新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月22日 その3 吉本興業の岡本昭彦社長の記者会見

2019-07-22 16:42:44 | コラム
岡本昭彦社長にはしんどい会見やったやろな:

先ほどまで不熱心に吉本興業の岡本昭彦社長(推定55歳、天理大学フットボール部のQBだったそうで)の記者会見と質疑応答を聞いていました。あれを聞かれた方は、この社長の語り方のまだるっこさにウンザリだったと思います。全面降伏的だったのにも驚きましたが、落涙したのは醜態か。

私はあの社長に同情する点があります。それは奈良県だったかのご出身のようですが、吉本は歌舞伎町だったかに(東京本社)を設けたようで、あの会見も関東弁で懸命にやっておられたのが印象的でした。これは私が大阪支店に転勤した時に経験したことですが、関西の商売人の恐ろしいような言葉をこれでもかと使っての冗談交じりの問答(商談)などには簡単に付いていけなかったのと同じだと思います。

宮迫か田村が言った「君等テープを回しているのじゃないか」は、実際には彼は「自分らテープ回しとんのちゃうか」と言ったようでした。また、「君等をクビにする力がある」も彼の弁明から察するに、元は「わしにはやな、自分らをクビにすることだってできんねんで」という軽い言い方だったかも知れないと想像出来ます。宮迫たちも記者会見をほぼ関東弁ででやっていましたから、元の関西弁の微妙なギャグが消えていたかも知れません。

同様に関西の人が東京に出てきて関東弁(共通語?)が非常に切り口上に聞こえて怖かったというのも聞きました。しかしながら、TBSで誰かが言っていたように「あの社長の話し下手」は相当なものでしたし、意図的ではないかも知れませんが焦点を外して長々と無意味な答えをしていたのは間違いないでしょう。

以上、不熱心に聞き流していた印象を申し上げました。それにしても民方各局は安倍総理の選挙後の記者会見を外してまで全面的に中継する価値があると判断したのだろうか。いや、あれが彼らの価値の基準なのでしょうね。

7月22日 その2 開票速報の夜

2019-07-22 08:25:06 | コラム
結果は私にも読めていたので:

21日夜はある程度以上の興味を以てCMが入らないNHKの速報と、実は読売巨人の対広島の三連敗を期待して両方を見ていた。自民と公明で過半数は取れるとの予想が多く、当方もそうと感じていたので、野球との掛け持ちくらいは許されるかと割り切っていた。それに昼間には女子のゴルフで黄金世代と言われている小祝さくらが韓国のイミニョンに競り勝って優勝したので気を良くしていたのだった。

投票の結果は勿論重大な関心事だが、結果として枝野・福山・村田如きが群を為している立憲民主党の議席を倍増させてしまうような選挙民の民度の低さが情けなくて、大袈裟に言えば「涙こぼれる思い」だった。自民党も派閥間の軋轢かどうかどうか知らぬが同じ選挙区に2人立てたり、失言候補を支え切れていなかったり、何処かの偏向新聞に「思い上がり」とで書かれそうな失態を演じていたのは頂けないと思った。

ところで、裏番組の野球だが得意の「閃き」では広島の「遅かりし?三連勝なる」と出ていたので、熱心にチャンネル変えて見守っていた。解説のパーフェクトゲーム達成の槇原が言っていたように「読売がそう勝ち続けている訳がなく、調子が落ちてきている」の通りで、延長戦で鈴木誠也にサヨナラヒットを打たれて無事に三連敗で終わった。でも、2位のDeNA7ゲームの開きがある。だから私は「今年はもう諦めた」と言って置いたのだ。枝野も偉そうなことを言っていないで「最早自民党政権とはゲーム差が開きすぎた」と認めて、温和しくしていて貰いたいもの。

吉本興業の騒動に思う

2019-07-22 07:47:28 | コラム
私には何の繋がりも関心もない世界での出来事だが:

