最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

読書の秋 『彼女の時効』新津きよみ(著)

2012-09-25 | 小説
刑事訴訟法改正に伴い、殺人や強盗殺人など、法定刑に死刑を含む罪についていは現行の時効は廃止されましたが、
交通死亡事故のひき逃げは、それに該当せず、公訴時効は5年のまま。
突然、家族を失った遺族の悲しみ、犯人が逃亡して罪を償っていない悔しさは、どこにぶつければいいのでしょう。
そんな時効を題材にした、新津きよみさんの新刊『彼女の時効』(光文社刊)。


12年後、夫の事故現場で遭遇した奇妙な「彼女」。
2人の出会いによって、
“止まっていた”事件が動き出す――。
(作品紹介より)
読書の秋にお勧めの一冊です。

そろそろ、新津さんの小説が原作の映画の発表もあるのではないでしょうか。こちらも楽しみです。

読書の秋のあとは、食欲の秋で、北九州市若松区本町にある「三日月屋」へ。


夏季限定の抹茶クロワッサンは、抹茶クリームが生地にからんで、かなりの美味しさ。
9月末までの発売です。


新製品の「ラスクロ」は、クロワッサンとラスクを合わせたような食感。
写真は、チョコレートですが、プレーンや、シナモン、紅茶などいろいろな種類がありました。


同じく、若松区にある、クラシック・ノンのロールケーキ。
お土産にいただきましたが、また、パフェを食べに行きたいです。


  

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既刊本です。
『鈍色の家』(光文社文庫)
『終わらせ人』(角川ホラー文庫)
『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)
『幸せのかたち』(双葉文庫)