NEWSWEEK日本語版に感謝:
いや、「国立国際医療研究センター病院での待ち時間に感謝」とすべきかも知れない。17日に2時間かと予測していた待ち時間に備えて、地下にあるセブンイレブンでNEWSWEEKの日本語版1月21日号を購入したお陰で、我が国の自虐的なネタばかりを報じてくれるマスコミには書けない記事に接することが出来たのだった。その記事は西村カリンというAFPの記者が書いたもので、英語では“So many unanswered questions”となっていた“「ゴーン劇場」に悩み続けた13ヶ月”だった。
内容も興味深かったが、私が注目した点を西村さんの記事から切り取りをすれば、下記のようになる。
“日本での刑事裁判での有罪率が99%を超える。これはひどい数字だ。「起訴されたら有罪になる」と考えるからだが、彼等(注:フランス人のこと)は自国の有罪率が94%前後なのを知らない。”
と言っているのだ。この点はカルロス・ゴーン氏がレバノンに逃亡してから言いだした、我が国の司法に対する故なき悪口雑言の中にあった有罪率99%論に自虐的マスコミが飛びついて過剰に報じていたことに対する批判というか、皮肉だと私は受け止めた。この誤認識はPrime Newsで高井弁護士が「起訴されていない方が多く、起訴する為にはガチガチに証拠固めがされているからそういう数字になっているだけだ」と、ゴーン氏の発言を真っ向から否定しておられた。この点は産経新聞ですら記事にしていなかった。
私は実は今までにゴーン被告とか容疑者という類いの接尾語をつけてずに、カルロス・ゴーン氏かゴーン氏とだけ書いてきた。それは何も彼を擁護するからではなく、マスコミの風潮に逆らったのでもある。ゴーン氏は明らかに我が国の法を破って逃走した悪漢であるが、現時点では遺憾ながら「推定無罪」かも知れないのであるから「氏」を付けただけだ。正直に言えば「彼の日産を破滅の危機から救った功績を認めるのに吝かではないが、日産自動車をホンダに次ぐ3位に落としたのは驕りがあって引き時を誤ったから」なのである。それにしても、あの逃走は不愉快な出来事だ。
いや、「国立国際医療研究センター病院での待ち時間に感謝」とすべきかも知れない。17日に2時間かと予測していた待ち時間に備えて、地下にあるセブンイレブンでNEWSWEEKの日本語版1月21日号を購入したお陰で、我が国の自虐的なネタばかりを報じてくれるマスコミには書けない記事に接することが出来たのだった。その記事は西村カリンというAFPの記者が書いたもので、英語では“So many unanswered questions”となっていた“「ゴーン劇場」に悩み続けた13ヶ月”だった。
内容も興味深かったが、私が注目した点を西村さんの記事から切り取りをすれば、下記のようになる。
“日本での刑事裁判での有罪率が99%を超える。これはひどい数字だ。「起訴されたら有罪になる」と考えるからだが、彼等(注:フランス人のこと)は自国の有罪率が94%前後なのを知らない。”
と言っているのだ。この点はカルロス・ゴーン氏がレバノンに逃亡してから言いだした、我が国の司法に対する故なき悪口雑言の中にあった有罪率99%論に自虐的マスコミが飛びついて過剰に報じていたことに対する批判というか、皮肉だと私は受け止めた。この誤認識はPrime Newsで高井弁護士が「起訴されていない方が多く、起訴する為にはガチガチに証拠固めがされているからそういう数字になっているだけだ」と、ゴーン氏の発言を真っ向から否定しておられた。この点は産経新聞ですら記事にしていなかった。
私は実は今までにゴーン被告とか容疑者という類いの接尾語をつけてずに、カルロス・ゴーン氏かゴーン氏とだけ書いてきた。それは何も彼を擁護するからではなく、マスコミの風潮に逆らったのでもある。ゴーン氏は明らかに我が国の法を破って逃走した悪漢であるが、現時点では遺憾ながら「推定無罪」かも知れないのであるから「氏」を付けただけだ。正直に言えば「彼の日産を破滅の危機から救った功績を認めるのに吝かではないが、日産自動車をホンダに次ぐ3位に落としたのは驕りがあって引き時を誤ったから」なのである。それにしても、あの逃走は不愉快な出来事だ。