関心のあるバレンボイムならでは、の選曲ですね。
隊商が近付いて去っていくまで・・・エキゾチックで良かったです。
「ワルツ“もろ人手をとり”作品443」ヨハン・シュトラウス作曲
「ポルカ・シュネル“恋と踊りに夢中”作品393」ヨハン・シュトラウス作曲
「喜歌劇“くるまば草”序曲」 ヨハン・シュトラウス作曲
「ギャロップ“ことこと回れ”作品466」ヨハン・シュトラウス作曲
「ワルツ“ウィーンの森の物語”作品325」ヨハン・シュトラウス作曲
この曲で民族楽器のチターを演奏。お琴のように置いて弾くものなのですね。
映画音楽「第3の男」で名前には馴染みがある楽器ですが、初めて実物を目にしました^^
「ポルカ・フランセーズ“大好きな人”作品1」ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲
「ポルカ・シュネル“花束”作品188」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「歌劇“カプリッチョ”から 月光の音楽」リヒャルト・シュトラウス作曲
「ワルツ“ロマンチックな人びと”作品167」ヨーゼフ・ランナー作曲
ここでバレエ挿入。
今回の衣装デザインはヴィヴィアン・ウエストウッド。
ワルツはきれいな色合いのドレスと燕尾服をイメージしてシンプルにまとめた男性の衣装がエレガント。
最後、全員でポーズを決めたら、そのまま鏡に映った静止画が額に収まった壁の絵となる・・・という趣向。
「ポルカ・マズルカ“からかい”作品262」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「ポルカ・シュネル“害のないいたずら”作品98」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「バレエ音楽“シルヴィア”から“ピチカーティ・ポルカ”」レオ・ドリーブ作曲
バレエ音楽、で、やはりここはバレエが入りますが、このお衣装は随分と斬新な・・・@@
ヴィヴィアン・ウエストウッドのアイコンとも言えるキュートなブリティッシュスタイルで。
ウィーンフィルとも音楽とも関係ありませんが、なかなか可愛くて振りもコケティッシュで楽しかったです
ロケ地はリヒテンシュタイン宮殿。振付はアシュリ―・ペイジ。
今回、ルグリ先生はお姿を見せませんでしたが、最後のクレジットの最初に
Viennes State Opera Ballet Ballet Director Manuel Legris,としっかりと入っていらっしゃいました。
ダンサー達は、今回日本人ダンサーは抜擢されていなかったのですが、
ルグリ先生のツアーに帯同してお馴染みのマリア・ヤコヴレワ、二―ナ・ポラコワ、キリル・クルラ―エフ、エノ・ぺシらの名前が・・・。
「ワルツ“ディナミーデン”作品173」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
このあと、指揮者のバレンボイム氏に花束が贈呈され、彼はそこから・・・ん?しっかりととめられていてなかなか引き抜けませんが・・・
解体された?花束から、一輪ずつお花を全ての女性団員に手渡す、というサプライズが^^
「ポルカ“憂いもなく”作品271」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「ポルカ・シュネル“カリエール”作品200」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「ワルツ“美しく青きドナウ”作品314」ヨハン・シュトラウス作曲
恒例のワルツ。今回のペアはバレエダンサーにしてはちょっと趣が違うな。。と思いましたら、
社交ダンスのペアなのですね。
Kathrin MenzingerさんとVadim Garbuzov氏でした。
「ラデツキー行進曲 作品228」ヨハン・シュトラウス父・作曲
この曲はアンコール扱いで、いつも、指揮者が観客のほうを向いて、手拍子を指揮する・・・のが常ですが、今回はそれもそこそこに、演奏中の楽団員1人1人のもとに近づいて、マエストロが握手して回る・・という異例の展開に。
手が離せない(笑)人には、楽器に触れたりして・・・。しかし、あの狭い空間で、あの大柄なバレンボイム氏が動き回るにはちょっと無理が・・・
とはいえ、皆笑顔の楽友協会大ホール、今年も良き年になりますように・・・
