新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月11日 その2 EVと自動運転に思う

2019-07-11 09:42:57 | コラム
自動運転では:

私はつい先日電気自動車という精密(なのだろう)コンピュータ制御される機器は、機械であるだけ危険なのではないかと、詳しいことは知らない門外漢でアナログ世代である事を忘れて論じたばかりだった。その際に何台目だったかのPCを設定に来た量販店から作業を請け負っている技術者が「今ここにお届けして設定する物は機械であるが為に瑕疵がある商品かも知れませんが、私にはやってみるまで解りませんし、お使いになってから解るかも」と言われたのが印象的だったとも述べた。

そこに週刊新潮の7月18日号に「自動運転で初の事故 暴走コンピューターに云々」という記事があると知り早速購入してみた。簡単に言えば、アメリカ製の電気自動車Teslaの「モデルX」が自動運転となっているので、運転していた男性が居眠りをした際に高速道路上で急停止したキャラバンにぶつかって路上に投げ出されたオートバイを運転していた人を避けきれずにひいてしまったという事故である。要するに自動運転を過信したのかどうか、居眠りをした際にモデルXは避けてくれなかったということ。

この件に関して、交通問題の専門家は「恐らく運転していた人が十分に取扱説明書を読んでいなかったかも知れないので『自動運転』を過信していたのではないか」とも指摘していた。記事では我が国では公道を走行して良しとされているのは「部分的運転自動化」の車であり、その上の段階である「条件付運転自動化」の車は未だ認められていないと指摘していた。

また、ある番組に登場された交通問題の専門家は「確かに電気自動車と自動運転は時代の流れではあるが、間もなく来るだろう従来型の車と自動運転車が混在する時が最も難しい時代になるのではないか」と語っていた。
私も電気自動車も自動運転も時代の流れとしては結構だが、精密であっても機械である点は余程万全を期さないと(この1件だけで決めつけるのは時期尚早かも知れないが)何時かは大変な事故が発生するのではと危惧するし、7Payではないがハッカー集団の標的になりはしないとも述べてあった。

今回の週刊新潮が採り上げた事故には自動に任せた運転車の居眠りがあったが、TeslaのモデルXが前方に倒れている人は避けきれなかったことは、自動運転には未だ未だ改善すべき(バージョンアップして欲しいとでも言うか)点が残っているとの問題を提起したのかと思わせてくれた。亡くなられたかのご冥福を祈って終わる。


私は「ジョニー」だと思ってきた

2019-07-11 08:57:47 | コラム
英語の読み方は面倒だ:

ジャニーズ事務所の喜多川・ジョン・擴氏が亡くなった。喜多川氏は日系アメリカ人だったようだ。その為だろうが、この事務所の英語表記は“Johnny & Associates”だった。ではJohnnyとは何だろうと思われる方もあるかと思う。これはJohnのニックネームであって、RobertがBob(ボブではない「バブ」だが)となったり、WilliamがBillとなっているのと同じだ。Johnのニックネームには他にもJackというのもある。バーボンウイスキーの有名な銘柄にJack Daniel’s というのもあった。

実は、私の22年半のアメリカの会社暮らしの中にJohnnyをニックネームに使っていたJohnがいなかったこともあって、「ジャニーさん」がニックネームにJohnnyを使って「ジャニー」と読ませているとは知らなかったし、Johnnyはてっきり「ジョニー」と発音するとばかり思っていた。現にウイスキーのJohnny Walkerは「ジョニー・ウオーカー」で昔から通用している。映画の題名でも「ジャニーギター」というのがあったが、英語の表記はJohnny Guitarだった。少し混乱させられた。

そこで、あらためてジーニアス英和の発音記号を見れば、言わば「ジョニー」と「ジャニー」の両論併記だった。Oxfordはアメリカ式では「ジャーニー」のようになっていた。更に検索をかけて発音して貰うと、何度聞いても「ジョニー」だった。私はアメリカ西海岸の発音の信奉者だが、どう考えても「ジョニー」というUK式の方に執着したいのだ。

極端なことを言えば、こんな些末なことはどっちでも良いのだろうが、英語の発音には色々な基準があって面倒だなとあらためて思い知らされた「ジャニーさん」だった。私はズーッとジャニーズを酷評してきたが、ここにあらためて喜多川氏のご冥福を祈って終わる。