新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

徒然なるままに

2020-09-18 09:15:31 | コラム
今は菅新内閣を批判すべき時ではないと思うので:

アメリカだったかでは100日ルールとやらがあったと聞いた気がするので、今回は軽い肩の凝らないと思う話題を探してみた。

置き配:
という言葉というか方式があるようだ。何のことかと言えば「宅配業者が再配達を回避するためにも、受け取り先の玄関乃至はアパートならばドアの前に荷物を置いていく方式」を指しているようだ。我がアパートでも同じ階の若い夫婦のドアの前に大きなアマゾンの段ボール箱が放置してあったので、「何故、チャンと階下まで捨てに行かないのかな」とそのズボラさを非難したい思いで眺めていた。ところが愚息たちに訊けば「それは置き配というのだ」だったのだ。「なるほど。時代にキャッチアップするのも大変だな」と思って聞いた。

ところが、二男から「昼間は不在なのでうっかり置き配をされても不都合なので、アマゾンにそちらを届け先にしたから預かっておいて欲しい」と依頼された。時代遅れの親としては運送会社の係員は「ドアの前に置きます」と知らせてくるものだとばかり考えていた。ところが、家内が外出しようとドアを開けるや、危うく大きな箱に行く手を遮られそうになったと騒いでいた。「置き配」とは文字通り「置いていくだけ」だったのだ。また一つ新時代の勉強?が出来た。

スポーツ庁長官と五輪担当大臣:
鈴木大地長官が任期満了となるので、室伏広治氏が後継に指名されたと報じられた。菅新内閣では橋本聖子オリンピックパラリンピック担当大臣が再任された。ここに私が少し不思議というか余り納得していない人事がある。確かお三方ともオリンピックでメダルとやらを獲られた超一流の選手だったと記憶する。だが、何故か全員が個人種目の入賞者なのである。いや、テイーム全体を統率する団体競技の主将乃至は指導者を経験された方々ではないのだ。鈴木と室伏両氏はその後に勉学に励まれて博士号を取得されたと聞いている。偉いものだと思う。

だが、私の年来の主張は「元名選手で協会やJOC等の仕事に専念された方よりも、川淵三郎氏のように大手企業で部長職を経験されたような組織の長を経験され、全体を統率する経験をされた方こそが大きな組織の長として相応しいのでないか」なのだ。組織の長でなければ「団体競技の日本代表テイームの監督を経験された人物」が公職には適しているのではないだろうかと考えている。忌憚のないところを、後難を恐れずに言えば「個人種目の名選手が組織の指導者に向いているのか?」である。不肖私でさえ、大学では都内最低の弱小サッカー部の主将を経験したから言うのだ。

それかあらぬか、あるメデイアはスポーツ庁長官は寧ろお飾りだと書いていた。室伏氏と橋本氏には来年に延期されたオリンピックとパラリンピックで「お飾り」とは言わせない活躍をして見せて貰いたいものだ。もしかすると、任命権者は個人種目と団体競技の区別をお解りではないのかも知れないのかな。