9月10日に実施されるプーチン大統領の、アラブ首長国連邦への公式訪問
では、両国の通商経済協力と投資協力の拡大が主要なテーマとなる。
これにに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
アラブ首長国連邦とロシアのパートナーシップの発展は、極東とペルシャ湾
地域でのロシアの評価に繋がるものだ。
ロシアの主要な企業はアラブ首長国連邦での、大型プロジェクトへの参加
に関心を示している。
ロシアがこの国を訪問するのはこれが初めてのことで、プーチン大統領の今
回の訪問は、パートナー達に協力を提案するための又とない機会と言えるだ
ろう。
両国の協力としては先ず第一に石油・ガスの産地の探査と開発、パイプライ
ンの敷設、原子力発電所の建設などが挙げられる。
またロシアのビジネスマンたちは、(?)分野をはじめとする具体的投資プロジ
ェクトや、最新のロシアのテクノロジーの導入に付いての提案を取りまとめて
いる。
また両国は以前から軍事技術協力を行い成果を挙げている。ロシア代表団
の情報筋は10日の話し合いの中で、アラブ首長国連邦がロシアのミサイル
防衛手段に関心を示す可能性があるとの予想を示している。
アラブ諸国との通商経済協力、技術協力を軌道に乗せ、これを拡大すること
は、ロシアの最も重要な政策方針である。
ソ連時代、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、クゥエート、カタール、オマー
ンそういった国々との間の協力は行われていなかった。
しかし最近の15年間でロシア企業は、これらの国々への進出を拡大している。
これに付いてアメリカ・カナダ研究所の中東問題研究所の専門家は、次のよう
に述べている。
「経済関係に見ると石油分野での共通の利益が、ロシアとアラブ首長国連邦を
結び付けている。ロシアはアラブ首長国連邦の大型の通商経済プロジェクトの
殆ど全てに関わっている。
アラブ首長国連邦はアジアとヨーロッパを繋ぐ、経済の架け橋となっており、こ
のため地域、経済協力へロシアよりよく溶け込むために、アラブ首長国連邦で
の自らの地位を強化することは非常に重要なことなのだ」
専門家は両国の協力に付いて、このように述べている。
一方今回のプーチン大統領の訪問の中では、ペルシャ湾での安全の確保、中
東情勢の正常化、イラク情勢、イランの核問題などが協議の柱となる。
ロシアはパレスチナ、シリア、レバノンなど中東地域全域での、和平プロセスを
再開させるために、中東をめぐる国際会議を召集することを提案している。
またロシアはイランの核問題を政治的に規制するために、イランとの話し合いを
継続することを主張している。
アラブ首長国連邦のアブダビでの今回の話し合いでは、こうした地域安全保障
の問題を解決する上で、ロシアとアラブ諸国の立場を、より接近させることに繋
がるだろう。
※(?)は聴き取れず
9月10日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
では、両国の通商経済協力と投資協力の拡大が主要なテーマとなる。
これにに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
アラブ首長国連邦とロシアのパートナーシップの発展は、極東とペルシャ湾
地域でのロシアの評価に繋がるものだ。
ロシアの主要な企業はアラブ首長国連邦での、大型プロジェクトへの参加
に関心を示している。
ロシアがこの国を訪問するのはこれが初めてのことで、プーチン大統領の今
回の訪問は、パートナー達に協力を提案するための又とない機会と言えるだ
ろう。
両国の協力としては先ず第一に石油・ガスの産地の探査と開発、パイプライ
ンの敷設、原子力発電所の建設などが挙げられる。
またロシアのビジネスマンたちは、(?)分野をはじめとする具体的投資プロジ
ェクトや、最新のロシアのテクノロジーの導入に付いての提案を取りまとめて
いる。
また両国は以前から軍事技術協力を行い成果を挙げている。ロシア代表団
の情報筋は10日の話し合いの中で、アラブ首長国連邦がロシアのミサイル
防衛手段に関心を示す可能性があるとの予想を示している。
アラブ諸国との通商経済協力、技術協力を軌道に乗せ、これを拡大すること
は、ロシアの最も重要な政策方針である。
ソ連時代、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、クゥエート、カタール、オマー
ンそういった国々との間の協力は行われていなかった。
しかし最近の15年間でロシア企業は、これらの国々への進出を拡大している。
これに付いてアメリカ・カナダ研究所の中東問題研究所の専門家は、次のよう
に述べている。
「経済関係に見ると石油分野での共通の利益が、ロシアとアラブ首長国連邦を
結び付けている。ロシアはアラブ首長国連邦の大型の通商経済プロジェクトの
殆ど全てに関わっている。
アラブ首長国連邦はアジアとヨーロッパを繋ぐ、経済の架け橋となっており、こ
のため地域、経済協力へロシアよりよく溶け込むために、アラブ首長国連邦で
の自らの地位を強化することは非常に重要なことなのだ」
専門家は両国の協力に付いて、このように述べている。
一方今回のプーチン大統領の訪問の中では、ペルシャ湾での安全の確保、中
東情勢の正常化、イラク情勢、イランの核問題などが協議の柱となる。
ロシアはパレスチナ、シリア、レバノンなど中東地域全域での、和平プロセスを
再開させるために、中東をめぐる国際会議を召集することを提案している。
またロシアはイランの核問題を政治的に規制するために、イランとの話し合いを
継続することを主張している。
アラブ首長国連邦のアブダビでの今回の話し合いでは、こうした地域安全保障
の問題を解決する上で、ロシアとアラブ諸国の立場を、より接近させることに繋
がるだろう。
※(?)は聴き取れず
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9月10日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル