新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月11日 その2 偏見と誹られるだろうが言っておこう

2023-09-11 16:08:30 | コラム
ラグビーのW杯について思うこと:

現在フランスで開催されているこのW杯について、偏見と誹られるだろう事を覚悟で、言いたい事(年来の持論)を述べていこうと思う。

ずっと以前から述べてきた事で、私はこのW杯とは「世界各国にあるラグビークラブのWorld Cup戦だと認識している。これは、丁度サッカーには世界各国にある強豪クラブがW杯を争うのと同じではないのかと看做している」のである。それはWR(World Rugby、その前身は国際ラグビーフットボール評議会)が、各国のクラブに外国人選手の加入を認める規格を作った事に疑義を呈しているのだ。

現に、昨日チリとの初戦にトライ(コンバージョンキック成功)6本で、2本(うち1本はコンバージョンキック失敗)のチリを大差で退けた日本代表のクラブの先発メンバーの7人は、帰化した選手も含めてカタカナ語の氏名だった。私の感覚では「WRが規定した事だから、私が云々しても無意味だが、これは純粋の日本代表とは思えないので、モヤモヤが残る」のである。

私はこれまでに「一度で良いから、日本人だけの代表ティームを結成して、どれ程強いか、強くなったかを試すべく、純粋の海外の代表との試合を組んで欲しいもの」と言ってきた、そんな事が実現する訳はないと百も承知で。

即ち、世界各国に存在するラグビークラブの選手権である以上、マスコミが興奮しているように「日本代表の実力が向上した。次のイングランドとの試合が楽しみだ」などと浮かれている気にはなれないのだ。一昨日だったか、ドイツ代表を実力の差が明らかになるほど、監督が解任されるほど破ったサッカーの代表には異人はいなかった。ドイツにはアフリカ系の選手も見受けられたが、ヨーロッパの諸国には大量の移民が押しかけているのだから、止むを得ぬ現象だろうと認めるに吝かではない。

私は何も「ラグビーの代表クラブを日本人選手だけの構成にせよ」などと分からず屋と非難されそうな事を言うつもりなどない。昨日だって「格下の相手でも勝ったのは良かった」と褒めて上げたい。実は、ここから先には例によって例の如き「マスコミ批判」に入って行こうというのが今回の真意である。

彼らはラグビーを「男のスポーツ」だの「ノーサイドの精神」などと褒め称えるだけで、クラブティームの様相を呈していることや、自国の代表に選ばれなかったので我が国にやってきて、我が国の言語・風俗・習慣に慣れ親しむ努力をして代表に選ばれている選手たちが多いことには触れないのだ。そして、わが国を代表しているクラブティームが進歩し、強力になった実績を褒め称えるのだ。

私は「“no side”は古語の部類に入る」と承知しているが、Wikipediaにも「ノーサイド(英語: no side)は、ラグビーフットボール(特にラグビーユニオン)において、試合終了のことを指す古風な英語表現である。日本では現在でも使用されているが、現在の英語圏ではno sideという表現は使われなくなり、代わりにfull timeが用いられている[1][2]。日本では「ノーサイドの精神」として「試合が終われば敵も味方もなく、お互いの健闘を称え合い、感謝し、ラグビーを楽しんだ仲間として友情を深める」というラグビーの精神に重ねる言葉として説明される」とある。

序でで、もう一つ古語と化した野球用語を上げておこう。それは、マスコミ御用達の「左利き」を表す「サウスポー」だ。これは戦後間もなく「アメリカではこの言葉が使われている。南部出身の投手に左投げが多かったから」と紹介された。現在でも左利きの代名詞の如くだ。だが、本部で野球を語り合った時に“south paw”と言ったら「君は今時珍しい古い言葉を知っているな」と揶揄され且つ語彙の広さを尊敬されてしまった。この辺りがマスコミの困ったことだと断言する。

私だって、世界最強の誉れが高いニュージーランド代表に、オーストラリア人だったか太平洋州の国の選手が混じっていたとかいう話は聞いている。だから、わが国の代表ティームにも外国人が入っていても良いという理屈にはならない気がしてならないのだ。我が国の選手たちにも世界水準を抜く者もいると承知している。そういう凄い選手を数多く養成して欲しいのだ。ラグビーにもサッカーにも大谷翔平級の者が出てきてもおかしくないのではないのか。


未だジャニーズ事務所の問題を語れば

2023-09-11 07:04:09 | コラム
私は意見されてしまった:

私のブログを読んだ方から,下記のような指摘を受けた。要するに「あの記者会見の場で4名が述べたことが真実か、本心からの発言なのだと信ずべきか」との疑問だった。

第一は「ジャニーズ事務所が社名を変更しないのは怪しからんが、その点を責めない方が良いだろう」だった。それは、「彼らはその真偽は別として、全被害者への『法を超えた補償』を記者会見の場で公言した。被害者が今後どれ程増えるのかも解らないのだから、その補償の総額も特定できていないだろうし、巨額になるだろう。その資金を確保するためには、社名変更に要するだろう費用を節約する計画かも知れないのではないか」だった。

即ち、「彼らに被害者への補償の他に社名変更等々の他にも発生するだろう、諸々の資金需要に対しての準備があるのかを質していないのではないか」との点が疑問ではないかということ。

次は「何故被害者はジャニーズ事務所を辞めた人たちだけなのか」だった。即ち、「あの記者会見では東山も井ノ原も自らは被害者ではないと公言した。事務所に残っている者たちの中には本当に被害者も加害者もいないのかとの疑問には正確に答えていない」との指摘である。

今朝もテレ朝の「グッド!モーニング」では性懲りも無く、ジャニーズの連中のことを取り上げていた。彼らは未だあの事務所に気兼ねをしているのかと疑った。何処の局だったかは、若い女性が「私はジャニーズ命だから云々」と言ったのを取り上げていた。超後期高齢者としての率直な感想は「こんな日本にしたのは誰だ。ジャニーズだけではなくて、彼らが把握していたはずの実態を明らかにしてこなかったマスコミだ」なのである。