揚げ足取りと言われるだろうが、矢張り言っておいた方が良いかと思うので:
私は以前にも「一聴すれば流暢な native speaker 並と思える錦織君の英語」を批判したことがあった。今回はジョコビッチに勝った後の言わば勝利者インタビューが、有り難いことにAWACSによって配信されて聞けたし、テレビでも再三再四流された。
本8日の昼頃にはTBSで、スポーツ評論家の玉木某も「あのように試合後の感想を自分の言葉で英語で語れるのは素晴らしい」と賞賛していた。かぎ括弧内については私といえども異議は唱えない。
私は彼の声が元々英語向きであると思っていたし、あのインタビューの音声はほとんど現地人並の発声であり、結構なことだと評価する。また、発言の内容は言いたいことがあの試合後の興奮状態にあってもキチンと表現出来ていたのは立派だったと思う。我が同胞であれほど滑らかに言いたいことを淀みなく言える方は少ないので、彼は我が国の学校教育の影響を受けてていなくて良かったと思う。
何だ、それでは褒めているではないかと思わないで戴きたい。ここから問題だと思うことを挙げていく。それは、"you know" を過剰に挟みすぎることだ。これは「"you know" を沢山話しの中に入れることは、貴方が『有能』であることを示すことにはならない」と、これまでに何度も指摘したことで決して褒められないのだ。止めた方が良い。
次は彼がコーチのマイケル・チャンについての質問があった時に "him and Dandy ~" (と聞こえたが、思うにチャン氏以外のコーチを指していたのだろう)という言い方をした。これは一部のアメリカ人がよく使うもので、正しくは "he and ~" であろう。理屈を言えば"him"は目的格であり、動詞と前置詞の目的語に使われるものだ。
察するに、彼は13歳という中学校での英語教育を終えずに出掛けていったので、さぞやアメリカで苦労に苦労を重ねて実際に使える英語を身に付けたのだろう。あの語り方を聞けば解るが、彼の地では所謂「日常会話」以上の能力を身に付けてごく普通に生活しているのだろう。だが、遺憾ながら "him" のような表現を何の違和感もなくそのまま覚えてしまったのではないか。
そういうような例には以前から使っている「沢尻エリカの "Oh, shit!" 」がある。これは立派な? "swearword" で良識ある者が公衆の面前で使ってはならない言葉である。彼女は「語学の勉強」と称してアメリカに行ったはずだが、良くあることで最も安直であり、最も使い勝手があるかと錯覚するこの種の言葉から入って行ってしまうものなのだという悪い例となった。
そうすると、錦織君の周囲にもそういう人たちが多いということなのかな。彼には取りあえず「 "you know" は言わないようにしなさい」と忠告して終わる。
私は以前にも「一聴すれば流暢な native speaker 並と思える錦織君の英語」を批判したことがあった。今回はジョコビッチに勝った後の言わば勝利者インタビューが、有り難いことにAWACSによって配信されて聞けたし、テレビでも再三再四流された。
本8日の昼頃にはTBSで、スポーツ評論家の玉木某も「あのように試合後の感想を自分の言葉で英語で語れるのは素晴らしい」と賞賛していた。かぎ括弧内については私といえども異議は唱えない。
私は彼の声が元々英語向きであると思っていたし、あのインタビューの音声はほとんど現地人並の発声であり、結構なことだと評価する。また、発言の内容は言いたいことがあの試合後の興奮状態にあってもキチンと表現出来ていたのは立派だったと思う。我が同胞であれほど滑らかに言いたいことを淀みなく言える方は少ないので、彼は我が国の学校教育の影響を受けてていなくて良かったと思う。
何だ、それでは褒めているではないかと思わないで戴きたい。ここから問題だと思うことを挙げていく。それは、"you know" を過剰に挟みすぎることだ。これは「"you know" を沢山話しの中に入れることは、貴方が『有能』であることを示すことにはならない」と、これまでに何度も指摘したことで決して褒められないのだ。止めた方が良い。
次は彼がコーチのマイケル・チャンについての質問があった時に "him and Dandy ~" (と聞こえたが、思うにチャン氏以外のコーチを指していたのだろう)という言い方をした。これは一部のアメリカ人がよく使うもので、正しくは "he and ~" であろう。理屈を言えば"him"は目的格であり、動詞と前置詞の目的語に使われるものだ。
察するに、彼は13歳という中学校での英語教育を終えずに出掛けていったので、さぞやアメリカで苦労に苦労を重ねて実際に使える英語を身に付けたのだろう。あの語り方を聞けば解るが、彼の地では所謂「日常会話」以上の能力を身に付けてごく普通に生活しているのだろう。だが、遺憾ながら "him" のような表現を何の違和感もなくそのまま覚えてしまったのではないか。
そういうような例には以前から使っている「沢尻エリカの "Oh, shit!" 」がある。これは立派な? "swearword" で良識ある者が公衆の面前で使ってはならない言葉である。彼女は「語学の勉強」と称してアメリカに行ったはずだが、良くあることで最も安直であり、最も使い勝手があるかと錯覚するこの種の言葉から入って行ってしまうものなのだという悪い例となった。
そうすると、錦織君の周囲にもそういう人たちが多いということなのかな。彼には取りあえず「 "you know" は言わないようにしなさい」と忠告して終わる。