新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月4日 その3 だからネットは怖いのだ

2015-09-04 10:42:25 | コラム
今度はカードの不正使用だとか:

<カード決済会社から、当社サービスをご利用いただいたお客様のクレジットカードの一部が不正に利用された疑いがあるとの連絡を受け、当社サイト上でのクレジットカードによる決済を停止いたしました。>

との文言を含むEmailが、とある有料のサイトを運営する(のだろう)某社から当方のアドレス宛に一昨日入って来た。つい先頃は”I was hacked ~.”との釈明があったEmailがワシントン州の工場の懐かしき秘書から入って来た経験をしたばかりだ。ネットには矢張り一寸した恐ろしさを感じた。と言うのも、この会社の社名も知らず、これまでに有料のサイトにクレディットカード番号を打ち込んでダウンロードした記憶がないからだ。

そこで、PCのお師匠さんである佐藤氏にアドバイス(古き良き日本語では「助言」か「忠告」などと言ったものだった)をお願いした。同氏によれば発信元の某社は歴とした会社で危険なメールではないので、カード会社に相談されるが良いだろうとのことだった。

私は最も使用の頻度が高いカード会社(ここでは2枚所有している)に電話をしてカードしよう状況を調査して貰った。結果は不正使用はなく、最近の請求書にある分も当方の記録と合致していて問題がないと判明した。更に担当の女性から万一に備えて10日ほどを要する手持ちのカードを一端使用停止して番号の変更を提案され、その通りにすることにした。最早カードを使う頻度は著しく低下したので問題はないと判断したからだ。

そして、昨日は体調の不備をおしてメールの中に掲示されていた某社の電話番号に敢えて問い合わせてみた。先ず言われたことは「貴方のEmail addressは登録されている。即ち、ダウンロードした経験がおありだ」だった。当方老いては記憶も怪しくなっていたのかも知れないが、全く記憶はないのだからどうにも話は噛み合わず、先方で調査の上連絡して貰うこととなった。

結論的にはその会社の社内の連絡に不備があるようで手間取ったが、その会社側が当方が手続き上Email addressを確認用を含めて二度打ち込んでおられるのだから云々との主張を押しのけて、当方のアドレスを同社のリストから削除して貰うことで決着した。彼らは何処かの誰かが私のアドレスとカード番号を盗んだ確率は極めて低いと譲らなかったが、これ以上後期高齢者は目に見えぬ恐怖には耐えられないと言い張って削除で落着した。

一言この場で言わせて貰えれば、当方はアマゾンでも何でもこの手の販売会社からは着払いでしか買ったことしかないし、他のネット通販でもコンビニで払えるか、郵便局のATMを利用出来なければ買わないようにしている。それくらいだから、カード番号を使うダウンロード何でやったことはないと思うのだ。いや、やった記憶はない。だからネットには無形の恐怖があるのだ。

9月4日 その2 中国の軍事パレードが示すこと

2015-09-04 08:55:55 | コラム
打倒!!媚中リベラル派:

昨日のあの中国のパレードを見ても、あの12万人のデモを敢行した野党や坂本龍一などは、中国とアメリカが衝突して我が国に火の粉が飛んできても「集団的自衛権の行使などはとんでもないことで、憲法第九条に縋っていればお守り頂ける」と言うでしょうね。マスコミはほとんどそういう中国の軍備が象徴する危機感を示す論調がないような気がします。

アメリカは既にあの副報道官が表明したような考え方をしている以上、イザとなったら「お前ら勝手に自分で守っていろ。安保条約に何と書いてある」と言い出すのではと怖れます。それは兎も角、国内の安保法制案反対論とそれを錦の御旗にする連中を押さえ込み、予定通りに法案を成立させて欲しいものです。習近平が軍を30万人減らすと言ったくらいで安心している場合ではないでしょう。残りは200万人いるのですから。

サッカーW杯最終予選

2015-09-04 08:40:02 | コラム
あの相手に3点しか取れなかった実力!が悲しい:

実は私は昨3日夜の対カンボジア(FIFAランク180位とかで、我が方は52位らしい)のサッカーは何の期待もなくテレビ観戦した。そして、試合は全く期待と予測の通りの展開となった。だからあの引いて守ってるカンボジアから前半28分まで点が取れなかったことに何の感想もないし、腹も立たなかった。言ってみれば、遙か格下相手にあの無様な勝ち方では情けない限りだったが。

試合を見ながら何故あのような不甲斐ないサッカーをするのかを懸命に考えていた。それは勿論下手で弱いからなのだが、それに加えてここ数年間代表に入って目覚ましく伸びた者がいないことと、今後の成長が期待できない者も多過ぎるからだが、それを言ってしまったら身も蓋もない。そこで私が見出したマスコミが「ハリルジャパン」なる奇怪な渾名をつけた集団を分析してみよう。

