新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

対韓国悲観論者の弁

2019-07-25 08:45:45 | コラム
WTOと対韓国の輸出手続き変更問題:

私は「韓国は何事でも我が国が相手となるか、我が国を勝手に相手として設定してきた場合には、予期した以上の力を正常に発揮することもあれば、関係していようとしていまいと世界の諸国に得意のロビーイングを展開して我が国を貶めてきた歴史があること」を忘れてはならないと思っている。スポーツの面ではサッカー、野球、ヴァレーボール、バスケットボール等々では、世界のランキングで下位にいても我が国の代表を打ち負かしてきたことが遺憾ながら非常に多かった。特にゴルフでは再三指摘したように、毎年世界的な女子のプロの実力者たちがアメリカの市場を捨てて我が国のトーナメントで巨額の賞金をさらっていった。

それとWTOと言うか「輸出手続きの変更問題」と何の関係があるのかと訊かれそうだが、私は彼らの我が国を標的とした場合に発揮してくる裏表の作戦の展開を警戒するから言うのである。特に彼らの「2枚舌戦法」で実際に起きたことと全く異なる、如何にも自分たちに正義も理もあって、我が国が無法なのであるという宣伝の仕方は要注意であると見ている。現に、先頃経産省で開催された説明会でも「協議」であるとの主張を変えず、実際に経産省から説明されたことと自分たちの主張を完全に歪曲して自国内で発表していたではないか。

これと同じ手法でWTOにも臨んでくるのは明らかではないか。現に細川昌彦氏以下が一致して指摘したように世耕経産相の言わずもがなの3番目の項目を挙げて「報復だ」と主張していたではないか。私は彼らの論旨のすり替え問題も危険だと認識しているが、それにも増して危険なのは、虚偽の情報で固めた内容であっても、それをWTOの諸国に向けて遍く広報活動と陰に陽に展開していくだろうロビーイングによる懐柔作戦を恐れている。水産物の件の放射能とは問題が違うとの楽観論もあるようだが、私は諸外国がどう受け止めるかを楽観視しない方が良いと悲観的に考えている。

24日夜のPrime Newsに登場された上智大学法学部の川瀬剛志教授の解説は、初めの部分では悲観論者の私の懸念通りに韓国が提訴にまで持ち込んだ場合には、我が国の敗訴もあるかと思わせられたほど具体的で、我が国のフェアープレーのみの作戦に疑問を呈されたかの如きだった。私は川瀬教授の解説もさることながら、WTOの会合に出席されたのが経産省代表ではなく、外務省の経済局長だったのには大いに不安感を募らせられた。それは経済的な問題と主張するのだし、東京で説明会に臨まれたのも経産省の課長たちだったからだ。

私が何故不安に感じ方かと言えば、今日までに外務省の対外的交渉の仕方は品が良過ぎて相手方を圧倒するような論旨を展開した例を余り知らないので気になったしまったのだ。それだけではなく英語による発言でも、何度かテレビで流れた音声だけで判断して言えば、主張の内容が綺麗事だし声を張って強調すべきところでもノンベンダラリと平板に流れていて、およそ迫力に乏しいと思っていたからだ。この点は英語が上手いか下手かではなく相手を如何にして圧倒し、且つ聴衆に効果的に訴えるかの問題である。

しかも、フジテレビが韓国代表的に呼んできたのが毎回Prime Newsに登場する度に無茶苦茶な論旨を展開して「韓国こそ正当で日本が誤っている」と何ものを恐れずに発言する恵泉学園大学の李教授だったから始末が悪かった。彼が如何にハチャメチャかを示す例に、反町を苦笑させた「日本が韓国が不正に輸入品を横流しなどしていると言うのならば、その実例を挙げて証明せよ」と言い出したのだった。反町も「我が国がそこまで追える訳がないではないか。反証を挙げるのは韓国側の仕事」と切り返したら黙った。

