ラジオ・タイランド（7月31日放送）

●フィリピンのマニラで開催されている第40回ASEAN総会の席上、タイのスリ
　ン・ピッスワン外務大臣が、次期のASEAN事務総長に内定した。
　ピッスワン氏の事務総長就任は11月に公式に発表され、来年1月から5年間
　の職務に就くことになっている。
　次期事務総長に内定したピッスワン氏は、ASEANの事務総長として早急に
　取り組まねばならない問題は、域内に住む人々の教育を充実させ、収入を
　増やすことによって、彼らの生活水準を向上させることだ。
　と述べ、また域内における人権問題に取り組む組織や、ASEAN加盟国に日
　本、韓国、中国を加えたいわゆる東アジア共同体の設立にも意欲を見せて
　いる。

　ピッスワン氏は1949年生まれ、タイ南部のナコーンシータンマラート県出身で
　タイの名門・タマサート大学で学んだ後、アメリカのハーバード大学で博士号
　を取得している。

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●国家治安評議会報道官は、王宮前広場で政治デモを行っている反独裁民
　主連盟に対し、シリキット王妃の85歳の誕生日に当たる8月12日はデモを控
　えるよう求めている。
　報道官は反独裁民主連盟は、来月一杯は政治的な動きを控えるべきだとし、
　当局は常にデモを行っているグループの捜査をしており、今のところ一部の
　重要な地区での政治的な動きがあったにも関わらず、トラブルをした証拠は
　ないと述べている。
　報道官はさらに、タイ国民の大多数は政治的な軋轢に(?)しており、政治状況
　の平和的な解決を望んでいると述べた。

●農業共同組合省は内閣に対し、緊急対策費として2008年度予算での100億
　バーツの上積みを求めている。

※(?)はノイズで聴き取れず