先ず気が付いたことは、あの遙か格下を相手にしても相も変わらずに後方にパスを回しバックスの間で無用なパス交換を行う点とその理由だ。それはただ単にそういうサッカーをする習性があるだけではなく、海外組のように世界的な名手も数多くいる集団にあって「自分がここでキープしても相手が強すぎて前進は無理だろうから、当面は近所にいる味方の名人上手に後事を託すべくパスをして逃げよう」と思い込むようになり、それが習い性となったのだと思っている。

だからこそ、昨夜のような格下相手でもつい安全を期してバックパスとなるのではないかということ。兎に角何度も指摘してきたことだが、彼らは自分で切り開こうという闘争心と目立って見せようとの意識が欠乏しているのではなく、安全を第一に考えているのではないか本気で疑っている。そこに「俺が点を取ってやろう」とか「目立って見せよう」との意欲がないのだから仕方がない。これは技術以前の問題ではないのか。

次は結局上記と同じことを言うのだが、我が国のサッカーを多く段階でテレビ観戦して気付くことだが、安易な後方へのパスが多過ぎること。アナウンサーは知ったような顔で「一端下げて組み立て直す」などと擁護するし、協会の意を帯したかの如き解説者は、先ずその情けなさを批判しないのだ。私は一人くらい野球の広岡達朗のようなバラリズンと切ってみせる者が出てきても良くはないかと歯痒い思いで聞いている。私は何時も「自分でやれ」と怒鳴ってみている。

昨夜はNHKのBSの方で見たが、そこに出ていた木村和司はあの不甲斐ないサッカーが気に入らなかったようで、解説者にしては珍しく不満をボソボソとぶちまけていたのは良かった。その中でも最も多かったのが、「相手ゴールに迫った時にクロスなり何なりのパスを待ち受ける者たちが上がり過ぎている点」だった。同感である。上がり過ぎた分だけ引いて守っている相手のバックスとの間に隙間がないと言うか更に詰めていく余裕が残されていないのである。だからあっさりと蹴り返されてしまうのだ。やっていれば解りそうな問題ではないのかな。

この点はWMフォーメーション時代に育った方にはお解り頂けると希望的に考えているが、「逆サイドからのクロスパス(昔はセンタリングと言ったが)を待ち受ける時は、自分の前にいる者との間にある程度以上の隙間(スペースというカタカナ語もあるが)を残して置け」と湘南中学・蹴球部では教えられたのだった。その古き良き時代の原則を思う時、あの代表の連中は相手のバックスと並んで待っていることすらあるほど、上がり過ぎで競り合いに負けていたことが多過ぎた。

私は昨夜の不甲斐ないサッカーを観ていて、矢張り「逆サイドからのクロスパスをシュートするか扱うかの場合の足が逆であること」を指摘したくなった。それは前半だったかと記憶するが、香川がゴール前でフリーなって左側から来たパスを右足のサイドで蹴って決定的なチャンスを外したことに顕著に表れていた。彼ほどの技術があれば左足で扱えただろうし、その余裕もあったが情けなくも外した。論外である。もしかすると育てた者の責任かも知れない。

この反対の足での球扱いは何も我が国だけの現象ではなく、欧州や南米の名手と言われる連中でも皆やっている。これは「足し算と引き算がまともに出来ない段階にいる者が微分や積分に手を出すべきではない」というのと同じ理屈で、本来蹴るべき足でチャンと蹴れるようになってから練習すべき応用問題だ。即ち、基礎の段階で教えられていて欲しいと思う事だ。これはトラッピングの足が逆だという当方の主張にも当てはまる。私は敢えて欠点に入れておく。

私は以前から指摘し続けて来たが、基本技に欠陥があり、精神的に弱い者の集団である代表が弱かったとしても、それは外国から招聘された監督の全面的な責任ではないと言える面があるのだ。少年サッカーの頃から教え込まれたサッカーを代表の次元まで来てから基礎からやり直しでは何ともならないではないか。それだけではない、精神論は持ち出さないが「精神が弱いから闘争心がない」と見える勇気の無さが気になるのだ。

最後はマスコミ批判で締めよう。何故彼らは「ハリルジャパン」なる奇妙なことを言うのかと気に入らない。彼らの常套手段は外国人の「ファーストネーム・ファースト」が未だに理解出来ずに国立競技場のデザインで有名になった「ザハ・ハディド」氏を何時まで経っても「ザハ氏」と呼んで恥じなかったにも拘わらず、Vahid Halilhodzic(ヴァヒド・ハリルホジッチ)の場合には何と名字の前半を採ったのである。恰も「インフルエンザ」を「インフル」と称したように。

何でバヒドジャパンではなかったのだろう。私は他人の名字を勝手に短縮するのは失礼だと思っている。あの勝手な名称はハリルホジッチ氏の了解を得ていたのだろうか。