川瀬教授は「韓国が提訴に持ち込んでも言わば二審に当たる上級委員会に行けば、そこは定員7人に対して3人しかおらず、そのうち2名も年内で任期が切れるので、そこまで事が挙がっていっても審議しようがなく結論は出せずに事が終わる」と指摘された。私はそこまでで「それでは韓国は何を狙って提訴の持ち込もうとするのか」と単純に疑問に感じたし、ある意味で安心もした。だが、我が国がこれまでのように上品に「正義は勝つ」か「神のみぞ知る」的な姿勢でこの件に当たっていれば、一審では負けることがあり得るかとは矢張り悲観的にならざるを得ないのだ。

川瀬教授も「我が国も韓国に対抗すべく諸外国向けにそれなりの手を打っておられるだろう」という、言わば希望的観測のような「だろう話」をしておられた。もしかして、我が国もチャンと外交ルートを通じて多くの関連する国に我が国の手続き変更の正当性を訴えていると教授はご承知でも、敢えて明言を避けられたのかも知れないと好意的な解釈も出来る。だが、相手は何分にも「嘘でも百回言えば本当になる、いや、してしまえ」という「日本憎し」で凝り固まっている文在寅大統領率いる、我が国が相手となると異常な闘志を燃やしてくる韓国である事を忘れてはならないのだ。


7月24日 その2 恣意的な訳語が多過ぎないか

2019-07-24 15:48:09 | コラム
「有志連合」って何のこと:

私は以前から我が国で普及している外国語の日本語訳には面白いというか、何故原語からそこまで離れた所謂「意訳」のし方をしたのかと言いたくなる例が多過ぎると指摘して来た。最高傑作は元の表現には何処にも“international”という言葉が入っていなかったにも拘わらず「国際連合」とされてしまった“United Nations”を挙げてきた。こう訳したのは何処の何方か知らないが、私には「何かに気を遣ってこう表現したのであって、敵国条項が存在することなどを一般の国民に見せたくなかったのだろう」と勝手に推理している。

仮にこの訳語が存在していなかった場合に、例えば大学の入試問題などに「“United Nations”を和訳せよ」と出題したら、果たして「国際連合」と訳せる者がいるだろうか。いる訳がないと思う。

ところで、一躍我が国にとって如何に対応するか、または如何にして自国のタンカー等を守るかということで、国家の重大な課題となったホルムズ海峡での「有志連合」って如何なる意味かを考えて見よう。先に言ってしまえば、この元の英語の意味を考える時に何で「有志連合」となっているのも興味深く且つ奇っ怪なのである。偶々23日のPrime Newsで、最近ズバリと言いたいことを言われるようになった宮家邦彦氏が「有志連合」と訳したからおかしくなったと指摘されたことに刺激された次第。

元は“coalition”で、以前にも中近東だったかに自衛隊を派遣することになった時にも、この「有志連合」が使われていたので、おかしな訳語を作り出したものだと感心した記憶がある。いきなり例文を出してしまえば、“coalition government”と言えば「連立内閣」という意味で、何処にも「有志」は関連していない。ホルムズ海峡の場合には自国乃至は他国の船舶を守ろう(何処の国か海賊からなのか)という意志を持った国の代表が集合すれば「有志連合」でも良いのだろうか、“coalition”にそういう意味があるか辞書を引いてみよう。

Oxfordには先ず名詞として“a government formed by two or more political parties working together”と出てくる。次は“a group formed by people from several different groups especially political ones, agreeing to work together for a particular purpose”とあり、これには多少「有志」が入り込む余地があるかと思える。それではとジーニアス英和をみると「(正式)(党・国家などの一時的)連合、合同、(政治)提携」とあった。宮家氏が「有志連合何でするから・・・」と批判的に言われたのは解らないでもない。

