新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

我が国には二進法的思考体系はない

2015-09-01 14:21:33 | コラム
オリンピックのエンブレム見直しに見る我が国の思考体系:

先程、というか昼過ぎにテレビ画面にこの一件の速報が流れた。私はこの件については全く触れてこなかったが、国立競技場建設問題で不手際は非難した。その理由は簡単で「私にはグラフィックデザインについて何か言える材料の持ち合わせがない」からという簡単(濫用されているカタカナ語「シンプル」はこういう場合に当てはまるだろう)なことだった。

今回のエンブレムの案件にせよ、国立競技場建設問題にせよ、「白紙に戻しゼロベースから」と「見直し」との決定に至るまでに空費した時間が長過ぎた。これは「黒か白か」、「ィエスカノーか」、「やるのかやらないのか」と全てを二進法に思考体系でいともあっさりと決めてしまうアメリカやヨーロッパ人たちとの単純明瞭な思考体系の違いが現れただけかと思う。だが、この違いは大きい。

実は、私は国立競技場が問題化した時に直ちに考えたことは「やり直し」だった。また佐野某が巻き起こしたエンブレのデザインの剽窃疑惑を聞いた時にも「止める方が良い」と即刻考えていた。これは長年慣れ親しんだアメリカ式思考体系の影響が素直に現れただけのことで、その残渣が未だに残っているのだと、我ながら感心(?)していた。我が国の組織委員会は何とか(落としどころを見出して)穏便に解決をと苦労されていたことは良く解って経過を眺めていた。

ここで念のために申し上げておきたいことは「私は二進法的思考体系を礼賛していないし、最善なものだとも思っていないし、見習って欲しいとも考えたことはない。重要なことは「彼等は我が国とは全く正反対な思考体系に基づいて動いている人種だ」と知ることだ。それだけではない「文化が違う」との認識を持つべきだということだ。私はこの度の見直しは時間をかけてよりよき結論を導き出したと思っている。


9月1日 その3 増加する我が国での就職希望留学生

2015-09-01 13:52:13 | コラム
留学生の在留資格変更申請が増加:

紙業タイムス社”FUTURE”9月14日号に興味深い統計が載っていたの紹介しよう。この統計は今年7月に法務省入国管理局が発表した2014年までのものから引用されていた。

2014年度で留学生から我が国で就職する為に在留資格を変更した者が12,958人に達していた。これは5年前の2009年との対比で24.8%、前年の11,647人との対比で11.3%の伸びだった。14年度の申請者の中に中国人が占める比率が第1位で64.4%の8,347人に達していた。第2位が韓国人の1,234人で9.5%、第3位はベトナム人の611人の4.7%、第4位が台湾で、514人の4.0%、第5位はネパールの278人で2.1%だった。

ここまでで中国人が如何に多かったかが明らかで、6位以下はタイの171人、7位がアメリカで164人、8位はマレーシアの161人、9位はミヤンマーの129人、第10位はインドネシアの124人だった。因みに、その他が1,225人で全体の9.5%を占めていた。なお、中国は4年間ずっと60%台を維持して第1位を続けていた。この上位10ヶ国の傾向をどう考えるかかについては、皆様のご判断に待ちたい。

私が興味を感じたこの統計が示すように、一時はあれほどの繁栄(?)を見せたKoreatownまで形成した韓国人には就職希望者が少なかったことだった。それに引き換え、先頃採り上げたように、新宿区の33万人の今日の人口の4%を占める1万3千人が中国人で、しかも全国では長年就職希望者が首位の座を譲ってこなかったという事実だ。「この傾向が伸び悩みの中国経済と何らかの関連があるのか、他の意図はないのか」などとつい考え込んでしまう。

現在の韓国が仕掛ける日韓関係では、韓国人が日本離れをしていると聞いても意外ではないが、中国人で我が国で職を得ようとする者が外国人中最大だったとは考えてもいなかった。私は我が国に所謂華僑かその萌芽となる者が増えていくことを歓迎する気にはなれないが、読者諸賢は如何お考えか。

日本大好き様へ

2015-09-01 07:00:18 | コラム
日本大好き様

有り難いご配慮に心から御礼申し上げます。

しかしながら、勝手では御座いますが、施術料までをご負担頂くことは辞退させて頂きたく存じます。そして、出来ることならばブログ以外の何らかの方法で、官足会の渋谷区の所在地と電話番号をお教え願って、私から貴方様のご紹介ということで、必要ならば予約をして伺うことを考えてります。

幸いに今週と来週の11日までは大病院の予約がなく比較的に動きやすいので、もしも天候が許せば渋谷区までは出て行きやすいかと思惟しております。何卒宜しくご了承のほどお願い申し上げます。

真一文字拝

錦織圭が初戦敗退

2015-09-01 05:46:51 | コラム
TBSの騒ぎ過ぎで不吉な予感があった:

テニスのことは良く解らないが、錦織圭は私の予感を遙かに超える域まで達していたのは結構なことだと思っていた。但し、昨日のTBSのヒルオビのような持ち上げ過ぎ、即ち全米オープンデイ間にも優勝するかの如き持ち上げ方には一寸不吉なものを感じる閃きがあった。だが、余り関心がない世界のことなので、このブログでも触れずに放置した。

しかし、今朝(9月1日だ)早朝4時の日テレのニュースこの1回戦での敗退を報じたので「予告しておけば良かった」と一寸残念、と言う前に「矢張りか」と思ってしまった。この世は不思議なもので、錦織の実際の試合とどれだけ関係があるかと思わせるようなところでの騒ぎがこのような思わぬ結果となって現れることがあるものだ。

私が昨日感じたことは「初戦で負けようと決勝戦で負けようと同じ一敗。その同じことは何時起きるのかが解らないものが勝負」という閃きで、これには何の理屈も理論もなく、ただ感じて閃いただけだった。