ラジオ・タイランド（9月4日放送）

●国家経済社会開発庁では、今年のタイの経済は好調な輸出に支えら
　れ、4から4.5%の成長を示すものと予想している。
　同庁長官によると、第二四半期の国内総生産高は、第一四半期に比
　べ4.4%の伸びを示したとのこと。
　また今年予想されている4から4.5%の経済成長の主な要因は、輸出
　が好調であったことの見方を示している。
　さらに7月に僅かに減少したものの、資本材の輸入が再び増加に転じ
　ている。したがって資本材の輸入によるリバウンド現象は予想していた
　より遅く現れることになるだろう。
　第二四半期におけるリスク要因は、アメリカのサブプライムローンの危
　機による、世界経済の急激な減速と通貨変動だと述べている。
　国家経済社会開発庁では景気維持の為、政府に対し鉄道のプロジェ
　クトを含む、大型インフラへの投資を促進するよう要求することにしてい
　る。

●バンコク南刑事裁判所は、3日特別捜査局の求めに応じ不動産会社S
　Cアッセット社に関わる件で、タクシン前首相とその夫人に対し逮捕状
　を発行した。
　特別捜査局副局長はこれに付いて、特別捜査局は二人の容疑者の居
　所が判り次第、裁判所に二人を連れてくる。
　特別捜査局はタクシン氏と夫人が裁判の場で戦えるよう、二人の身柄
　をタイに送還してもらえるよう、警察と活動を共にすると述べている。
　一方、タクシン氏の顧問弁護士は弁護団で、この件に関する会議を開
　き、タクシン氏夫妻に法的なアドバイスをするつもりだと述べている。
　顧問弁護士によるとタクシン前首相夫妻の、裁判に出頭するためのタ
　イへの帰国は、総選挙後に次期政府が成立した後となる模様だとした。

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● スワンナブーム空港の騒音問題に悩まされている住民の代表が、運
　輸省とエアポート・オブ・タイランド社に対し苦情を申し立てている。
●バンコクから北に約550キロメートル離れたプレー県の警察本部では、
　県内の犯罪や賭博、麻薬、売春などに関する情報を住民から通報して
　もらうことを目的に、新たな私書箱を開設した。