1010 Radio

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今年中に計画されている安倍総理大臣のロシア訪問に付いて

2007-02-07 | ラジオ
日本政府筋の情報によると日本政府は、今年中に安倍総理大臣がロシアを
訪問する可能性に付いて検討中で、露日関係の強化そして露日関係発展に
向けた戦略的方針の作成が、ロシア訪問の主要な目的になると考えている。
今年度中に計画されている、この安倍総理大臣のロシア訪問に付いてロシア
の声の評論委員は次のようにコメントしている。

ロシアそして日本政府は、話し合うべきテーマを持っている。それは先ず第一
に貿易経済交流であり、政治的コンタクトの強化であり、また極東地域をはじ
めとしたロシアへの投資協力である。
安倍総理はロシアとの関係の発展は、日本にとって優先的な課題であると指
摘的しているが、1月半ばに行われた東京での記者会見では、ロシアとの関
係は大きな可能性を内に秘めており、自分もプーチン大統領も、そうした可能
性を現実のものにしたいという意向を分かち合っていると述べた。
26日、金曜日、安倍総理大臣は議会で所信表明演説を行い、その中で日露
関係強化そして相互に受け入れ可能な、領土問題解決方法作成の重要性に
付いて強調するものと見られている。

ここ数年ロシアと併する国、日本との関係は、その名のとおり日の出のごとく発
展しつつと言っても、それは決して誇張ではないだろう。
今からちょうど4年前、2003年の1月プーチン大統領と、当時の小泉総理大臣は
モスクワで、二国間関係のさらなる発展に向け実際的な措置を講ずることを決
めた露日行動プランに調印した。
このプランの中ではエネルギー分野を筆頭とした、貿易経済協力のほか対外政
策や科学技術分野での協力、そして国防および治安維持機関の間のコンタク
トのさらなる拡大、平和条約の準備作業の継続といった行動の6つの基本的方
向性が既定されている。

この露日行動計画は成功裡に遂行されつつある。例えば昨年、露日の貿易取引
高は過去最高のレベルに達した。日本の財務省のデータによると、昨年11月ま
での露日の貿易取引高は、ほぼ120臆ドルだが、この数値はロシアと日本といっ
た国の持つ潜在力から見れば、まだまだ増加する可能性を持っている。

露日間の政治接触も発展してきている。両国は世界のそして地域の差し迫った諸
問題調整のために、二国間対話を進めていく用意があることを共に明らかにして
いる。23日モスクワでラブロフ外相と、日本外務省事務次官が会談を行ったが、そ
の中でも、そうした双方の考え方が示されている。尚、日本外務省事務次官は露
日の戦略的対話に関する、奪一回目の次官級協議に参加した日本代表団の団長
としてモスクワを訪れた。
協議では今後のこの協議の進め方に付いて打ち合わせがなされたほか、朝鮮半
島の核問題を含めた北東アジア情勢そして中東、及びアフガニスタン問題、イラク
情勢、イランの核プログラム問題等もテーマとして取り上げられた。

恐らく安倍総理大臣はモスクワ訪問の際、エネルギー安全保障や領土問題解決の
方策も含め、これまで申し上げてきたような諸問題を、ロシア指導部と討議すること
になるだろう。

1月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル