NPBの日本シリーズの考察:
正直に言えば、ソフトバンクも読売も好みの球団ではないのだ。いや、有り体に言えば、私には贔屓のテイームなんてないのが実態だ。
先週は「ロッテが何処までソフトバンク・ホークスに対抗できるか」だけの興味で、パシフィックリーグのCSをテレビ観戦していた。あの2試合は故野村克也氏の得意の決め台詞の「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」が見事なほど当て嵌まる勝負だった。言い換えれば、勝負では「弱い方にはその弱点がここぞという場面で現れるし、強い方は運までもが味方する」ものだということ。それは第1戦だったかの甲斐の当たり損ないのゴロが同点にしたし、ロッテの井上のキャッチボールもできないのかと言いたいような落球である。弱い方が失策をして強い方を勝たせるのだ。
私は今回はまさか読売が4連敗するとまでは見ていない。だが、どちらに分があるのかと訊かれれば、ソフトバンク・ホークスだと言うだろう。しかし、現時点では何らの「閃き」が来ていないので、21日だったかの試合開始まで待とうと思う。そこで、両テイームの分析だけしておこう。
先ずは、ソフトバンク・ホークスから。この球団の良い点は何度も採り上げたことで、育成で採って一流と言って良い段階まで育て上げる能力を備えている能力だ。千賀と甲斐は最早完成品の域に入り、伸びしろは期待できない。だが、よくぞ周東佑京のような足が速いだけの者を、あそこまで育てたのだと感心している。それに加えて、予てから「ここぞ」という時には打つ(ヤクルトの山田君とは違って)打者として中村晃を評価してきたが、あの第2戦の連続ホームランは凄いもので、読売は柳田以上に警戒すべき存在だと思う。
投手陣では千賀は矢張りパシフィックリーグよりも一寸落ちるとみているセントラルの打者には手強い存在だと思う。彼以外に東浜、和田、石川と何とか言うキューバ人とクローザーの森がいるのだから、優位に立てると思う。だが、勝負は蓋を開けてみなければ解らないものだ。監督の手腕としては優劣をつけがたい気がするが、選手層が厚いだけソフトバンクの工藤の方が有利かも知れない。厚いと言っても、今宮が欠けているのは痛いかも知れないし、ヤクルトからバレンタインを獲ったのは眼鏡違いだった。ビリのテイームの4番打者はあの程度だということ。
読売巨人軍である。既に指摘したことでセントラルリーグで圧勝はしたが、規定打席に達した者に1人も三割打者がいなくても悠々と優勝できたのは、他の5球団が余程だらしがなかったということではないのか。この点は換言すれば「原監督の手腕だ」と言えるかも知れない、だが、金に飽かして他球団からFAの選手を買ってきたし、選手層もそれなりに厚いのだから、勝って当たり前だっただろう。DeNAのラミレス監督のように、三割打者を数多く育てても4位に沈んだ例もあるのだから、原監督と選手の努力を評価しても良いのかも。
この球団の問題点は「何年経っても何処に出しても恥ずかしくないような二塁手が育っていないことと言うか、育て切れていないこと」に加えて「正捕手が決まっていない」のもおかしい。これはソフトバンクが育成から甲斐を育てたのと悪い意味で好対照だ。コーチ陣に人を得ていないのかと思う。悪口ばかり言ったが、打つ方では坂本勇人、岡本和眞、広島を崩壊させても読売に入りたかった怪しからん丸と人材は揃っている。この3名の調子が上向いていれば(解説者風に言えば「状態が良ければ」だが)千賀や東浜も苦戦するだろう。
読売に気の毒だと思う点は社会人野球に東京ドームを占拠されて、大阪のドームがホームになってしまったこと。自宅から通えるのと、旅先から球場に出向くのとでは、かなり条件が変わってくるのではないか。この場合は遺憾ながら「新型コロナウイルス」を恨むしかないのではないだろうか。オッと、読売の投手陣の評価を忘れていた。菅野君は良いとしても、そこから先は外国人と畠や今村や田口と言うのが些か気になる。ではあっても、現時点では何も読み切れない。
