新監督はミスをした方が負けると言っていたではないか:
昨9日の夜はFIFAの評価が上位のベネゼラとは、5日の対ウルグアイ戦とは見違えるように早い寄せ、球離れ、前にいる者の動き、パスの合わせ方等で見違えるような良いサッカーをしていた。何処のティームがかと言えば、我が代表だった。その限りでは良い試合をしてくれたと褒めて上げねばなるまい。だが、サッカーというゲームの意地が悪いところで、ミスをするだろうと危惧されていた存在が、チャンとあってはならない失敗をして引き分けに終わってしまった。
だが、私は「その2点を除けば良い試合だった」などとは言わないのだ。そういう欠陥を抱えているティームであり、そこがFIFAの評価が低い水準に止まっている最大の原因であると見ているからだ。昨夜の動きと当たりの速さと武藤の持ち込んでの低いシュートや、芝崎が右側にいたにも拘わらず左からの岡崎のクロスを無理をして右足で蹴って得点したことは良かったのだ。だが、そういう良い点もあればミスもある段階に止まっているのが実態だ。
何時もうるさい松木の解説だったか中山だったかが指摘したように、あのPKになった無用のタックルになるまではシュートのコースはほぼ消してあった追い方であり、中には1人戻ってきていた。水本は久し振りの代表だったそうだが、そういう問題点が意地悪く「ここぞ」という場面でミスとなって出るものなのだ。松木は「相手が老巧で引っかけられるのを待っていて倒れた」と評したが、その辺りに南米勢の老獪さがある。
川島の中距離シュートの取り損ないは論外だ。個人攻撃であるが、私は以前から言ってきたことで川島はそれほど良いGKではなく前にいるディフェンスの者どもとの連携が不十分で立っている位置が悪く何時も危機一髪で取るという、素人目には素晴らしい捕球ないしはセービングをする名GKだと思わせる特技があるだけ。しかも、あの怖い顔で相手をにらみつけて萎縮させる技すら活用出来ている。新監督さんも年齢から来る伸びしろの無さを勘案して、西川をお使いになっては如何かな。
しかし、総合的に見れば良く動き監督と解説者期待の新星である武藤と芝崎が得点したことはトンネルの向こうに微かながら大きな灯りが見え始めたと言えるだろう。最後に無理な願いを一つ。最早全世界的に変わってしまった「トラッピング」を反対の脚でやる為に完全に「ストップ」になってしまい、パスを受けた者の前もへの進行が瞬間的にもせよ止まってしまう基本技の悪さを、何とかアギーレさんに治して頂きたいのだ。
あれでは、それでなくとも動きが遅い我が国の選手たちは相手の早い寄せの餌食になるだけだから。困難なことだろうが、何処かで誰かが気付いてくれないかなと思って長年見ているのだが。そんなことよりも、親善試合でも勝たなければ何にもならない気がするのだが。良い経験などと言うのはお為ごかしだ。
昨9日の夜はFIFAの評価が上位のベネゼラとは、5日の対ウルグアイ戦とは見違えるように早い寄せ、球離れ、前にいる者の動き、パスの合わせ方等で見違えるような良いサッカーをしていた。何処のティームがかと言えば、我が代表だった。その限りでは良い試合をしてくれたと褒めて上げねばなるまい。だが、サッカーというゲームの意地が悪いところで、ミスをするだろうと危惧されていた存在が、チャンとあってはならない失敗をして引き分けに終わってしまった。
だが、私は「その2点を除けば良い試合だった」などとは言わないのだ。そういう欠陥を抱えているティームであり、そこがFIFAの評価が低い水準に止まっている最大の原因であると見ているからだ。昨夜の動きと当たりの速さと武藤の持ち込んでの低いシュートや、芝崎が右側にいたにも拘わらず左からの岡崎のクロスを無理をして右足で蹴って得点したことは良かったのだ。だが、そういう良い点もあればミスもある段階に止まっているのが実態だ。
何時もうるさい松木の解説だったか中山だったかが指摘したように、あのPKになった無用のタックルになるまではシュートのコースはほぼ消してあった追い方であり、中には1人戻ってきていた。水本は久し振りの代表だったそうだが、そういう問題点が意地悪く「ここぞ」という場面でミスとなって出るものなのだ。松木は「相手が老巧で引っかけられるのを待っていて倒れた」と評したが、その辺りに南米勢の老獪さがある。
川島の中距離シュートの取り損ないは論外だ。個人攻撃であるが、私は以前から言ってきたことで川島はそれほど良いGKではなく前にいるディフェンスの者どもとの連携が不十分で立っている位置が悪く何時も危機一髪で取るという、素人目には素晴らしい捕球ないしはセービングをする名GKだと思わせる特技があるだけ。しかも、あの怖い顔で相手をにらみつけて萎縮させる技すら活用出来ている。新監督さんも年齢から来る伸びしろの無さを勘案して、西川をお使いになっては如何かな。
しかし、総合的に見れば良く動き監督と解説者期待の新星である武藤と芝崎が得点したことはトンネルの向こうに微かながら大きな灯りが見え始めたと言えるだろう。最後に無理な願いを一つ。最早全世界的に変わってしまった「トラッピング」を反対の脚でやる為に完全に「ストップ」になってしまい、パスを受けた者の前もへの進行が瞬間的にもせよ止まってしまう基本技の悪さを、何とかアギーレさんに治して頂きたいのだ。
あれでは、それでなくとも動きが遅い我が国の選手たちは相手の早い寄せの餌食になるだけだから。困難なことだろうが、何処かで誰かが気付いてくれないかなと思って長年見ているのだが。そんなことよりも、親善試合でも勝たなければ何にもならない気がするのだが。良い経験などと言うのはお為ごかしだ。