マスコミの中の某通信社がそう訳したのか、政府の意向でそうなったかは知らないが、私には陳腐な言い方で恐縮だが「忖度」したい訳者の意向が濃厚に出ていると思う。私には外国発の言葉を訳す時に何故ここまで卑屈になって外国のご意向に阿らねばならないかが解らないのだ。「イランの脅威から自国船を守ろうとする集団」ではいけないのだろうか。乃至は何故「自営の集団」にはならなかったのだろうか。何処の国にも「守ろう」という意志はあるはずだから、“coalition”のそもそもの意味は無視して「有志連合」としたのか。面白い精神構造だ。

「何だ、結局は英語の講釈だったか」と言わないで頂ければ幸甚だ。


大久保通りで思ったこと

2019-07-24 08:10:15 | コラム
日本の若者は韓国に対して公平で優しいようだ:

今月は病院通いもあって大久保通りを何度かバスで往復した。特に夏休みに入ってから(何時からだか知らないが)は特に若い女性たちで韓国系の多くの料理屋(テレビで聞く限りでは芸人たちは「ご飯屋さん」と呼ぶようだが)と化粧品屋は大繁盛であるようだ。私はこの現象を見ても痛感するのだが、テレビでは「我が国と韓国の間は政治的には余りにもギクシャクしているが、民間では観光客も数多く来日するし、若者はK―POP等を好み、何とかドッグ等食べに大久保通りに殺到しているように民間交流が盛んであるし、彼らは日本が好きだ」などと脳天気なことを言っている。

私が毎月指摘しているように若き婦女子たちは我が国と韓国と間に吹きすさぶ不協和の嵐など何処吹く風で、「何処が美味なのか」も解らない「~ドッグ」を食べに何時までも群を為して押し寄せて大久保通りを賑わしているのだ。彼女らは決して韓国に悪感情などを持ち合わせていないようだ。その有様は恰も経済的に困窮しつつある韓国の財政を無意識に援助しているかの如きだ。如何にも公正でフェアーではないか。ここ大久保から百人町のKoreatownはかくして息を吹き返してしまった。

我が国民が政治問題を離れて如何に公平で偏見がないかを示す例に、女子のプロゴルフがあると思っている。2年ほどは不振の谷底に沈んでしまったイボミというマスコミが美女だと呼ぶ強いゴルファーがいる。私は韓国が我が国に対して不当な条約違反等を繰り返すならば、我が国のプロゴルフ界から数十億円にも及ぶかと疑っている賞金を取って行ってしまう韓国人ゴルファーのヴィザ発給を考え直したどうかとまで言ってきた。ところが公平でフェアーな我が国の韓国の女性ゴルファーの支持者たちはイボミのファンクラブまで作ったそうだが、こういう時期にイボミのファンクラブを結成するなどとは余りにも無邪気だし公平ではないか。

ゴルフの中継で解説する人たちもキチンと韓国人ゴルファーを「さん」付けて呼んで一定以上の配慮を示している。何と言う美しい韓国人も含めた外国人に対する配慮かと私は寧ろ感心している。文在寅大統領以下の韓国政府の高官たちは、我が国ではこちらに来て稼いでいる者たちに対してもここまで丁重に扱っていると承知なのかと疑っている。我が国で韓国製品の不買(不売)運動など一度でも起きたことがあったか。私はフェアー過ぎるのではないかとすら考えている。

私は何も新宿区百人町や大久保に押しかけてくる若者たちに政治的意識に燃えろとまで言う気はない。だが、文在寅大統領以下は彼らと我が国の民間における対韓国感情がこれほど安定し且つ公正・公平であることを少しは意識して、一度でも良いから「我が国の若年層や芸人や運動選手たちがお世話になっております」と挨拶してもバチは当たらないと思う。Jリーグにだって韓国代表級の選手たちに貴重な働く(稼ぐ?)場を提供していると経済政策を誤った文在寅大統領以下は承知しているのだろうか。


私は気懸かりだ

2019-07-23 13:49:59 | コラム
近頃一寸心配なこと:

