スポーツの場に政治を持ち込まないこと:
私はアジア大会に対する我が国のマスコミの報道姿勢に疑問を感じている。
韓国の仁川で開催されているアジア大会は、熱心に中継しているTBSとNHKのBSで、見たい種目と暇つぶしの両方で観戦している。しかし、何となくTBSのアナウンサーが叫ぶ「アジアのオリンピック」と言うよりも、玉石混交の者たちが集いであり、そこで世界的な選手が国を代表する以上懸命に勝利を目指しているような違和感が拭いきれない。即ち、「ここで優勝しないと沽券に関わる」ような者もいれば「ここで勝って世界に認めさせよう」と努力している者がいると見えるからだ。
私が気になっているのはそういうことではなく、純粋に競技に集中しようという他に、曲がった意味ので国威発揚であるとか、勝つことで何処か特定の国を批判する場に持っていこうという者を、特定の2ヶ国が派遣していることだ。一方、我が国では「スポーツは飽くまでも清く正しく美しい精神の発露の場であり、試合中でもその後でもある表彰式の場でも”fair play”の精神を以て臨むものだ」と教えられた者を選んで派遣しているのだ。
ところが、その2ヶ国ではそもそも我が国のような精神を持つことを教えていないどころか、悪い国をスポーツの場でも批判しようと何をしようと勝手であるというような考え方で選手を育ててきたとしか思えない振る舞いを平気でさせているのだ。換言すれば、政治の場とスポーツの場の間には何の仕切りもなく、思うがままに振る舞って良いという認識しかないのだとしか見えない。
であればこそ、「日本の国歌が耳障りだ」であるとか、サッカーの試合の会場に安重根の肖像画を持ち込んだりするのだろう。しかも、オリンピック会場で「独島は我が国のもの」というプラカードを掲げて走った者が処分されていなければ、安重根も構わないとの認識になるのだろう。私は彼等には「スポーツの場に政治を持ち込んでいる」という意識も、そうしてはならないという認識もなく「悪い国を叩いて何が悪い」という「ねじ曲がった愛国心しか持ち合わせがない次元にいるのだ」と考えている。
このような認識を持たせた以上、一朝一夕には彼らは変わらないだろうし、反日教育だって辞めることはないだろう。私はそういう複数の国を相手にして「首脳会談が未だに出来ていないのが如何にも我が国に非があるからの如くに、そして我が国から首脳会談を切望しているかの如くに報じる」マスコミの姿勢に偏りを感じている。あの姿勢は罪なき国民を誤った方向に導きかねないと真剣に危惧しているのだ。
あの国歌云々発言やや安重根の一件をサラッとしか扱わず真っ向から批判しない報道姿勢が、私の危惧を裏付けているように思う。もしも立場が逆だったならば、あの2ヶ国とそのマスコミがどのように扱うだろうかを考えてみれば、容易に解ることではないか。
私はアジア大会に対する我が国のマスコミの報道姿勢に疑問を感じている。
韓国の仁川で開催されているアジア大会は、熱心に中継しているTBSとNHKのBSで、見たい種目と暇つぶしの両方で観戦している。しかし、何となくTBSのアナウンサーが叫ぶ「アジアのオリンピック」と言うよりも、玉石混交の者たちが集いであり、そこで世界的な選手が国を代表する以上懸命に勝利を目指しているような違和感が拭いきれない。即ち、「ここで優勝しないと沽券に関わる」ような者もいれば「ここで勝って世界に認めさせよう」と努力している者がいると見えるからだ。
私が気になっているのはそういうことではなく、純粋に競技に集中しようという他に、曲がった意味ので国威発揚であるとか、勝つことで何処か特定の国を批判する場に持っていこうという者を、特定の2ヶ国が派遣していることだ。一方、我が国では「スポーツは飽くまでも清く正しく美しい精神の発露の場であり、試合中でもその後でもある表彰式の場でも”fair play”の精神を以て臨むものだ」と教えられた者を選んで派遣しているのだ。
ところが、その2ヶ国ではそもそも我が国のような精神を持つことを教えていないどころか、悪い国をスポーツの場でも批判しようと何をしようと勝手であるというような考え方で選手を育ててきたとしか思えない振る舞いを平気でさせているのだ。換言すれば、政治の場とスポーツの場の間には何の仕切りもなく、思うがままに振る舞って良いという認識しかないのだとしか見えない。
であればこそ、「日本の国歌が耳障りだ」であるとか、サッカーの試合の会場に安重根の肖像画を持ち込んだりするのだろう。しかも、オリンピック会場で「独島は我が国のもの」というプラカードを掲げて走った者が処分されていなければ、安重根も構わないとの認識になるのだろう。私は彼等には「スポーツの場に政治を持ち込んでいる」という意識も、そうしてはならないという認識もなく「悪い国を叩いて何が悪い」という「ねじ曲がった愛国心しか持ち合わせがない次元にいるのだ」と考えている。
このような認識を持たせた以上、一朝一夕には彼らは変わらないだろうし、反日教育だって辞めることはないだろう。私はそういう複数の国を相手にして「首脳会談が未だに出来ていないのが如何にも我が国に非があるからの如くに、そして我が国から首脳会談を切望しているかの如くに報じる」マスコミの姿勢に偏りを感じている。あの姿勢は罪なき国民を誤った方向に導きかねないと真剣に危惧しているのだ。
あの国歌云々発言やや安重根の一件をサラッとしか扱わず真っ向から批判しない報道姿勢が、私の危惧を裏付けているように思う。もしも立場が逆だったならば、あの2ヶ国とそのマスコミがどのように扱うだろうかを考えてみれば、容易に解ることではないか。