セザンヌのマダムセザンヌ
フィラデルフィア美術館に行く。正面玄関前の階段を、いろいろな人が走って上っている。そこで、わかった。そっか、この階段は、映画ロッキーで、ロッキーが冷蔵庫のお肉を相手に練習する前に、走ってトレーニングしていたところだ。
ロッキーの銅像までもが作られていた。
美術館で、私は母の面影を感じることがある。実は、今回ずっと見入ってしまったのが、この絵だった。絵のタイトルをメモしていて気づいた。この人は、かの有名なセザンヌの奥さんか、お母様なのではないか・・・・と。
シカゴ美術館を訪れたときも、同じように、母の面影を感じたことがある。その絵は、セザンヌ氏にかかわった人ではなく、ちょっと知らない名前だった。シカゴの絵は、母の若い頃の写真に似ていた。今回の絵は、写真ではなく、私の記憶の中の母に似ている。
不思議な気持ちになる。