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ダニエル・バレンボイム
~ウィーン楽友協会から中継~
幕間の休憩時間に挿入される、NHKのスタジオゲストのトークと、特集コーナーについて。
近年、女優が雰囲気に酔いしれながら音楽評論家をよいしょするといった意味のない時間つぶしを苦々しく思っていたわたくしも大満足な通好みでいながら温かみのある、とても良い構成でした。
ウィーン国立歌劇場でもご活躍の和服姿のバリトン歌手の甲斐 栄次郎さんと音楽評論家の奥田佳道さんがご出演。
奥田さんによる今回のコンサートで取り上げられた楽曲についての解説も興味深く、甲斐さんはウィーン在住体験から、初めて楽友協会でニューイヤーコンサートを聴いた時の感想~天窓からの光が時間とともに移り変わる様とコンサートの時間の推移について~や独自の視点が感じられる歌劇場の写真など、豊かな感性が感じられ、好感が持てました
幕間で紹介された、日本とウィーンフィルの縁について、1959年11月のウィーンフィル来日公演の映像は興味深いものでした。当時は海外への渡航も制限があったでしょうし、本場のコンサートが今ほど身近な存在ではなかったでしょうから、聴衆の真剣な音楽に向き合う姿勢や感動に想いを馳せてしまいました。
また、ウィーン・フィルの選抜メンバーによる、東日本大震災の被災地への音楽による訪問の様子、現地の中学生との交流なども紹介されて、温かい気持ちになれました。
年末年始のブログ放置が恒例になりつつあるここ数年・・・。
愛りく時代最後の宙組新公、「風と共に去りぬ」、通い詰めた東京公演の千秋楽レポなど、果たせなかった課題をそのままに、2014年が始まります。
お正月に欠かせないのはなんと言ってもウィーン・フィルのニューイヤ―コンサート。
今年はダニエル・バレンボイムの指揮と聞き及び・・・。
去年のワーグナーYearならいざ知らず、どんなものかしら?とちょっぴり心配していましたが、
フレンドリーで楽しいコンサートで、チャーミングなパフォーマンスも垣間見られ、やはり新年の明るい雰囲気を学友協会の大ホールから届けてくれました。
毎年楽しみにしている会場のフラワーアレンジメント。
今年はピンクの濃淡をメインに暖色系のバラやアンセリウムを散りばめて一段と華やかでした。
演目は・・・
「美しいエレーヌのカドリーユ 作品14」エドゥアルト・シュトラウス作曲
「ワルツ“平和の棕櫚”作品207」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「カロリーネ・ギャロップ 作品21a」ヨハン・シュトラウス父・作曲
「エジプト行進曲 作品335」 ヨハン・シュトラウス作曲
これは中東和平に関心のあるバレンボイムならでは、の選曲ですね。
隊商が近付いて去っていくまで・・・エキゾチックで良かったです。
「ワルツ“もろ人手をとり”作品443」ヨハン・シュトラウス作曲
「ポルカ・シュネル“恋と踊りに夢中”作品393」ヨハン・シュトラウス作曲
「喜歌劇“くるまば草”序曲」 ヨハン・シュトラウス作曲
「ギャロップ“ことこと回れ”作品466」ヨハン・シュトラウス作曲
「ワルツ“ウィーンの森の物語”作品325」ヨハン・シュトラウス作曲
この曲で民族楽器のチターを演奏。お琴のように置いて弾くものなのですね。
映画音楽「第3の男」で名前には馴染みがある楽器ですが、初めて実物を目にしました^^
「ポルカ・フランセーズ“大好きな人”作品1」ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲
「ポルカ・シュネル“花束”作品188」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「歌劇“カプリッチョ”から 月光の音楽」リヒャルト・シュトラウス作曲
「ワルツ“ロマンチックな人びと”作品167」ヨーゼフ・ランナー作曲
ここでバレエ挿入。
今回の衣装デザインはヴィヴィアン・ウエストウッド。
ワルツはきれいな色合いのドレスと燕尾服をイメージしてシンプルにまとめた男性の衣装がエレガント。
最後、全員でポーズを決めたら、そのまま鏡に映った静止画が額に収まった壁の絵となる・・・という趣向。
