マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

ファースト・レディー

2009-02-24 20:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
Mrs.オバマ・・・

アメリカ大統領夫人として、文字通りの、ファースト・レディー。

世界でもっとも人々を元気づける女性25人の1人。

モデルのような、世界のベストドレッサー10人の1人。

私の第一の仕事は、私の子供の教育です。と断言するMrs.オバマ。

「家族の絆」の強そうなオバマ家族のファッション。
赤を基調としたファミリー・コーディネイト(写真)は、本当に素敵。

4年間のオバマ夫人の働きに、興味と期待一杯です。 

博物館のカレー

2009-02-24 18:00:00 | 絵画。写真。
県立博物館内で、雨の一日を、丸々過ごしました。

朝10時から仲良しと二人で過ごす、博物館の一日は、8時間でした。

絵画を眺めて・・・4時間!・・・心清められる時間でした。

館内のCafeで・・4時間!・・おしゃべりの時間でした。

Cafeの窓一杯に、車が走る高速道路が、絵のように見えます。素敵!!

そのCafeで、高速道路が眼前に見える椅子に座ってのおしゃべりは、
車に終わりがないように、終わりがありません。

まずは、Cafeで、カフェラテを飲みながら、2時間しゃべってから・・・。

絵を見に腰を上げて・・・絵を2時間も見て回り。

又、Cafeにもどり、とても美味しいビーフカレー(写真800円)を頂きながら、
 又又、おしゃべりを2時間して。(まだ話せるけど、絵を見なくてはね!)

再び腰を上げ、絵を2時間見て・・・夕方の6時。 帰路につきました。

雨も止み、回りも暗く、ネオンがきらめき
  心の洗濯の一日が終わりました

『静物・虚栄』

2009-02-24 13:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
兵庫県立美術館で開催の
  「ウイーン静物画の秘密展」の観賞に出かけました。

世界屈指のコレクションを誇るウイーン美術史美術館からの75点の観賞です。

ヨーロッパの静物画は、16世紀から17世紀初めにかけて成立し、
17世紀に黄金時代を迎えたそうです。

ベレタの『静物・虚栄』は、1634年の作品です。375年前の作品。

日本は寛永11年。鎖国令が出され、外国船入港を長崎に限り、
日本人の海外渡航・帰国が厳禁となった年。
2年後、日光東照宮完成です。

イタリアで、ガリレオが、地動説で宗教裁判にかけられた年。

『静物・虚栄』は、
中心に、神の国の象徴として、天使の女性を描き、
手前の諸々は、この世のすべては虚栄に過ぎず、一時に消え去るもので、
それらのむなしさとはかなさを、描いているそうです。

美術に、歴史にと、いにしえに思いを馳せ・・・。
   現代に至までにつながる、人類の営みの壮大さに、圧倒されます。

『斉唱』

2009-02-24 10:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
今日は、高尚に、兵庫県立美術館で、美術の観賞です。

神戸出身の洋画家・小磯良平の代表作 『斉唱』

『斉唱』は、画面全体が、清らかな光に満ち、清らかな空気に包まれています。
そんな清らかさに、心引かれます。

熱心なクリスチャン家庭に生まれ、本人も敬虔なクリスチャンであったことが、
小磯の画筆に、大きな影響を与えているのでしょうか?

小磯氏の描く絵が、私は大好きです。

暖かさと、素朴さと、神聖さすら、感じられます。

『斉唱』は、はだしで制服姿の9人の少女が、ひたむきに歌っている絵です。

美しい少女達の画面から、美しい声のハーモニーの賛美歌が聞こえてきます
   私の偏見かな?

今日は、新しい発見もしました。

『斉唱』のはだしで制服姿の9人の少女達は、実は二人のモデルだけで、
小磯氏が何枚ものデッサンをうまく組み合わせて描いているのだと、知りました。

よく見てみれば、
9人のグループが同じ背の高さって、あるはずないですよね?
顔もとても似ています。

他にも、15点ほどの小磯の絵が、展示されていました。

描かれた沢山の絵の中の女性は、どれも、
美しさでも、静かさでも、優しさでも、・・でも、理想の女性像のように思えます。

23才で「大学生の天才画家」と呼ばれるようになった、夏着物を着た若い女性の絵と、
70才で描いた、「帽子をかぶる女」の絵が、向き合って展示されていました。

絵は、写生ばかりではなく、
画家自身の心の中が、絵となり描かれるのでしようか?

小磯自身の、23才の若さと、70才の円熟が、画面に表れます。

70才の時に描いた、「帽子をかぶる女」、に心引かれて、絵の前から離れられませんでした。

絵に描き出された70才の小磯氏の清い心が、「帽子をかぶる女」から、ほとばしります。

戦時には、従軍画家として、
  戦地で戦争の様子を絵に描く仕事に就かされていたそうです。
小磯氏は、その経験から、生涯、平和を強く願い、
  絵に気持ちが投影されています。

平和を願う小磯氏の心の清さがほとばしる作品のように、
   私も、内から、心の清さをほとばしたいものです