正直に言えば、ソフトバンクも読売も好みの球団ではないのだ。いや、有り体に言えば、私には贔屓のテイームなんてないのが実態だ。
先週は「ロッテが何処までソフトバンク・ホークスに対抗できるか」だけの興味で、パシフィックリーグのCSをテレビ観戦していた。あの2試合は故野村克也氏の得意の決め台詞の「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」が見事なほど当て嵌まる勝負だった。言い換えれば、勝負では「弱い方にはその弱点がここぞという場面で現れるし、強い方は運までもが味方する」ものだということ。それは第1戦だったかの甲斐の当たり損ないのゴロが同点にしたし、ロッテの井上のキャッチボールもできないのかと言いたいような落球である。弱い方が失策をして強い方を勝たせるのだ。
私は今回はまさか読売が4連敗するとまでは見ていない。だが、どちらに分があるのかと訊かれれば、ソフトバンク・ホークスだと言うだろう。しかし、現時点では何らの「閃き」が来ていないので、21日だったかの試合開始まで待とうと思う。そこで、両テイームの分析だけしておこう。
先ずは、ソフトバンク・ホークスから。この球団の良い点は何度も採り上げたことで、育成で採って一流と言って良い段階まで育て上げる能力を備えている能力だ。千賀と甲斐は最早完成品の域に入り、伸びしろは期待できない。だが、よくぞ周東佑京のような足が速いだけの者を、あそこまで育てたのだと感心している。それに加えて、予てから「ここぞ」という時には打つ(ヤクルトの山田君とは違って)打者として中村晃を評価してきたが、あの第2戦の連続ホームランは凄いもので、読売は柳田以上に警戒すべき存在だと思う。
投手陣では千賀は矢張りパシフィックリーグよりも一寸落ちるとみているセントラルの打者には手強い存在だと思う。彼以外に東浜、和田、石川と何とか言うキューバ人とクローザーの森がいるのだから、優位に立てると思う。だが、勝負は蓋を開けてみなければ解らないものだ。監督の手腕としては優劣をつけがたい気がするが、選手層が厚いだけソフトバンクの工藤の方が有利かも知れない。厚いと言っても、今宮が欠けているのは痛いかも知れないし、ヤクルトからバレンタインを獲ったのは眼鏡違いだった。ビリのテイームの4番打者はあの程度だということ。
読売巨人軍である。既に指摘したことでセントラルリーグで圧勝はしたが、規定打席に達した者に1人も三割打者がいなくても悠々と優勝できたのは、他の5球団が余程だらしがなかったということではないのか。この点は換言すれば「原監督の手腕だ」と言えるかも知れない、だが、金に飽かして他球団からFAの選手を買ってきたし、選手層もそれなりに厚いのだから、勝って当たり前だっただろう。DeNAのラミレス監督のように、三割打者を数多く育てても4位に沈んだ例もあるのだから、原監督と選手の努力を評価しても良いのかも。
この球団の問題点は「何年経っても何処に出しても恥ずかしくないような二塁手が育っていないことと言うか、育て切れていないこと」に加えて「正捕手が決まっていない」のもおかしい。これはソフトバンクが育成から甲斐を育てたのと悪い意味で好対照だ。コーチ陣に人を得ていないのかと思う。悪口ばかり言ったが、打つ方では坂本勇人、岡本和眞、広島を崩壊させても読売に入りたかった怪しからん丸と人材は揃っている。この3名の調子が上向いていれば(解説者風に言えば「状態が良ければ」だが)千賀や東浜も苦戦するだろう。
読売に気の毒だと思う点は社会人野球に東京ドームを占拠されて、大阪のドームがホームになってしまったこと。自宅から通えるのと、旅先から球場に出向くのとでは、かなり条件が変わってくるのではないか。この場合は遺憾ながら「新型コロナウイルス」を恨むしかないのではないだろうか。オッと、読売の投手陣の評価を忘れていた。菅野君は良いとしても、そこから先は外国人と畠や今村や田口と言うのが些か気になる。ではあっても、現時点では何も読み切れない。
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