27motorsports & MaruhaMotors Blog

27モータースポーツ&マルハモータースが送るチューニング情報ブログ。

NB8 Sr-2 Fカム

2006年06月21日 | Weblog
NEWS :
●今週末よりスライドプーリーデリバリーします。ようやく入荷。
●スポーツキャタライザー在庫が少なくなってきています。
●アルミ2層ラジエター、夏に向けて在庫豊富。オーダーしてね。
●今週のお休みは6/25(日)です。
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みなさん今晩は。
マルハ解説委員よりブログのご案内です。
当社には女子アナどころか、女の子は全く来ません。(さびしいです)

さて、本題。

マルハのカムシャフトラインアップはBP用を素材から起こすことで、かなり充実してきました。
そして、業界では初となる可変バルブタイミング機構用のカムシャフトも今やラインアップに加え、商品層が厚くなっています。

可変用のカムシャフトは先端が特殊形状な上、オイル通路を設けたり、テールにカムポジションセンサ用のピックアップリングを別途に用意をしたりと、その手間が掛りすぎる背景から、どうしてもコストが掛り、価格は¥52000(税別)となっています。
当初はこの価格を納得していただけるだろうか?と大変心配をしたのですが、最近は需要も安定しています。
市場にその価値を見出していただけるユーザー様が多いと言うことですから、大変感謝をすると共に、今後も他チューニングアイテムとの関連を強めて、新しいキットを開発していきます。

先週も遠方のユーザーから可変用カムの取り付け依頼を受けまして、きっちり仕事をさせていただきました。

乗られると分かりますが、本当に早い。そして乗りやすい。
NB8の前期型(可変なし)に比べると低速域からのトルクがあり、とても乗りやすく、高回転域までストレスなく回るのが実感できます。
カムのプロフィールもNB8の前期型と後期型では異なります。
大きな違いはリフト量、そして勿論可変機構。
即ち、ハイスペックなプロフィールに加え、機構の差が出るわけです。

今思うと、開発時におけるカム特性で本当に長い時間を費やしたのが、NB8(Srー2)用でした。
純正を明らかに超えるスペックと性能。そして乗りやすさを壊さないセンシティブな特性。
この課題をクリアすべく、ベンチテストとカム研磨を繰り返す作業が続いたのです。
搭載状態では、シャシーダイナモ上で、手際よく何度もカム交換が行われ、実走とローラー上でのテストが行われました。

こうして、製品化に漕ぎ着けたカムを実際にユーザーに搭載できるのも、ショップとメーカー的立場を両立するマルハならではのスタンスです。
ユーザーの声が実際に聞ける。
だからまたアイディアが浮かぶ。

こうやってマルハのラインアップは現場の声を元に発展してきました。

ちょっとしたアドバイスですが、可変バルブ用のカムを触る時に同時に見直しを掛けて欲しいのが排気系です。
特にエキゾーストマニホールド。
ここでの排気効率が大変悪いために、カムの威力が発揮しにくいのです。
エキマニを交換しているNB2であれば、これは速い。

カムの効果とエキマニを含めた効率アップで170PS後半辺りをスーッとマーク。
勿論個体差がありますから、すべての車種がそうなるとは申しません。
フリーダム化、触媒の見直しなどで、180PSオーバーもデーターではあります。

やはりNB2は速い。

これは、気持ちいいです。


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