冷静なる評論家は語る:
昨15日はPrime Newsの裏番組となってしまったプロ野球の中継も細切れで見ていた。非常に残念なことに正直に言えば、Jリーグのサッカーが余りにもスリルに乏しいというか、何かあれば後方に展開するばかりで誠にもどかしいというか間怠っこいので、ほとんど観る気がしないのだ。とは言うが、セントラルリーグは誰か解説者が評していたように「読売のリーグ制覇が明らかすぎるので、現在の試合はほぼ完全に消化試合だ」というのが当たっていると思う。要するに「読売は勝って当たり前」なのだ。ここではCSとやらをやらないので、2位以下は諦めているのかとすら思わせられている。
そこで、「何とかならないのか」と同情しながら観ていたのが、パシフィックリーグのロッテ対樂天だった。ロッテは何故そうなったかは不明のようだが、数名の一本目級がウイルスに感染して戦力が大幅に低下してしまった。その為に、折角ソフトバンクと首位争いをしていたものが、徐々に引き離されて昨夜まででは3ゲーム差まで広がっていた。昨夜などは今季は余り目立った働きをしていない嘗ての西武のエース・岸に捻られて、僅かにヒット2本で完封負けだった。結果としてソフトバンクに4ゲーム差まで引き離れてしまった。
このような状況を不運と見るか実力と見るかは難しいところだが、私にズバリと言わせて貰えば「あれほどウイルス対策を叫ばれている時期であり、首位争いをしている最中に感染者が出てしまったことは不運でも何でもなく、そこまでのテイームだった」ということだ。即ち、実力がそこまでにしか至っていなかったのだ。何故そう冷酷なことを言うかと言えば、競り合っているソフトバンクは故障者はいても、ここまで恙無くやって来ているのだ。これ即ち、実力の差だと言いたいのだ。ロッテは低下した戦力で良くやっているではないかというのは、極言すれば「お伽噺」の類いだ。
その競争相手のソフトバンクだが、私に言わせて貰えば珍しい才能の持ち主がいてテイームに貢献している。それはこの球団の特徴である育成から上がってきた周東佑京である。彼は昨年辺りから「脚が速い」ということで売り出して走るだけが能の一軍の選手になったのだ。通常はこの手の野球選手はそれだけに終わって、嘗て読売が何かと言えば代走に出した鈴木のようについぞレギュラーのポジションなど獲得出来ずに終わるのだ。私は野球の選手は投・打・守に優れた才能があり、気が付けば脚も速かったというのがあるべき姿であると思っている。
従って、周東は脚が速いだけの代走屋で終わるのではないかと思っていた。ところが、今シーズンでは打率も0.258と2塁手としてならば先ず先ずだし、守備範囲も脚を活かしてかなり広くなって上手くなっており、単なる「走り屋」ではない域にまで上達してきた。滅多に褒めない私が「この球団だけは金満であるにも拘わらず育成選手からエースの千賀や捕手の甲斐等々を育て上げた手腕は賞賛に値する」と評価してきた。そこに周東も加わったのだ。残された興味はCSに行った場合に、ロッテが何処まで食い下がるかだ。
セントラルリーグに行こう。私がソフトバンクを評価するのを原監督が見ていたのか、今シーズンは育成というか二軍上がりが結構試合に出るようになってきた。それらは松原であり、北村であり、増田等だと思う。漸くこの球団も金に飽かしてFAの選手や外国人を買い入れてくるのが経営の王道ではないと分かったようだ。何れにせよ、あれだけ選手層が厚くなれば、他球団の及ぶところではないのは明らかだ。それに加えて、永年「遺憾ながら良い投手だ」と高く評価してきた菅野智之の出来が良いのだから堪らない。これならば日本シリーズでソフトバンクに4連敗はないだろう。
非優勝争いでは、漸くリーグ戦開始前に里崎智也が優勝してもおかしくないと評価していた中日が、ウイルス禍に苛まれている阪神を1.5ゲーム引き離した2位に上がってきた。この球団は大野雄大のような防御率に優れた投手はいるが如何せん駒が不足だし、打つ方ではアルモンテ(ドミニカ)やビシエド(キューバ)の外国人が里崎の期待を裏切る出来で、若いキャプテンの高橋周平だけが目立ったいる状況。結局は張本勲が常に言う「優勝しなければ2位もビリも同じ」と言う教訓を与田監督が噛みしめるべきシーズンとなるだろう。
