新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

予想が当たってしまったが

2023-09-07 09:48:35 | コラム
処理水の放出で「苦難の時が来るのでは」と予想したが:

どうやら全漁連だけではなく、岸田内閣にとっても困難な時になってしまったようだ。岸田総理はジャカルタのASEANの会場で中国の李強首相と立ち話をされて「ALPS(=Advanced Liquid Processing System)により処理された水には問題がないこと」を説明されたと報じられているが、私はこれでは言い訳に止まってしまうのではと危惧している。李強氏に反論の余地を与えたようだった。

と言うのは「中国はもとより、他の諸国が排出している処理水は我が国よりもクリーンではない点を強調されていなかった」のだから。中国とても、彼らがトリチウムを取り除けていないことを承知しているからこそ、我が国を責め立てて自国の非を問われないようにしているのではないか。岸田総理はASEANの会議の場で「怖めず臆せず」に「他の諸国こそが汚染されたままの水を大量に排出している事実」を明確に述べて頂きたいと思っている。

だが、国内には「きっこのメルマガ」には既に岸田内閣の批判を流しているものもある。それは「しかし、「世界中が日本の海洋放出を理解しているのに、中国だけが『処理水』を『汚染水』と言い続けて風評被害を広げている」というシナリオで突き進みたい岸田首相にとって、この担当大臣による「汚染水発言」は、痛すぎるアクシデントとなってしまいました。
でも、これは岸田首相が悪いのです。日本が海洋放出をすれば、中国が猛反発することなど子どもにだって分かること。本来なら何カ月も前に外相を訪中させ、次に経産相、環境相、農水相などを訪中させ、十分に下地を作った上で仕上げに岸田首相が訪中し、トップ会談で根回ししておく。そうすれば、少なくともここまでコジレることはなかったと思います。」だった。

私はASEANを中国等の反日派の我が国への不当な非難を押さえ込む絶好の場として、我が国の正当性と清潔さを遍く世界の各国に理解させ、認識させて無事に排出を続け、風評など立つ余地がないようにして貰えると希望的に観測している。「正義は必ず勝つ」事を立証して頂きたいのだ。