ゆったりした、年末にあれこれと、余計なことばかりを考える。
ずっと、人の呼び方の違いは面白いなあとおもってきた。
日本では、たいていは苗字に敬称をつけて呼ぶ。よほど親しいと、名前で呼ぶ。
韓国ドラマをみていると、だいたい同じだが、フルネームで呼ぶ場合も多い。日本だとフルネームは日常会話では、あまり使わない気がする。韓国人は結婚しても男女が別姓だからそこも、興味深い。子供は父方の姓を名乗るとか。お母さんだけの場合は母方の姓を名乗る。あの有名な、冬のソナタは ここのところが、ややこしい物語の根底にあったと思っている。また、名前も日本人より短いようだから、言いやすいのかもしれない。
USでは、ラストネーム、つまり苗字で呼ばれることはあまりない。初対面でも、名前を紹介しあった後は、すぐにファーストネームで呼ばれる。息子と同じ年代の子供達からも、ファーストネームでよばれるから、ちょっと違和感があることは否めない。
でも、女性の場合は、ファーストネームで呼ばれた方がいいのかもしれない。私の名前は非常に簡単で、発音もしやすいらしく、それこそすぐに覚えてもらえる。日本語の名前で、アメリカ人が発音できない名前もある。
面白いなあと思ったのは、ビルマの人の話。ラストネーム、苗字がないという。ここに来てからはラストネームが必要なので、お父様のファーストネームをラストネームで登録したと話してくれた。調べてみた訳ではないので、なんともいえないが・・・。階級が関係したりするのかなあ? 日本も昔は、苗字のない人もいたしなあ・・・。曖昧で申し訳ないのですが。
英語嫌いでどうしようもないが、ここにきて、様々な国の人たちと、話す機会を得た。使う言語は英語。そういう意味では、英語の力を確かに感じてもいる。
英語というのが辛いが、共通言語があることは大切だと思うようになる。そして、すこし飛躍もするが、早く対立のない共通国家ができたら・・・と、願うのだが。。。。名前の呼び方ひとつにしても、文化の違いは歴然としている。尊重しながら、共存を図る道の方が、均して平らにする道よりも有効であることは確信できそうだ。