長い夏休みの終わりが見えてきた。
この夏が始まる頃、息子たちは、渦潮に巻き込まれていくかのような状況にあった。どうやって進もうか・・・・・と、考え、選んで、二人は日本へ帰り、ひとりはこちらに残って夏をすごした。
私は、毎年の夏休みのように、膨大な夢をもち、計画を立てながら、また・・・・・結果を出せずにイライラとしていた。パンを作ったことぐらいかなあ。。成果は。
息子たちは、それぞれに手ごたえを感じているようだ。三男は、日本での大学受験に備えるため、日本の高校への進学を決めたし、学年を落とす覚悟までしている。日本に居たときからの友人たちにも随分と支えられたようだった。
次男は、大学を具体的に見たことで、随分と気持ちが楽になったようだ。
長男は、細やかな心遣いをみせ、弟を支えながら、いろいろと日本の現状を探ってきたようだ。
彼らが、貴重な経験をした、と、日米両方の学校生活を送ったこと(送ること)を肯定的に見られるようになるのは、まだまだずっと先だと思う。今は、親の都合で、ころころと学習環境、友人を含めての生活環境を大きく、中途半端で変えられることへの、憤りの方が、多いはずだ。私だって同じ立場なら、壁を蹴飛ばして歩いていたかもしれない。
今は、ただただ、前を向いて歩こうとしてくれる、息子たちへの、感謝の念と、尊敬の念で気持ちが一杯になる。
さて、私は何してたの?と、息子たちに聞かれたらなんて応えよう。
ちょっと恥ずかしい・・・・。