折角安倍総理が言わばトランプ大統領の言わば表見代理かと思わせられる形でイランを訪問されてきたにも拘わらず、アメリカとイランの間は好転する兆しもなく、イランはイランでホルムズ海峡を航行する各国(という中に勿論我が国のタンカーが入っている)の船舶に対する妨害行為の如き事を仕掛けてくるし、無人機の落とし合いも開始されてしまったようだ。言うまでもなくこの事態は我が国だけにではなく、国際的に重大な問題である。

目下来日中のボルトン補佐官もこのホルムズ海峡の安全な航行に関する有志連合への我が国の参加を交渉されているようだ。ここ件についてはトランプ大統領が声高に言われるように「自国の船の運航は自国で守るべし」ということが当て嵌まると思っているし、現時点では憲法がどうしたの法的な規制があって自衛隊を出動はさせられないという理屈を簡単に認めている場合ではないと思わせられる。あの岩屋防衛大臣の手に委ねて良い問題かと痛感するし、イランとどのように話し合うかも喫緊の課題であるとしか思えない。

そういう問題が生じた時に我が国では参議院選挙がぶつかっていて、総理以下それだけでも手一杯のように見えたにも拘わらず、相変わらぬ韓国の無法な出方にも緊急に対処せねばならぬ事態も一向に好転せずどころか、悪化の一途を辿っている。安倍総理の選挙後の党内の人事問題を抱えておられるようだし、参議院を開いて議長を決められねばならぬようだが、どれとどれにどのように優先順位を付けられるべきかの判断も迫られているのではないか。

考えて見れば、現在のイラン絡みの国際情勢はトランプ大統領の(オバマ大統領時代の遺産であった)イランとの核合意から離脱されたことから緊急に生じた事態だった。それに加えて、トランプ大統領が就任前から唱えておられた「日本が安保条約に依存して何もしないでも良く、一朝事あればアメリカだけが血を流して日本を守るのは不公平である」を、大統領として公式といっても良い形で発言され、安倍総理にも告げられたとあっては、我が国の有識者たちの意見も変わってきた。

勿論私の個人的な感想だが「トランプ大統領は我が国の憲法は何処の国がお決めになったかを百もご承知で言っておられるとしか思えないのは辛いな」という気がしてしまうのだ。今日まで僅か数名にしか当たってみたことはないが、私も含めて「我が国が自国の防衛を考え直すべき時に至っているとは思うが、トランプ大統領が・・・」という意見を述べる人がいたのも確かなこと。ではホルムズ海峡とその有志連合に参加するか否かも含めて、選挙も終わった現時点では、2,000万円がどうのとか年金がどうしたという野党如きの言い分に耳を傾けている時ではないのは明らかだと思う。

さは去りながら、ある調査の統計によれば「国内でお金が不足して買いたいだけの食料が買えないで苦しんでいる」と答えた人が14.1%もあったそうだ。看過出来そうもない数字だ。総理は内閣改造も検討されているとの報道もある。だが、上記のような喫緊の課題を処理する為には、派閥内の順番や当選回数で選ばれただけの専門分野もなく、議員としての経験が浅い者が大臣に任命されて事に当たられるのであれば、甚だ不安である。

と言うのも、私か感じてきたというか評価してきた限りでは、第二次(2回目の政権担当時の内閣をいう)安倍内閣の閣僚の実力が最善であって、それ以降改造毎に質が低下してきたとしか思えない大臣が増えてきていたと思う。総理には是非十分にその辺りのご配慮願いたいものだと願っている、もしまた改造されるのであれば。ここが掲題の「一寸心配なこと」なのである。


吉本の岡本昭彦社長の記者会見の改訂版

2019-07-23 08:08:42 | コラム
岡本社長はさぞかししんどかったやろな

22日のソファーに横になって脚を頭よりも高く上げた不自然な姿勢で吉本興業の岡本昭彦社長(推定55歳、天理大学フットボール部のQBだったそうで)の記者会見と質疑応答を聞いていた。いきなり余談だが、この姿勢は国立国際医療研究センター病院に泌尿器科で夜間の頻尿を防止するように指示されたもので、実際に効果を発揮しているのだ。私はあの会見を聞かれた方は、この社長の語り方のまだるっこさと何が言いいたいのか全く要領を得ない説明にウンザリだったと思う。また内容が宮迫等の芸人の言い分に全面降伏的だったのにも驚かされたが、落涙したのは醜態だったと言わざるを得まいと思う。