21日はフジテレビだったかで松本人志と東野幸治が語るのを、投票に出かかるまで聞いていた。極端なことを言わせて貰えば「私にとっては事がどのように転んでも何の関係もないこと」ではあるが、彼らが何を言うかに少しだけ興味があっただけだ。

この両名が言っていたことと吉本興業社長・岡本昭彦氏が会見した述べたことを聞く限りでは、この会社の会長も社長も未だ経営者と言うよりも興行師が会社経営の責任を担っているだけであって、6,000人もの芸人を傘下に置き1,000名もの社員を統治する能力を備えているのではないようだと思わせられた。だが、この一件はテレビ局にとっては重大な運営上も問題であるので、一所懸命に採り上げて報じているのだと良く解った。

聞いていて気付いたことだが、内容も性質も全く異なるのだが、先の日大フェニックスの「レイト・ヒット問題」(=マスコミが言う「悪質タックル問題」のことで、詳細は避けるが報道の仕方は誤りである)と似ている点があるかと感じた。即ち、極悪人のように扱われた宮川泰介君が先に記者会見をして真相と思わせることを語ってしまったので、後から記者会見した内田前監督と井上下コーチが否定しても追い付かなかったし、宮川君が語ったことが「正しい」として世間に広まってしまった。言いたいことは「岡本社長が後追いで会見しても受け入れられるのか」なのである。

何れにせよ、テレビ局やスポーツ新聞は事の真相を承知しているとしても、この程度の話題で視聴者や読者の関心を煽るような報道を続けているのを苦々しい思いで眺めている。私はイランが絡みのホルムズ海峡対策というか有志連合の件や、ボルトン補佐官の来日と韓国行きに時間も紙面も割くべきだと思っている。「何だ、結局は矢張りマスコミ批判か」と言われそうだ。

7月21日 その2 トランプ大統領が仲裁されるのか

2019-07-21 14:35:08 | コラム
我が国と韓国の間:

私は文在寅大統領が在任中は現在の膠着状態というか、彼が如何なる状況下でも譲歩することもなく、我が国を悪者にし自らの地位と政権の安定を図り続けると見ている。だが、彼はそれでも我が国の輸出手続き変更に出会って何とトランプ大統領に仲裁を願い出たのである。多くの専門家やトランプ政権内にあっても「仲裁はしない方が」との意見が多かったと報じられているし、産経も「トランプ大統領は我が国からも要請があれば」と言っておられるようだ。

そういう状況下で私は既に安倍総理はトランプ大統領と可及的速やかに最低でも電話会談をされて我が国の正当性を理解して貰うべきだとは主張した。だが、22年以上もアメリカ人の中で彼らの為に働いてきた経験から、彼らの思考体系というか物の考え方は我々とは違うとの厳しい目にも遭っていたので、安倍総理がトランプ大統領と世界のどの首脳よりも親しく、多くの局面で有効且つ適切な助言をしてきたという実績があっても、彼らアメリカ人がそれを多として、安倍総理の顔を立ててくれるという保証はないかも知れないとの懸念も表明した。

ここで事改めて申し上げて置きたい事は、私のように彼らの一員としてアメリカの為に永年勤めてきたから経験出来たことに基づいて述べているのであって、理論や理屈を超越している考え方だとご理解願いたいのだ。

何が物々しい言い方になったが、ここから先は軽い読み物としてでもお読み頂くか、あるいは深刻に受け止められるかの判断はお任せするとして、トランプ大統領が仲裁に乗り出されるか否かをアメリカ人独特の二進法的物の考え方に準拠して読んでみようと思う。お断りしておくが、二進法では「イエスかノーか」あるいは「進むか進まないか」しかない二択なのである。外から見ていれば「大胆に決断されるものだ」と見える単純な割り切り方をするのだ。また、見方を変えれば、その中間や妥協点はないという前提だ。

