新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

憂鬱な日々

2014-03-02 11:21:19 | コラム
鬱陶しい日が続く:

昨3月1日はまたもや雨が降りそうな薄ら寒い日だった。当方はこのような湿度が高そうな日には弱い。だが、何時までも負けている訳にはいかないと9時過ぎに勇気を出してフィットネスクラブに行こうと準備して出かけた。しかし、降るのか降らないのかハッキリしない天気に苛立っている間に気分が滅入ってしまった。そして、方針転換して未だ抜けきらない感がある風邪を診て頂こうと先にSクリニックに向かうことにしてしまった。

S先生の診断はごく普通の風邪であって心配はないとのことで、先ずは一安心とクラブに向かうことをせずに帰宅してしまった。しかし気分は一向に晴れず、結局は終日家に閉じこもってしまった。これでもう1週間もスッキリした気分になれないのだ。ふと、何時のことだったか英語の教科書にあった "as dismal as three days of rainy weather"という一節を思い出した。

"dismal"とはOxfordには"causing or showing sadness"とあり、ジーニアス英和には「陰気な、陰鬱な、憂鬱な、暗い」とある。私は後者が当たっている気がするが、何れにせよこんな表現を思い出さされたほど気が滅入る3月の初日だった。

実は私を滅入られてくれるのは天気だけではない。最も鬱陶しいと感じさせてくれるのが韓国の朴大統領とアメリカにおける韓国系アメリカ人と韓国人の愚かな振る舞いである。それに突き動かされるアメリカの州の議員たちも情けない。朴大統領は昨日の記念日にまたもや我が国を貶める演説をしたと報じられている。私はこの事態は官房長官や自民党の幹事長が批判めいた記者会見をすることで収まるものではないと考えている。

あれでは真正面からの批判でもなく、誤りを指摘しているものではないので、二進法でしかものを考えられないアメリカ人や欧州勢には我が国はが韓国の言い分を認めていると解釈されると危惧する。我が国が為すべきことは河野や村山談話の検証だの否定だのの段階ではなく、国際的な場や韓国と直接対峙した場で彼等の称する歴史認識とやらの誤謬を正し、XX婦問題については基本的に虚構であると指摘して彼等に撤回を迫ることだと思っている。

それによって韓国との間に生ずるだろう軋轢を怖れているようでは意気地がなさ過ぎるのではないか。ことは我が国の名誉がかかっている案件だ。それを彼等が為すがままに放置すれば、彼等が図に乗るだけだ。アメリカの州によっては多くの韓国系アメリカ人がいるから東海と併記する法案が通るのは止むを得ないなどと言う論には私は与しない。アメリカ人は我が国は正式な経路で反論が出てこない以上、韓国の言い分が正当だと思ってしまう単純な考え方しか出来ない人種なのだ。そこを思えば、黙っているのは負けと同じになってしまう。

国際問題を離れて憂鬱な気分にさせられたことに、マスコミ報道にあった「リベンジポルノ」があった。これが何かをここに解説する気はないほどウンザリさせられる事柄だった。私は何年か前に「携帯電話は20世紀最悪の開発商品だ」と言ってお叱りを受けたことがあった。その電話は今やスマートホンなるものに昇華して、何時でも何処でも写真が撮れてそれを保存も出来れば転送も出来る機器にもしてしまった。

リベンジポルノとやらには本当のカメラだけではなく、この機器も一役買っているようだ。「だから言ったじゃないか」と敢えて言いたくなる我が国民の劣化であると考えたい愚かな行為が横行するようで情けない。そういえば、昔は「貞操」という言葉があったが。

次の憂鬱が「キラキラネーム」だ。あらゆる機会に報じられる若い世代の姓名というか氏名の名前のところを見ていると、この類いのどうやっても読めない名前が多い。当て字が多いのは未だ仕方がないと思うが、男子には圧倒的に「翔」という字が入っているというか、それ一文字のものが多い。名前(下の名前という言い方はおかしい)には流行廃りがあるとは何とも情けないことだ。

私には「流行と言い当て字と言い重箱読みの横行と言い、名前の付け方の乱れは国語教育の劣化だ」と思えて仕方がないのだ。しかも、女性の名前にはかなり英語の "nickname" に漢字を当てたものが見えるのは、我が国には何時まで経っても西欧への憧れが抜けきれないのかと、残念な思いに駆られる。

最近面白かったのが九州だったかで市役所が名前に「子」、「枝」、「代」、「江」が付く女性に個人別電話帳からの削除を示唆する葉書を送ったということ。その根拠は「こういう名前の女性の方が高齢者に多く独り暮らしを思わせるので、電話帳を使って『オレオレ詐欺』の電話をかける連中に利用される危険を回避するためだ」とあった。私には極めて明解の時代の流れを表している事案だと思わせてくれた。

今日3月2日も朝から薄暗く、この仕事部屋から見える道路も雨に濡れて光っているようだ。この陽気は何時まで私を "dismal" にさせる気だろうか。