だからカタカナ語は面白い:
*ブレーキ=brake:
解説)ZOZOの創立者、前沢勇作氏がフェラーリ(Ferrari)のレースに参加中に「ブレーキが効かなくなって」事故を起こして搬送されたとのニュースが流れていた。大事に至らなかったのは良かったと思うが、カタカナ語排斥論者はこの英語の“brake”が「ブレーキ」となっているところに以前から関心を持っていた。それは、正式な発音をカタカナ書きすれば「ブレイク」なのだから。
取り上げたいことは「何故かbrakeのkが『キ』に転訛して表記されていること」なのである。この“k”が「ク」ではなく「キ」に転訛している例が他にも多々あるのだ。思いつくままに挙げてみよう。
*ステーキ=steak:
解説)円安の為に国産牛肉の方が安くなってしまったと報じられているsteakの事である。その発音は「ステイク」なのだが、何故か“k”は「キ」になってしまった。「ビーフステーキ」などはご丁寧に「ビフテキ」という略語まで出来ている。
*ステッキ=stick:
解説)これは「ステイック」であり、紳士が持って歩かれる「ステッキ」のことなのだ。勿論、正確には「ステイック」である。一寸だけ面白い現象がある。それは、stickerとなると、素直に「ステイッカー」とはならいないで「ステッカー」とはなっていることか。
*ストライキ=strike:
解説)「ストライキは労働者が業務を停止すること」なのだが、ストライクではなく「ストライキ」と表記されている。だが、野球では「ストライク」と審判が叫んでいる。どちらも外国から入ってきた言葉なのに、“k“の表記が分かれてしまった。何故だろう。
*ミルクセーキ=milk shake:
解説)「ミルクシェイク」のことだと思うが、“k“の音が変わっただけではなく「シェイク」のはずが「セーキ」に転訛している。
*チョッキ:
解説)言うなれば番外編である。これは「チョック」という衣類でもあったのかと思えば、ブリタニカには「オランダ語のヤックjak、あるいは直着(ちょくぎ)が転訛した語とされ,英語ではウエストコート waistcoat,ベスト vest,またフランス語ではジレ giletという。」とあった。元は「直着」だったようだ。
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