先ずは、「トランプ大統領が仲裁されるかされないか」の何れを選択されるかの設問から。仲介するを選択されるとその次の設問は「安倍総理乃至は我が国の主張を選択される」か「文在寅大統領の日本悪者説を理解されるか認められるか」の何れを選ぶかになる。そこで我が国の主張を選択されれば、「韓国に考え直すべし」と勧告されるだろうし、文在寅大統領の説を採られれば「我が国に韓国をホワイト国に戻すと共に徴用工問題も韓国大法院の判決を受け入れて賠償せよ」となってしまうかも知れない。この結論で日本、アメリカ、韓国の3国韓の関係が従来通り維持されるだろうか。

振り出しに戻って「仲裁しない」を選択されれば、我が国と韓国の間は現状のままで続き、先日TBSで堤伸輔氏が述べていたように安倍総理と文在寅大統領の直接交渉というか会談に委ねる方向になってしまうかも知れない。それが簡単にできればもっと前にやっていただろうという言い方も出てくるだろうが、それも一つの解決への道だろう。私はかなりの数の専門家や評論家が(迂闊に言っているとしか思えない)言う「この問題の落とし所だの出口」などはあってはならないと主張したい。我が国に妥協すべき点だのその余地があるかどうか考えて欲しい。軽い読み物的な考え方の披露はここまで。

実は私は悲観論者である。先ほどもTBSの関口の時間に出てきた姜尚中氏が近々ボルトン補佐官が来日すると語っていた。そうであれば、彼は当然我が国と韓国との間に存在する諸問題について言及するだろう。すると、私はこの方がトランプ大統領の名代なのかどうか知る由もないが、彼が何を考えているか解らないし特に強硬派と聞けば、何の確たる根拠もなく不安に陥るのだ。

現時点では、上述の軽い読み物も含めて悲観論者の考え方と物の見方が杞憂に終わることを願うだけだ。


遂に投票日になった

2019-07-21 08:08:29 | コラム
期間中に見た選挙カー2台だけ:

遂にこの参議院選挙期間中に東京選挙区の候補者の声も聞かず顔も見ずに終わった。尤も高齢者となった当方の行動範囲は、南北方向では大久保通りから高田馬場駅周辺の直線距離にして精々徒歩20分程度の範囲内と、言わば東に当たる大久保通り沿いの徒歩にして30分程度の国立国際医療研究センター病院と当アパートの間くらいの極めて限定された区域であるから、誰にも会えなかったのは当然かも知れない。選挙カーを見たと言ったが、それは高田馬場駅前を通過した立憲民主党と国民民主党の選挙区とは関係ない宣伝カーだった。

我が棟の受付というかコンシェルジェと言うべきか、管理会社から派遣された方も「そう言われて見れば、このアパートに派遣されてきてからは候補者の声も聞いていないし選挙カーも見ていなかったことに気が付きました」と言っておられた始末である。こういう次第であるから、当方は候補者の政見や公約などは選挙公報を読んで辛うじて知った次第だった。

既に指摘したことだが、3棟ある当アパートの住民は何れも何処かからの流入人口であるし、道路の反対側にあるかなり大規模な公務員住宅も常に移動しておられる方が住んでいるものと見ている。それ以外にもここ百人町には新宿区営の高齢者用を含めて数十棟の住宅が建っている。そこの居住者たちが新宿区で生まれて育った方々かどうかは知らないが、ある一角の駐車場には未だに「福島」や「いわき」のナンバープレートが付いた車が、3.11以降並んでいる。

ということは「元々の新宿区民というか東京都民が少ない」と候補者の方々がこの地域を回ってこない根拠がこういうことにもあるかと思っている。それに当アパートもそうだが、31年も経てば高齢者が多くなっているし、区営の住宅はそもそも高齢者向けとあっては若者が少ないのも仕方がないかと考えている。それに加えて、この辺りに来られたことがない方には知り得ないことだが、何処を歩いても何処の国から来たのかも解らない異邦人ばかりであるのだ。候補者が敬遠されるのも止むを得ないかと思っている。

「安倍総理、当面は選挙には関係ないとは思いますが、移民導入政策は再検討された方が良くはないのでしょうか」とも申し上げて終わる。