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エネルギー及び投資協力が話し合いの焦点となるフラトコフ首相の訪日

2007-02-21 | ラジオ
日本外務省は今月27日に、ロシアのフラトコフ首相が日本を公式訪問するこ
とを正式に発表した。フラトコフ首相は翌日28日、安倍首相との会談を行う
予定になっている。
この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。

情報筋によると露日両国の首脳の会談では、この話し合いの中で焦点となる
のは、二国の経済協力問題とされている。この中でもさらにエネルギー及び、
投資分野の協力に主要なアクセントが置かれる予定だが、この二つの問題を
お互いに結びつきの大きいものだ。
両国の間の投資の流れが集中するに連れ、建設や様々なエネルギー計画の
実現が、より効果的に行われるようになってくる。

サハリン1や東シベリアと太平洋を結ぶパイプラインの敷設工事なども、これに
相当する。またこれに連れて自動車生産の資本投下に有利な部門や、この他
の経済分野、宇宙開発を含む最新の科学技術分野が拡大していくだろう。
これは特にロシア極東地域と日本の北および北西の県との間における、貿易
協力関係の拡大に直接に結びついていくものだ。
この他に経済活動を共同で行う上で、新たな可能性を開くものとして昨年夏、ロ
シア政府の打ち出したクリル諸島における、社会経済長期的発展プログラムが
挙げられる。
この発展プログラムの実現のためには殆ど連邦予算がカバーし、一部を地元の
予算が負担することになっている。このプログラムでは大地による一連の施設の
建設に参加することがうたわれているが、これは日本にしろ韓国にしろ何処の国
にとっても、外国の投資家達の注目を引くことになるだろう。

ところでフラトコフ首相の訪問の間に、露日経済フォーラムが行われる。フォーラ
ムを組織するのはロシア側は経済発展貿易省、商工会議所、露日ビジネス会議
日本のフォーラム参加者は日本経団連、(?)となっており、この顔ぶれを見ても
錚々たるメンバーが揃うことが判る。
またフラトコフ首相は日本の明仁天皇に拝謁し、衆参両院の議長とも会談を行う
機会を持つ。
最終的にはフラトコフ首相は、二国協力に関する共同文書に調印をする予定とな
っている。

(?)は不明瞭で聴き取れず

ロシアとどう付き合うか―21世紀の日露関係を考える

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2月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル