マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

母の一周忌=その③『女三代』

2009-02-11 19:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
      『母』と女三代

今日、母の一周忌後、正真正銘、女だけの女三代で、東京のホテルに泊まりました。

母・娘・孫・の、「女三代」の楽しい旅が、永遠に続くことを祈りました。

私が孫の立場で・・・
祖母・母・私・の三代で、よく旅行に出かけました。
小諸に住む祖母は、年に数回東京の私達の家にきて、
一ヶ月ほど過ごし、帰っていきました。
祖母は、旅行を楽しみ、
家にいる時はいつも、真っ白の糸で細かいレース編みをしていました。
遠い昔のことです。

そして・・・
私が娘の立場で、母・私・娘の三代でも、よく出かけました。
母が82才からの5年間、神戸の私の家で過ごした間は、
年に一度の女学校のクラス会出席のために、逆に東京に出向き、
母の大好きな銀座のホテルの滞在と旅行も、楽しみました。
去年の2月の、母が亡くなるまでのことです。

そして今日は・・・
母のいなくなった、母の一周忌に、
私が母の立場で、女三人の長老の立場になって、
私・娘・孫の三人での旅が、続きます。

私が、この世の生が終わり、「女三人」のサークルから外れる時が来て、
新たな女三代が組まれる日が来る、と実感した、今日の母の一周忌でした。

楽しい想い出は、人生の糧となります。
何かにつけ、思い出し、生きる勇気と力になっていくものです。

歴史は繰り返されます。
 繰り返される歴史が、幸せな歴史でありますようにと、、祈りました!

母の一周忌=その②『母の呼びかけ』

2009-02-11 15:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
       「まみちゃん! めぐちゃん!」
亡き母に呼びかけられ、私と孫が振り返りました!(写真)

一瞬の出来事でした!

一周忌の法要を、墓場ですませ、食事の席に移る時に、母が私に声をかけました。

大好きな母の声が、一瞬聞こえました。

娘が、写真を撮ろうとして、私と孫に呼びかけたのですが・・・
  私には、母の呼びかけに聞こえました!

大切な母との、この世の別れは、大変な寂しさですが、
亡くなってからは、母は私とず~~っと一緒にいます。

亡くなる前は、母に会うには、東京に会いに行かなくてはなりませんでした。
亡くなってからは、母はいつも私と共にいて、物理的距離を感じません。

ただ、「マミちゃん!」と、母の優しい生の声が聞けないのが、一番のつらいことです。
「マミちゃん!」「な~に?お母さん!」と、声を出して呼びかけ合う喜びを失って、
初めて、その喜びの大きさを、知りました。

母は、私の寂しさを知り、娘の声を借りて、私に呼びかけてきたのでしょう!

「一念は、山をも動かす!」と言う通りに・・・
     『母の愛は、奇跡をも起こします』 事実です

母の一周忌=その①『説法』

2009-02-11 13:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
「亡くなった人を喜ばすのは、亡くなった人に、
 残された者が、充実した楽しい人生を送っている姿を見せることです。」

私の父の代々の菩提寺;曹洞宗の和尚さんが、
2月11日の母の一回忌の法要の席で話された説法です。

「一周忌とか、忌明けというのは、おかしな言葉です。
死んだ後の世こそが、本当の姿であり、本当の世であるのですから、
仮のこの世から本物の世界に戻ることは、
喜ぶことであり、『忌』ではありません。

本物の生の世界から、仮の生この世に産まれてきているのです。
ですから、この世への誕生は、正確には『生後』なのです。」 
   うん??!!  分かったような分からないような??!!

ここまでなら、私の信仰するカトリックの信仰と重なる部分があります。

和尚さんの話には、続きがあります。

「輪廻で、極楽に入るための修行を積むために、この世に再び戻ります。
その時に、生まれ変わる自分の姿や状態を、
生前(生後でしたっけ?)に、自分で決めて、次の人生のシナリオを描き上げて、亡くなる人があるのです。
次の人生を、俳優の様に演じるために、戻ってくるのです。」

えええ~~~~!!!
これって、神への冒涜ではない?? いや!!仏への冒涜???
神の、仏の、領域を侵してるってこと、ではない???
  うん? いや、なんだろう? こんな考えがあるの???

おもしろい!! っていうより、
「~~でなかったら、私はこうだったのに・・。」という、
  究極の仮定かしら?

それに仏教では、『本当の生の世界』に戻ることがあるのでしょうか?
輪廻を繰り返すばかりで、いつの時点で、
『本当の生の世界』にとどまれる許可が、出るのでしょうか?

皆さんは・・・・
どんな環境に戻るシナリオを描きたいですか? 
金持ち? 俳優? モデル? あるいは同じ人生を繰り返したい 

私は・・・幸せにも。
「繰り返しのないこの世の人生」の教えの、カトリックの信仰に生きています。
描き変え不能なこの世の人生で、シナリオを描く楽しみ?がないので・・・
今、この時点において、その醍醐味を楽しみ、真剣さへの挑戦を楽しんでいます。

母は、私を見て、
 「人生を楽しんでるな~~。」って、喜んでいてくれてるかしら
私は、孫と共に、
 「お父さんと一緒に、そちらの人生楽しんでね」って、墓石に水をかけました