新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

テレ朝のTVタックルの見方

2014-03-25 08:14:11 | コラム
3月31日から午後11:15からに変更になるそうで:

11:15からでは私にはとても見ていられる時刻ではないのでこれが最後かと思って、昨24日は3時間もの長時間番組を気楽に見ていた。テレ朝が如何なる意図でかの元外務省条約局長の孫崎某や、東海大学金准教授と中国人の新聞社社長の韓女史を呼んだのか知る由もない。だが、このお三方が番組を阿川佐和子が例えば金慶珠を「貴方一人が・・・」と皮肉ったのを始めてとして、無意味に引き延ば混乱させていた感があった。

確かに異なった分野から多くの人を出席させて話題も豊富だったし議論も白熱した。しかし、この番組の特徴である他人の発言中に不作法に発言する金准教授のような人物も含めて喚き散らす者が多く、何を討論しているのか聞き取れなくなる時間が長すぎた。その中で私にとって最も不快だったのが金と韓両女史の中国と韓国の代表者の如きである発言を要約すると、「我が国と我こそが世界の中心に位置する正論であり、それに逆らう議論は認めない」という姿勢に徹し、他者の主張や意見には一切耳を貸さず、意見交換をしないことだった。

換言すれば、彼女らは「我が国こそが世界の指導者である」と言うに等しい暴論を吐き続ける言わば中華思想の持ち主で、特に中国の韓女史は「アメリカも日本も世界最大の経済大国となりつつある我が国にひれ伏せば良い時代が、直ぐそこに来ている」というように解釈も出来ることを拙い日本語で言い募ったのが印象的だった。一方の金准教授は「日本の言うこと為すこと全て誤っている」と、韓国独自の視点から非難し続けた辺りには、朴大統領の代弁者かとすら思わせてくれた頑迷振りを感じずにはいられなかった。

私が怖れることはこのように物事の歴史を知りもせず理解もしていない辺りに始まって、他者の意見を聞くにも聞かないにも全く謙虚に討論する姿勢を見せずに自己の一方的な主張を延々と続け、しかもそれを何ら恥じることなく世界に向けて発信していき、XX婦問題とは無縁なはずのアメリカにまで出向いてその像を建ててしまうような韓国の外交姿勢を金准教授が示したことだ。

彼女は東大の大学院を経て東海大学で教えていることを忘れてはならない。我が国の国費を使って学んだ経歴がある韓国人である。一方の韓女史が我が国が中国に提供したODAに感謝していると謝意を表したのは誠に意外だったし、その真意が那辺にあるのかと瞬間的に考え込まされてしまった。

このような日韓の間の問題の正しい内容を知らない米欧の諸国では、「嘘で百編言い続ければ真実になる」という我が国にとって負の効果が生まれつつある。その虚言を「絶好の場を与えられた」とでも思っているのか、金准教授は滔々と大声で繰り返し強調していた。あの態度の場面は編集してでも流すべきではないだろう。もし、流すことがテレ朝の狙いだったならば、「矢張り朝日だな」というしかないと思って見ていた。

金准教授は断言は避けたが、今や世界は「2G」の時代だと言いたかったようだったし、韓女史も「中国とアメリカの間に挟まれて彷徨うのが日本と韓国だ」とでも言いたいようだった。また、山本一太大臣もロシアのクリミア併合問題で我が国が如何なる姿勢を採るかを問われて「難しい問題」などと困ったような表情を瞬間的にでも見せていたのには、些か落胆させられた。私はあの即答を避けた裏に何かがあったのだろうと希望的に考えることにしたのだが。