「ポルカ・マズルカ“からかい”作品262」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「ポルカ・シュネル“害のないいたずら”作品98」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「バレエ音楽“シルヴィア”から“ピチカーティ・ポルカ”」レオ・ドリーブ作曲
バレエ音楽、で、やはりここはバレエが入りますが、このお衣装は随分と斬新な・・・@@
ヴィヴィアン・ウエストウッドのアイコンとも言えるキュートなブリティッシュスタイルで。
ウィーンフィルとも音楽とも関係ありませんが、なかなか可愛くて振りもコケティッシュで楽しかったです
ロケ地はリヒテンシュタイン宮殿。振付はアシュリ―・ペイジ。
今回、ルグリ先生はお姿を見せませんでしたが、最後のクレジットの最初に
Viennes State Opera Ballet Ballet Director Manuel Legris,としっかりと入っていらっしゃいました。
ダンサー達は、今回日本人ダンサーは抜擢されていなかったのですが、
ルグリ先生のツアーに帯同してお馴染みのマリア・ヤコヴレワ、二―ナ・ポラコワ、キリル・クルラ―エフ、エノ・ぺシらの名前が・・・。
「ワルツ“ディナミーデン”作品173」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
このあと、指揮者のバレンボイム氏に花束が贈呈され、彼はそこから・・・ん?しっかりととめられていてなかなか引き抜けませんが・・・
解体された?花束から、一輪ずつお花を全ての女性団員に手渡す、というサプライズが^^
「ポルカ“憂いもなく”作品271」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「ポルカ・シュネル“カリエール”作品200」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「ワルツ“美しく青きドナウ”作品314」ヨハン・シュトラウス作曲
恒例のワルツ。今回のペアはバレエダンサーにしてはちょっと趣が違うな。。と思いましたら、
社交ダンスのペアなのですね。
Kathrin MenzingerさんとVadim Garbuzov氏でした。
「ラデツキー行進曲 作品228」ヨハン・シュトラウス父・作曲
この曲はアンコール扱いで、いつも、指揮者が観客のほうを向いて、手拍子を指揮する・・・のが常ですが、今回はそれもそこそこに、演奏中の楽団員1人1人のもとに近づいて、マエストロが握手して回る・・という異例の展開に。
手が離せない(笑)人には、楽器に触れたりして・・・。しかし、あの狭い空間で、あの大柄なバレンボイム氏が動き回るにはちょっと無理が・・・
とはいえ、皆笑顔の楽友協会大ホール、今年も良き年になりますように・・・
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ダニエル・バレンボイム
~ウィーン楽友協会から中継~
幕間の休憩時間に挿入される、NHKのスタジオゲストのトークと、特集コーナーについて。
近年、女優が雰囲気に酔いしれながら音楽評論家をよいしょするといった意味のない時間つぶしを苦々しく思っていたわたくしも大満足な通好みでいながら温かみのある、とても良い構成でした。
ウィーン国立歌劇場でもご活躍の和服姿のバリトン歌手の甲斐 栄次郎さんと音楽評論家の奥田佳道さんがご出演。
奥田さんによる今回のコンサートで取り上げられた楽曲についての解説も興味深く、甲斐さんはウィーン在住体験から、初めて楽友協会でニューイヤーコンサートを聴いた時の感想~天窓からの光が時間とともに移り変わる様とコンサートの時間の推移について~や独自の視点が感じられる歌劇場の写真など、豊かな感性が感じられ、好感が持てました
幕間で紹介された、日本とウィーンフィルの縁について、1959年11月のウィーンフィル来日公演の映像は興味深いものでした。当時は海外への渡航も制限があったでしょうし、本場のコンサートが今ほど身近な存在ではなかったでしょうから、聴衆の真剣な音楽に向き合う姿勢や感動に想いを馳せてしまいました。
また、ウィーン・フィルの選抜メンバーによる、東日本大震災の被災地への音楽による訪問の様子、現地の中学生との交流なども紹介されて、温かい気持ちになれました。
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