新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月25日 その2 テレビ局批判も

2017-01-25 14:31:49 | コラム
稀勢の里の昇進と松方弘樹の訃報がそんなに一大事か:

25日で3日連続で国際医療研究センター病院に通い続けた。特に今日は固いことを言えば、紹介状付きの新患として泌尿器科で昨年末の新宿区の健康診断で19.5に跳ね上がったPSAの数値の為に、あらためて検査と診断をして頂く為に通院したのだった。だが、良くあることで10時の予約で呼ばれたのは10時40分過ぎ。それから採血だの採尿だのとあって更に残尿量の検査。その後に再度診察室に呼ばれて2月3日に再検査と通告された時は11時半を回っていた。会計を終えて最早これまでとばかりに院内で昼食を摂って帰宅すれば13時過ぎ。英語で言えば“I’ve got really tired of waiting business.”なんてね。

今週に入ってからはテレビでは速報性があると思い込まされているニュースを見れば、稀勢の里とやらが初めて優勝して何十年ぶり?だかで「日本出身」(変な言葉遣いだ。「モンゴル人以外でも」とでも言えば良いじゃないか)の横綱になれるのだから喜べという押しつけばかりで相撲に全く関心がない当方はウンザリ。そこに、松方弘樹が亡くなったからと言って共に悲しめとまたここではお涙頂戴。それは芸能関係を重視するテレビ局には重大な問題だろうが、我が国がアメリカに対して不公正な自動車輸出をするから報復すると言い募っているアメリカの新大統領様の存在と暴言の方がよっぽど重大な国家的案件だろうよ。

そうかと思えば政策音痴としか形容しようがない村田民進党代表が国会の質問で無味乾燥で空疎な質問をしているところを嬉しそうに流したりする始末だ。あれではトランプ大統領様が“fake news”だと罵ったアメリカの偏向テレビ局並以下ではないのか。何でも権力に逆らってみせるのか受けるかと思い込んで、自民党と安倍総理を悪し様に言えば良いと思っているかのような心根が情けない。

事の序でに批判しておきたいことがある。それはNHKがニュースの中で「スポーツ」と言って報じ始める時に必ず先頭に持ってくるのが相撲であること。私は桟敷で観た経験もあって断じるのだが、相撲はスポーツの範疇よりも歴史と伝統のある我が国の優雅な「興行」であるとしか考えていない。嘗て我が湘南中学の2期上のK氏はNHKのスポーツ担当時代に言われたが「相撲を古いの閉鎖的だの何のと部外者が批判するのは誤りである。あれは長い歴史と伝統を誇る一つの文化圏を形成しているので、それを近代化しろの何のと言うのは見当違い。あのままで続けさせておくべき別世界」と喝破された。その通りだろうと思う。

そう批判すれば、野球のNPBだってサッカのJリーグだって興行だろうと言うだろう。だが、外来のスポーツには相撲にはなかった近代的な練習法もあれば一般社会から孤立(独立?)した別世界を相撲ほど明確に形成してはいないではないか。練習方法にしても、近頃になって相撲が言わば近代化の一端としてウエイトトレーニング式な手法も採り入れただけだ。私は繰り返してNHKにも民放にも「興行ニュース」または「相撲ニュース」として分離して貰える日が来るのを待っていると言いたい。

既に「もうトランプ大統領を批判するのには飽きた」とは言ったが、あの新大統領の「国益を重視した政策を採れば、その内容が何であれ自分の支持層を満足させるだろうし、職(Jobは職か仕事であって「雇用」ではない)を増加することが出来てアメリカは万々歳という姿勢には何を言っても無駄だと諦めたくなってきた。言っておくが「アメリカでは必要があってこそ責任者がjobを創り出し、それに必要な数の人材を採用するのであって、人を先ず雇用してから仕事を与えるのではない」のだ。

業務の進捗状況によっては責任者はjobを減らせる人事権も採用権も持っているのだ。また、そのjobに何名を必要とするかもその彼乃至は彼女が決定することであり、大統領が増やせと言ったからと言って簡単に人を採用する仕組みにはなっていないのがアメリカのビジネス。かく申す私だって必要があって即戦力として中途採用されたのであって、jobに新人を採用して教えてから使おうとなどと言う悠長で優しい慣行がないのがアメリカだ。今の時代に自動車工場を新設しても、恐らくAIで済ませてしまいそうな職種が幾らでも出て来るのではないのか。大統領様はそこまでご存じなのだろうか。


1月24日は多忙だった

2017-01-25 05:31:11 | コラム
病院週間に考えたこと:

24日は朝9時前に国立国際医療研究センター病院に入り、先ずは皮膚科で07年1月に手術した皮膚ガンのフォローアップ検診。肝心要の循環器科検診は予約時刻は10:30だったのに呼ばれたのは11時半過ぎ。問題なしとの診断で「やれやれ」。それから会計を済ませて我が家の近所の調剤薬局に処方箋を置いて帰宅し、一休みしてから受け取りに出向き、帰路に歯科医に寄って帰宅すれば04:00。25日は昨年末の新宿区の検査で前立腺がんのマーカーの数値が悪化し、朝10時の予約でまた国際医療研究センター病院に。27日は大久保通りのクリニックにプラセンタエキスの注射に行くので、今週は当に病院週間の如き。

24日はそういう具合で、方々で考える待ち時間が豊富にあったので愚考したが、飽くまでも想像上の話しで「もしもトヨタ他の我が国の自動車メーカーがメキシコの安価な労働力の質を著しく高め、性能が一段と優れた車を現地生産して、35%とトランプ様が言われるborder taxをものともしないような価格でアメリカに持ち込んだらどうするだろうか」と思い付いた。関税でデトロイト産よりも低価格にはならないまでも、少しくらいの値差で品質というか燃費等が優れていれば、日本ブランドに対する安心感も手伝って、そちらの方が売れることにでもなったら大統領はどうされるだろうか。考えてみただけでも楽しめたのだが。

トランプ様が言われたアメリカ車が日本国内で売れないように我が国が策略を巡らしているなどと言うのは「ものを知らないのも甚だしい」と言うことで、自動車輸送の専用船でアメリカに輸出している台数など知れたもので、現地生産させたのはアメリカ連邦政府ではなかったのか。何十年前のことだったかご存じないのか。一部のアメリカ人は困った人を大統領に選んだものだと思わずにはいられなかった。私はここまで来れば、矢張り「トランプ氏は”He is ignorant.”説」に戻りたい。“Ignorance is right.”(「無知は力なり」)では困るのは日本だけではない。選んだアメリカでも困る時が来るのではないかな。