脳死状態と報じられていた:
聞くだけでも誠に痛ましいことだった。安西マリアという歌手がいたことは何となく知っていたが、心筋梗塞で脳死状態になられたとYahooのニュースで見た。しかも、家族は延命治療をしなくても、と言っておられるようだ。とても他人事とは思えず、同情の念を禁じ得ないし、何と言ってお見舞いしたら良いかも解らないほど辛い。私は正直なところ、心筋梗塞では絶命するか救って頂けるかの何れかで、脳死状態があるとは想像もしていなかったのだった。
実は、2006年1月に最初の心筋梗塞に襲われた時には、その途端に激痛で失神した。だが、意識を取り戻した後はあの最初の激痛は感じなくなっていたし、胸も苦しくも何ともなくなっていたので、このまま休んでいればそれで終わるだろうとすら一瞬考えてしまった。だが、愚息にも電話で相談して自分で救急車をお願いしたので、一命を取り留めたのだった。
そして、救命されて入院した後で若き主治医に「救急車で運んで貰っている間でも50%は助からず、救急病院に到着した後でもその患者の50%は助からないほど恐ろしい病気だと教えられた。即ち、生存率が25%であるのだ。しかも、どれほど早く救命処置を受けるかが問題で、それも精々2時間ほどの極めて短時間内でなければならないのだと知らされた。
それは動脈が梗塞したために脳には血液が行かなくなって痛覚を失い、血液が来ない心臓の組織が壊死するためだとも説明された。即ち、この説明を受けた私は、脳死状態に陥る性質のものではないのだろうと考えていた。
その状態になってしまった安西さんの家族の悲しみと苦しみは察するに余りある。お慰めする言葉すら知らない。しかも、これまでの経験では「心筋梗塞に何時どのような形で襲われるかの予知はほぼ不可能である」とすら聞かされている。私の場合は本当に幸運にも、二度も国立国際医療研究センターで救って頂けたが、これは救急救命センターに時間切れの前に送って頂けたからだと思っている。
安西さんの場合は救急まで送られていても、脳死状態にまで至ったということらしい。恐ろしいことで誠に痛ましいことだ。このような事例があったと知っただけでも、心の底から辛いニュースだと思っている。私のように二度も救われた例もあるのだから、何とか救って上げることは出来ないものかと、遠くから願っているのだ。
聞くだけでも誠に痛ましいことだった。安西マリアという歌手がいたことは何となく知っていたが、心筋梗塞で脳死状態になられたとYahooのニュースで見た。しかも、家族は延命治療をしなくても、と言っておられるようだ。とても他人事とは思えず、同情の念を禁じ得ないし、何と言ってお見舞いしたら良いかも解らないほど辛い。私は正直なところ、心筋梗塞では絶命するか救って頂けるかの何れかで、脳死状態があるとは想像もしていなかったのだった。
実は、2006年1月に最初の心筋梗塞に襲われた時には、その途端に激痛で失神した。だが、意識を取り戻した後はあの最初の激痛は感じなくなっていたし、胸も苦しくも何ともなくなっていたので、このまま休んでいればそれで終わるだろうとすら一瞬考えてしまった。だが、愚息にも電話で相談して自分で救急車をお願いしたので、一命を取り留めたのだった。
そして、救命されて入院した後で若き主治医に「救急車で運んで貰っている間でも50%は助からず、救急病院に到着した後でもその患者の50%は助からないほど恐ろしい病気だと教えられた。即ち、生存率が25%であるのだ。しかも、どれほど早く救命処置を受けるかが問題で、それも精々2時間ほどの極めて短時間内でなければならないのだと知らされた。
それは動脈が梗塞したために脳には血液が行かなくなって痛覚を失い、血液が来ない心臓の組織が壊死するためだとも説明された。即ち、この説明を受けた私は、脳死状態に陥る性質のものではないのだろうと考えていた。
その状態になってしまった安西さんの家族の悲しみと苦しみは察するに余りある。お慰めする言葉すら知らない。しかも、これまでの経験では「心筋梗塞に何時どのような形で襲われるかの予知はほぼ不可能である」とすら聞かされている。私の場合は本当に幸運にも、二度も国立国際医療研究センターで救って頂けたが、これは救急救命センターに時間切れの前に送って頂けたからだと思っている。
安西さんの場合は救急まで送られていても、脳死状態にまで至ったということらしい。恐ろしいことで誠に痛ましいことだ。このような事例があったと知っただけでも、心の底から辛いニュースだと思っている。私のように二度も救われた例もあるのだから、何とか救って上げることは出来ないものかと、遠くから願っているのだ。