昨15日はPrime Newsの裏番組となってしまったプロ野球の中継も細切れで見ていた。非常に残念なことに正直に言えば、Jリーグのサッカーが余りにもスリルに乏しいというか、何かあれば後方に展開するばかりで誠にもどかしいというか間怠っこいので、ほとんど観る気がしないのだ。とは言うが、セントラルリーグは誰か解説者が評していたように「読売のリーグ制覇が明らかすぎるので、現在の試合はほぼ完全に消化試合だ」というのが当たっていると思う。要するに「読売は勝って当たり前」なのだ。ここではCSとやらをやらないので、2位以下は諦めているのかとすら思わせられている。
そこで、「何とかならないのか」と同情しながら観ていたのが、パシフィックリーグのロッテ対樂天だった。ロッテは何故そうなったかは不明のようだが、数名の一本目級がウイルスに感染して戦力が大幅に低下してしまった。その為に、折角ソフトバンクと首位争いをしていたものが、徐々に引き離されて昨夜まででは3ゲーム差まで広がっていた。昨夜などは今季は余り目立った働きをしていない嘗ての西武のエース・岸に捻られて、僅かにヒット2本で完封負けだった。結果としてソフトバンクに4ゲーム差まで引き離れてしまった。
このような状況を不運と見るか実力と見るかは難しいところだが、私にズバリと言わせて貰えば「あれほどウイルス対策を叫ばれている時期であり、首位争いをしている最中に感染者が出てしまったことは不運でも何でもなく、そこまでのテイームだった」ということだ。即ち、実力がそこまでにしか至っていなかったのだ。何故そう冷酷なことを言うかと言えば、競り合っているソフトバンクは故障者はいても、ここまで恙無くやって来ているのだ。これ即ち、実力の差だと言いたいのだ。ロッテは低下した戦力で良くやっているではないかというのは、極言すれば「お伽噺」の類いだ。
その競争相手のソフトバンクだが、私に言わせて貰えば珍しい才能の持ち主がいてテイームに貢献している。それはこの球団の特徴である育成から上がってきた周東佑京である。彼は昨年辺りから「脚が速い」ということで売り出して走るだけが能の一軍の選手になったのだ。通常はこの手の野球選手はそれだけに終わって、嘗て読売が何かと言えば代走に出した鈴木のようについぞレギュラーのポジションなど獲得出来ずに終わるのだ。私は野球の選手は投・打・守に優れた才能があり、気が付けば脚も速かったというのがあるべき姿であると思っている。
従って、周東は脚が速いだけの代走屋で終わるのではないかと思っていた。ところが、今シーズンでは打率も0.258と2塁手としてならば先ず先ずだし、守備範囲も脚を活かしてかなり広くなって上手くなっており、単なる「走り屋」ではない域にまで上達してきた。滅多に褒めない私が「この球団だけは金満であるにも拘わらず育成選手からエースの千賀や捕手の甲斐等々を育て上げた手腕は賞賛に値する」と評価してきた。そこに周東も加わったのだ。残された興味はCSに行った場合に、ロッテが何処まで食い下がるかだ。
セントラルリーグに行こう。私がソフトバンクを評価するのを原監督が見ていたのか、今シーズンは育成というか二軍上がりが結構試合に出るようになってきた。それらは松原であり、北村であり、増田等だと思う。漸くこの球団も金に飽かしてFAの選手や外国人を買い入れてくるのが経営の王道ではないと分かったようだ。何れにせよ、あれだけ選手層が厚くなれば、他球団の及ぶところではないのは明らかだ。それに加えて、永年「遺憾ながら良い投手だ」と高く評価してきた菅野智之の出来が良いのだから堪らない。これならば日本シリーズでソフトバンクに4連敗はないだろう。
非優勝争いでは、漸くリーグ戦開始前に里崎智也が優勝してもおかしくないと評価していた中日が、ウイルス禍に苛まれている阪神を1.5ゲーム引き離した2位に上がってきた。この球団は大野雄大のような防御率に優れた投手はいるが如何せん駒が不足だし、打つ方ではアルモンテ(ドミニカ)やビシエド(キューバ)の外国人が里崎の期待を裏切る出来で、若いキャプテンの高橋周平だけが目立ったいる状況。結局は張本勲が常に言う「優勝しなければ2位もビリも同じ」と言う教訓を与田監督が噛みしめるべきシーズンとなるだろう。
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