最近、許せない犯罪が後を絶たない。
昨日、絶句してしまったのは、ラジオで聞いた、ご神木が枯らされるという被害。
樹齢何百年のご神木の外側に、小さな穴をあけ、そこから枯れ葉剤を注入して枯らしてしまうという話。
ご住職は無念です と、供養をなさった、とラジオで放送された。まったく許せないと思い、その話を知人にしたところ、それが犯罪化しているというから、言葉を失った。いたずらでも許されないが、意図した犯罪だと聞くと、もっと許せない思いになる。
まず、ご神木のある、神社仏閣に、「ご神木を売りませんか?」という話があるらしい。「とんでもない」と断ると、ご神木が枯れていること気付くということらしい。つまり、枯らされてしまうのだという。
仕方なく伐採となった段階で、今度は「買いますよ」と、 なるらしい。値をたたき、安く手に入れるという算段だという。
耳を疑った。
私は、木が大好きで、大きな木を見ると生きていると感じるし、畏敬の念も持ち合わせている。
話はそれるが、正直いって、仙台の光のページェンとには、大反対だ。生の木に、裸電球をつけて、なんとかわいそうなことをするのかと思っている。見ていて、楽しい人間のためだけの行事だ。
八百万の神は、きっとお怒りになっているに違いない。犯人は、お金を手にする代償に、きっと大きな不幸を背負うのだと、私は疑わない。