新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月6日 その2 kazk様

2017-01-06 13:17:17 | コラム
kazk様

昨日、Xリーグでオフェンスコーチと助監督を務めた愚息と話し合ったのですが、仰せの通りでジャパンXボウルの勝者と甲子園ボウルの勝者が戦って日本一を決める方式の変更を考える時だろうと言っておりました。

私は富士通が外国人を4人も使って関学に勝とうとしたのは大人げないと批判を展開してみたところ、「自分も監督だったらあの4人を使って勝ちに行っただろう」と反論されました。評論家として私の見方とこの辺りが違っていたようです。彼も最初から関学に勝ち目はないと思っていたそうですが、これは当たり前の見方でしょう。

真一文字

未だ頭の回転は不十分だが

2017-01-06 09:43:12 | コラム
トランプ次期大統領が示す不安材料:

今日までフルーのことばかりで、ちっとも振るわないではないかと言われる前に、少し正常な話題も採り上げてみたくなった。少し無理をしてやってみよう。それはトランプ次期大統領である。これまでに”President elect”となった人がこれほど事前に活動をし、更に具体的な政策めいたことを具体的に公表したという記憶がない。もしかすると、それほど関心がなくて注意していなかっただけかも知れない。

しかし、ここ数日間のメキシコに工場を設けること等をフォード等に回避せよと命じたのと同じことを、Twitter(これなどは酷いカタカナ表記の中でも最も酷い部類で、何とか原語に近づければ「トウイター」だろうが)で発表しておられたが、返す刀でトヨタにも警告を発せられた由だ。彼の場合に怖いのは「全てをご承知で言っておられるのか、またはそういうことに無頓着で言いたいことを自由に発信されたのか」が解らないことにあるように思える。

先ずはお解りであるかないの点だが、お解りになっていて頂きたい最初の問題は「アメリカの低質の労働力とその中に今や少数とは言えないと危惧する”minorities”が数多く含まれていること」ではないか。1994年7月に(未だアメリカの人口が2億6,000万人だった頃)USTRの代表だったカーラ・ヒルズ大使は「アメリカの労働力が抱える基本的な問題に①識字率の向上と②初等教育の充実がある」と指摘され、同時期にFRBのポール・ヴォルカー議長は「③numeracy(=一桁の足し算・引き算が出来る能力)の向上が必要」と認められた。あれから23年経って人口は6,000万人も増え、minoritiesがその大半を占めるのではないかと危惧されている。

そういう状態のアメリカで上記の①~③の問題点がどれほど改善されたのだろうか。私はこれまでにこれらのアメリカが抱える基本的な問題点を繰り返し指摘してきた。2000年代に入ってから、私はある紙パ関連の現場を歩く機会を得たが、その管理職の1人は「未だにこんなことをやっているのだ」と、ある具体的な不良品の見本を見せてくれて自虐的な笑いで話しを締めくくった。ここなどは一般的に見ても水準が高い会社だったので、驚くと言うよりも矢張りそう言うことかと感じたのだった。

トランプ次期大統領はこのようなアメリカの労働力の質を何処まで把握された上で、アメリカ国内に生産拠点を移せと主張されたのだろうか。アメリカの自動車が世界市場で敗退(どうも世界で、だけではないようだが!)された主たる原因に品質、それも労働力に欠陥があったとご承知なのだろうかと疑う。もしも本気で国内の雇用を増やそうとされるのならば、上記の①~③がどれほど改善されたかをお調べになるべきだろう。もっと偉そうなこと言うのをお許し願えば、90年代にWeyerhaeuserが日本市場で何故成功したかの歴史をひもといてみられたら如何だろうか。

疑問点のその2はTPPからの脱退を声高に言われた以上、アメリカがこれまでに締結してきたNAFTAの現状をご存知なのかという辺りだ。大統領の権限はそれを超えるものだとでも言われるのかなと、不思議に思ってしまう。メキシコで生産される自動車に高率の税金を課すと言われ、既に2社が工場新設を諦めたが、そこには何か別の何かの配慮があるのかなと考え込まされる。

以上要するに、トランプ次期大統領は当然ご承知であるべき事柄を全く度外視したかのような発言をされるのは「知っていても敢えて言うのか」または「知らずに、兎に角打ち上げておこうと言うのか」が遠く離れた我が国にいては全く解らないのだ。私は正直なところ、22年以上もの間に特にその労働力の質の改善と向上には本当に苦労し努力してきた。だが、国内の一般市場では「アメリカの労働力の質が世界的には低い部類に入る」との冷厳な事実は認識されていないと思っている。何分にもその労働力で作り出す製品が「世界最高」と信じられているのだから。

未だ闘flu中の弁

2017-01-06 08:40:02 | コラム
またもや救急外来に:

昨5日は前夜からのかなり辛い頭痛と肩こりというか首筋のこりに耐えかねて、何とか12時過ぎに徒歩5分足らずの東京山手メデイカルセンターに行きました。未だに判断力が回復しておらず、ここ時刻では外来の受け付けが終了していたとは気付かなかった間抜け振り。事務員が様子を見かねたか救急外来に連絡して回してくれました。元日の朝と同様に意外なほどと言うか、通告されたほどは待たされずに、診察して貰えました。そこで、万一肺炎でも併発していないかと、血液検査とX線写真撮影と言う精密検査となりました。

診断は血液検査のデータには一部に問題がある箇所ももあったものの、何とか無事であったと告げられ抗生物質と鎮痛剤の処方箋を貰って2時過ぎに解放されました。発症以来既に5日を経て当初5日分処方されたTamifulもなくなってきたのですが、十分に効果を発揮知れていない状態。兎に角、今までに経験してきた風邪の中では最悪で最強。帰宅してからは薬を飲む為におじやを少し食べてから休養。何とも辛い病気で体力と思考力と気力を同時に失ったままで、家内などは未だに咳き込んでおります。

感謝すべきは、当方の弱り切った表情を見て救急外来に回してくれた新患担当のデスクの事務員さんの親切だったと思うのです。またそこで幸運だったのは、救急外来で診察して下さったのが年末の29日に家内を見て下さったのと同じ医師で「また会いましたね」と言われてしまったのです。

本6日朝には7時頃に遅い朝食を摂り初めて気が付けば全身汗びっしょりで、未だ未だ風邪の症状は抜けきっていないと悟らされました。慌ててタオルを持ってきて拭き取ってから新しい下着に着替えた次第。これでは新年第一週はこのインフルエンザザと付き合って過ごさねばならないかと、やや憂鬱でした。