新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

ベビーシッターに思う

2014-03-18 08:39:38 | コラム
20歳台の男性がシッター:

ベビー("baby")に縁がなくなって半世紀近くなるし、こういうサーヴィスが必要だった頃にはそういうことを依頼出来る先があるとは知らなかった。しかし、1988年になってアメリカの家庭にベビーシッターを依頼した若い女性が訪れてくるのを見て、初めて「なるほど」と知った次第だった。確か大学生のアルバイトと言うことだった。

今回報じられている横浜市内でネットで知り合った男性に依頼したら、埼玉県内で2歳の男の子が死亡していたという件には、大きな驚きを感じた。しかも、報道ではこの仕事をする資格には国家試験もなく免許も何も不要とも知った次第だ。そういうサイともあって、そこを通じて知り合った若者に依頼したという心理は理解も想像も出来ない。だが、所謂「シングルマザー」にとっては何が必要だとは解るが。

そこで検索してみれば、なるほどそういう類いのものがあった。この「何でもサイトで」との感覚辺りには「ディジタル・ディバイド」を長年続けて来た高齢者は理解不能である。因みに、SM氏によれば、アメリカには出張ないしは旅行中に一戸建ての家の留守番をする「ハウス・シッター?」のアルバイトもあると聞いている。当方は「何でもサイトで」と「何でもアルバイトの学生他がやってくれる」時代の到来に、時の流れの大きな変化を見出したのだが。いや、価値観の変化かな。

ところで、カタカナ語である。"babysitter"とは何故か余り尊重されないというか大切にされない傾向があるアメリカ語であって、UKでは"childminder または child-minder"と言うのだと、今回初めて辞書を見て学んだ。しかもOxfordには"a person, usually woman (以下略)"とまで出ている。

この「シッター」という表記は感心しない。もしも発音通りに綴れば"babyshitter"となるだろう。"shit"が困った単語だとは何度も繰り返し述べてきた。恥ずかしい使い方だ。ここでは意味の説明は省くが、その後にカタカナ語に多い"er"をつければ、如何なる意味にとれるかを考えて欲しいものだ。それをテレビでは何の躊躇いもなく連呼するのだから凄い。

私はせめて「ベービースイッター」くらいにして頂ければと願っている。他にも「ツイッター」があるではないか。その「ツ」を「ス」に変えるだけの作業だから。