新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

滅多にない出来事

2020-01-17 18:07:48 | コラム
予約時刻よりも前に呼ばれた:

本17日は国立国際医療研究センター病院(NCGM)の泌尿器科で、前立腺の検査と診察の日だった。主治医よりは予め予約時刻の2時間近く前に採血と採尿を終えていくよう指示されていたので、朝食を抜いて忠実に寒さをものととせずに、ではなかった「ものとして」2時間前に検査室に入った。無事に採血と採尿を終えてから地下のフードコートのような広いところで持参した朝食代わりのいなり寿司を食べてから、待ち時間に備えて院内のセブンイレブンでNEWSWEEK誌の日本語版・1月21日号を購入して待合室に向かった。


読み出した記事の中では、ジョージタウン大学たのサム・ポットキオ教授の「米イラン衝突、次の展開を読む」(原題は“NOT AFRAID TO WAG THE DOG”だと思うが)を面白いと思って読みふけっていた。なお、この原題の「ワグ・ザ・ドッグ」(Wag the dog)は映画の題名で「本末転倒」を意味するようだ。ポットキオ教授の論旨は鋭く、言うなれば反トランプと言うよりも「トランプ批判派」かなと解釈して読んでいた。

その主張を我が国のマスコミ風に「切り取り」で纏めてみれば「トランプ大統領は衝動的であって無知で無能であり、再選の可能性は大きく見積もって五分五分である。彼はイランの革命防衛隊(Quds Force)の司令官ガーセム・スレイマニ(Qasem Soleimani)が誰であったかも知らずにイラクで殺害した。これは主権侵害だった。しかもソレイマニ殺害でも思ったほど支持率は上がらなかった」というようになってしまう。アメリカには反トランプ大統領のメディアは幾らでもいるのだから、特段驚くには当たらないかと思ったが、それにしても「良くここまで言うな」と感心していた。

ところが、この実質的に3ページにも満たないこの記事を何とか読み切れたかなと思った途端に、予約時刻前にも関わらず掲示板に私の番号が現れて呼ばれたのだった。これは本日2度目の驚きだった。それはNCGMには2006年2月以来外来でお世話になっているが、過去に予約時刻の前に呼ばれたことは五指にも満たないだろう。恐らく今回で4度目くらいだったかも知れない。兎に角、有り難いことで早く来ていたことの効果が現れたのだと思った。診断の結果は先ず先ずでPSAの数値は高いが誤差の範囲内の変動で、「経過観察」となって次回の予約も4月11日となった。

それでも、会計を終えてバスで新大久保駅前に戻って調剤薬局に寄って帰宅すれば、矢張り13時を回っていた。ここまでで本日の通院は終わりではなく、遅い昼食を摂ってから午後2時半に掛かりつけのSクリニックで血液検査表を持参して結果を報告したと同時に、何時もの注射を受けて体力の回復と腱鞘炎の痛さを軽減して頂いた。自画自賛をお許し願えば、この年齢であちこちが痛いの痒いのと言っている高齢者としては「善くぞこれだけ動いたと褒めてやりたい」思いだったのである。

折角、早く1日の予定が終わったので、是非とも報告しようと纏めてみた次第だ。