ロシアではプーチン大統領が大統領の座を降りたその後、ドミトリー・メドヴェージ
ェフ氏が引き継いで、ロシアがどういった道筋を辿るか、その変容を論じる声が高
まっている。
と言うのもドミトリー・メドヴェージェフ氏は、単にプーチン現大統領がいわゆる核の
ブラックボックスや最高権力を手渡す相手ではなく、プーチン大統領の路線の継承
者であり、国の安定維持を保障する存在となるからだ。
プーチン大統領はかつて、ある演説のなかで(?)ある国の安定は天から降ったきた
ものではなく、卑劣な政治的闘いを勝ち抜いた結果であると述べた。
この政治的闘いを勝ち抜いたのが、まさにプーチン大統領の側近グループであり、
ドミトリー・メドヴェージェフ氏は、そのなかでもプーチン大統領に最も近い戦友とし
て数えられる存在なのだ。
こうして苦労して勝ち取った勝利を、ドミトリー・メドヴェージェフ氏もプーチン大統領
も他に易々と手渡すつもりは無い。このことから路線の継承と言う考えが生まれて
くる訳だ。
しかしながらこの路線の継承は、どの枠で行うかと言う問いが次に生まれる。
ドミトリー・メドヴェージェフ氏が大統領に就任したとき、何が維持され何が変革の対
象となるのだろうか。
これに付いて政治学者イワノフ氏は、次のように語っている。
「路線の維持と言うのは、ある一定の命題を維持し続けることで実現可能であり、ま
たそれ必要なことだ。
これは主権の原則及び、ロシアの政治文化の特徴を意識的に優先する際の民主主
義的建設となっている。
プーチン大統領路線の継承の次なる段階は、外交政治における大国の地位を維持
すると言うことだ。そして次にロシアの政治システムを中央集権的体制を基準として
完成させると言うことだ。
これはつまり議会の改革、選挙改革、政党システム、連邦システムの改革となって
いる。
こうしたものは2000年からスタートし、今後も続行されている。
また社会経済成長が今後も安定して遂げられていくこと、これも重要な路線の継承
となっている。
そして憲法の遵守さらに90年代に出された劣悪な計画に対し、これを復興させると
言うという指し行く動きを封じることも継承路線の一つなのだ」
政治学者のイワノフ氏は、この様な見方を示している。
継承路線の内容に付いて、そのリストはこれで終わりではない。
これには政権が正当なものであることを確立するという条項もある。
国民からの最大限の支持を得ようとするプーチン大統領の執行が、この状況にはよ
く現れている。
現在進行中の改革、またこれから行なわれる改革が、ロシアを全く違う発展段階に
押し上げるべきものである以上、政権の正当性を強調することは充分理に叶うことだ。
そしてまたこうした方向へは、政権だけが努力を傾けていては成り立たない。
大統領に始まり一般市民までが全員揃って、努力を傾けてこそ大きな目的が達成で
きるからだ。
総体としてプーチン時代は、これからも続くと言うことは確実なことだ。
名称が変わりプーチン大時代からメドヴェージェフ時代へと移行するだけで、路線も一
つそして政治も変わらない。
これが路線の継承と言われる由縁なのだ。
※ (?)は発音が不明瞭で聴き取れず
※その他にも2箇所ほど、正しくない発音と?と思われるところがあった
4月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
ェフ氏が引き継いで、ロシアがどういった道筋を辿るか、その変容を論じる声が高
まっている。
と言うのもドミトリー・メドヴェージェフ氏は、単にプーチン現大統領がいわゆる核の
ブラックボックスや最高権力を手渡す相手ではなく、プーチン大統領の路線の継承
者であり、国の安定維持を保障する存在となるからだ。
プーチン大統領はかつて、ある演説のなかで(?)ある国の安定は天から降ったきた
ものではなく、卑劣な政治的闘いを勝ち抜いた結果であると述べた。
この政治的闘いを勝ち抜いたのが、まさにプーチン大統領の側近グループであり、
ドミトリー・メドヴェージェフ氏は、そのなかでもプーチン大統領に最も近い戦友とし
て数えられる存在なのだ。
こうして苦労して勝ち取った勝利を、ドミトリー・メドヴェージェフ氏もプーチン大統領
も他に易々と手渡すつもりは無い。このことから路線の継承と言う考えが生まれて
くる訳だ。
しかしながらこの路線の継承は、どの枠で行うかと言う問いが次に生まれる。
ドミトリー・メドヴェージェフ氏が大統領に就任したとき、何が維持され何が変革の対
象となるのだろうか。
これに付いて政治学者イワノフ氏は、次のように語っている。
「路線の維持と言うのは、ある一定の命題を維持し続けることで実現可能であり、ま
たそれ必要なことだ。
これは主権の原則及び、ロシアの政治文化の特徴を意識的に優先する際の民主主
義的建設となっている。
プーチン大統領路線の継承の次なる段階は、外交政治における大国の地位を維持
すると言うことだ。そして次にロシアの政治システムを中央集権的体制を基準として
完成させると言うことだ。
これはつまり議会の改革、選挙改革、政党システム、連邦システムの改革となって
いる。
こうしたものは2000年からスタートし、今後も続行されている。
また社会経済成長が今後も安定して遂げられていくこと、これも重要な路線の継承
となっている。
そして憲法の遵守さらに90年代に出された劣悪な計画に対し、これを復興させると
言うという指し行く動きを封じることも継承路線の一つなのだ」
政治学者のイワノフ氏は、この様な見方を示している。
継承路線の内容に付いて、そのリストはこれで終わりではない。
これには政権が正当なものであることを確立するという条項もある。
国民からの最大限の支持を得ようとするプーチン大統領の執行が、この状況にはよ
く現れている。
現在進行中の改革、またこれから行なわれる改革が、ロシアを全く違う発展段階に
押し上げるべきものである以上、政権の正当性を強調することは充分理に叶うことだ。
そしてまたこうした方向へは、政権だけが努力を傾けていては成り立たない。
大統領に始まり一般市民までが全員揃って、努力を傾けてこそ大きな目的が達成で
きるからだ。
総体としてプーチン時代は、これからも続くと言うことは確実なことだ。
名称が変わりプーチン大時代からメドヴェージェフ時代へと移行するだけで、路線も一
つそして政治も変わらない。
これが路線の継承と言われる由縁なのだ。
※ (?)は発音が不明瞭で聴き取れず
※その他にも2箇所ほど、正しくない発音と?と思われるところがあった
プーチンの謎 ロイ メドヴェージェフ現代思潮新社 このアイテムの詳細を見る |
4月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル