新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Koreatownの年末

2014-12-29 08:25:25 | コラム
若き女性は寒さを厭わずKoreatownに:

昨28日に家内とともに寒空の下、大久保通りに買い物に出てみた。そこには意外と言うべきか矢張りと言うべきか俄に決めかねるが、衰退気味のKoreatownには想定以上に多くの女性が来ていたのだった。私は「彼女らがあれほど意図的に日韓関係の悪化を働きかけてくる韓国の製品に未だに執着するとは、愛国心が欠如しているのでは」などと一瞬憤慨しかかった。

だが、嘗て私は一家言ある愛国心に溢れたアメリカの船社の営業担当者が、日米間の貿易摩擦華やかなりし頃に日本車に乗っているのを見て「貴君は貿易赤字問題を無視するのか」と皮肉な尋ね方をした事を思いだした。彼の答えは「自分の車を買うときにそこまで考えるものか。自分の好みに合った車を買ったら、それが偶々日本製だったというだけの事だ」だった。

もし彼女らに同様な質問をぶつけた場合に同じような答えが返ってくるだろうかと、ふと考え込んでしまった。もしかすると「同じ銘柄というか品質の化粧品を買い続ける必要があるから」等と言われるかも知れない。それとも「日韓の政治関係の問題など知らない」とも言われそうな気もする。帰り道に春頃開店した冷凍物主体の魚屋にも寄ってみた。ここは新大久保駅と我がアパートを結ぶ路地からさらに曲がっていく場所にある小店だ。

以前からここには余り地元と思わせる人が入っていなかったが、昨日はかなりな混雑だったが、その客の半数以上はアジア系の外国人だったのは意外だった。彼等は口コミででもこのような店の存在を知ったのだろうか。我々はここで正月用の買い物を予期せざる経済的な価格で済ませてしまった。家内はアメ横にも築地にも行かずに済んだと評価。