既に多くの有識者が酷評されたように吉本興業は会社の体を為していないと言いたいのは解る。だが、あの業界の中のあの会社に接しておられた方々はそれくらいは先刻ご承知だったろうと私は思っているし、今更多くの上場企業のように国立一期校や三大私立等の出身者で経営陣も中堅社員も固めてある会社と比較して論じているかの如き批判の仕方が、吉本に対して適切か否かは大いに疑問に思うのだ。とは言うが、岡本社長は図らずも吉本という会社の実態を自ら暴いて見せた結果になったのは間違いないところだろう。

私には吉本を弁護する気など微塵もないが、あの記者会見を聞いていて「相撲協会が同じ興行をする団体としては、運営する組織としての体を為していないのと似ていると思う方がおられるのではないか」と感じていた。

それでも私にはあの社長に同情する点が一つだけある。それは関西出身だったかの出身の岡本氏は、吉本は歌舞伎町だったかに東京本社(で良いのか?)を設けたようで、あの会見も関東弁的な言葉遣いで懸命にやっておられたのが印象的だった。これは私が1962年に生まれて初めて大阪支店に転勤した時に経験したことだが、関西の商売人の恐ろしいような相手を刺すが如ききつい言葉遣いでの問答(商談)などには簡単に付いていけなかったのと同じではないのかと感じた。共通語というか標準語ばかりで質問する人たちに社長の言い分が理解されるのかとも疑った。

私の経験を申し上げてみれば、初仕事のようなことで支店長代理と課長との3人で吹田市にあるメーカーの工場に価格交渉に出掛けた時の驚愕は未だに忘れない。この交渉は関西独特の激しいというか荒々しい言葉遣いで猛烈な遣り取りとなって、新参者の私は何時殴り合いになるかとハラハラしながら聞いていた。ところが、交渉はアッという間に落着して「えー話し合いやったな」となって「ほんならもう遅なったから、クラブに行って麻雀でもしよか」と、あれほど激論を交わした残渣も見せず感情的な気配などなく、「そうしよか」となったのには本当に驚かされ、関東との言葉遣いの違いだけではない相違点に触れた思いにされられたのだった。

宮迫か田村が言った「君等テープを回しているのじゃないか」は、実際には彼は「自分らテープ回しとんのちゃうか」と冗談のつもりで言ったと釈明したが、宮迫らにはそうとは取れなかったほど過度の緊張があったらしい。また、「君等をクビにする力がある」も彼の弁明から察するに、元は「わしにはやな、自分らをクビにすることだってできんねんで」という軽い言い方だったかも知れないと想像は出来る。宮迫たちも記者会見をほぼ関東弁擬きででやっていたから、元の関西弁の微妙なギャグの真意が受け取られなかったという弁解だったが、少し解らないでもない。

私は関西の人が東京に出てきて関東弁(共通語?)が非常に切り口上に聞こえて怖かったし、冷たいと嘆いた話を何人もの関西人から聞かされた。納得出来る嘆きだと思って聞いた。それほど東西では言葉遣いに差があるのだ。私はあれならば岡本社長はいっそ関西弁で押し通した方が良かったのではないかとすら考えた。しかしながら、TBSで誰かが言っていたように「あの社長の話し下手」は相当なものだったし、意図的ではないかも知れないが焦点を外して長々と無意味な答えをしていたのは、事の次第を記者さんたちに正しく理解して貰うことの妨げになっていたのも間違いないと思う。

だが、あの会見が事の内容と吉本の会社としての姿勢を十分に伝えられていなかったのは、岡本社長と会社側の責任であって、東西の微妙な表現と言葉遣いの違いの為のせいではなかったのも明確だ。

以上、不熱心に聞き流していた印象を申し述べてみた次第。