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最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

警察小説

2011-10-11 | 小説
最近、女性刑事が主人公の警察小説を続けて3冊読みました。
危険な香りのするクールな女性刑事だったり、とんでる主人公だったりして、
ストーリーはもちろん、登場人物が魅力的で、楽しめました。
友人の新津きよみさんの新刊も警察小説。実は、女性作家が書く警察小説は少ないのです。

『指名手配 特別捜査官 七倉愛子』(角川春樹事務所)
つかつかと、本の中に入っていくような装丁がかっこいいです。

主人公の七倉愛子は、識別能力が高く、絶対音感の持ち主のバツイチの女性刑事。
専業主婦だった女性が、その能力を生かして、警視庁の特別捜査官枠に応募して採用されて刑事になる、
という設定も面白いですよね。
七倉愛子は、見当たり捜査班、通称「ザッソウ班」と呼ばれている部署に配属されます。
雑踏に立ち、指名手配容疑者の顔を瞬時に見分けて逮捕するというのがその仕事です。
元美容整形外科医の同僚など、脇をかためる登場人物も個性的で気になる存在ばかり。
細やかな描写も冴えています。
きっとシリーズ化されるのだと思いますが、続編が待ち遠しい展開でした。

友人の話題をもうひとつ。
作家で、ディレクターで、映画監督の山田あかねさんが手掛けられたドキュメンタリー、
旅のチカラ 「21歳の決心 ハリウッド俳優修業~柳楽優弥・アメリカ~」 が、
NHK BSプレミアムで、本日10月11日(火)20:00~20:57に放送されます。
若くしてカンヌの最優秀主演男優賞を受賞した柳楽優弥さんのハリウッドでの俳優修業。
10代の頃の悩みなどについても、赤裸裸に告白されているそうです。
BSを視聴されている方は、ぜひ!

私も新刊のご報告などをしたいところですが、まだまだ道のりは長いです。
今は、北九州にどっぷりはまって、新作に取り組んでいます。

6月に発売された『鈍色の家』(光文社文庫)は介護にまつわる心理ミステリーです。
現在、介護をされているという方にも、ぜひ読んでいただきたいです。
アマゾンはこちらから 送料無料です。


4月発売の『終わらせ人』角川ホラー文庫)もよろしくお願いします。
こちらで、冒頭部分の立ち読みができます。


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