1010 Radio

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プーチン大統領の中東歴訪で取り上げられる問題に付いて

2007-02-16 | ラジオ
ロシアはガスの生産をめぐって、特定の国々とカルテルを組むような計画を建
ててはいない。
これはロシア議会上院連邦会議のミハエル・マルゲロフ議員が述べたものだ。
今週プーチン大統領はサウジアラビアとカタール、ヨルダンを訪問し天然ガスの
生産をめぐる協力等に付いて話し合っているが、マルゲロフ議員の発言はこれ
に関連する形で行われている。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
カタールは天然ガスの埋蔵量において、ロシアとイランに次ぐ世界第三位の位
置を占めている。
またイランは最近ロシアに対しガスの生産国による、OPECと似たタイプのカルテ
ルの創設を提案した。
これに関してプーチン大統領はエネルギーの消費者に対する、確実な供給を確
実に保障するという課題を実現する上でも、主要なガスの生産国による協力は
望ましいことであるとしつつも、ロシアとしてはカルテル結成には動かない構えだ。

マルゲロフ国際問題委員長はロシアはかつて、OPECに加盟しないという選択を
した結果、現在石油市場で大きな自由を手にしていると語った上で次のように語
っている。
「ロシアはOPECにも、また他の組織にも固く結びつきつけられず、よりソフトな関
係を保つほうがお互いに有益なはずです。一方ロシアは様々な形での取引を念
頭に置いてる。例えばロシアは自らのパイプラインを通じてガスを輸出することで、
カタールの義務を代わりに遂行できます。その代わりカタールはロシアの液化天
然ガス輸出を代行出来るというわけです。またプーチン大統領はヨルダン指導部
との会談の中で、(?)のガス田の開発やパイプラインの建設など様々な野心的計
画に付いて話し合う予定です」
マルゲロフ国際問題委員長は、この様に語った。

一方プーチン大統領はサウジアラビア訪問の枠内で、ロシア製の武器の輸出に付
いて話し合った。
またプーチン大統領の中東歴訪の中では、政治問題に付いての話し合いも行われ
る見通しとなっている。パレスチナ・イスラエル紛争やイラク危機、レバノン情勢やイ
ランの核開発問題など、この地域では国際社会の懸念を呼ぶ様々な問題が生じて
いるからだ。

(?)は聴き取れず

2月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル