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2010年に対するロシア国民の評価

2011-01-03 | ラジオ
ロシア国民は今年2010年を昨年と比較し、より肯定的に評価している。
ロシアでは多くの人々が来年2010年(2011年なんだけど)は(???)的な状況が、さらに向上するとの希望を抱きながら新年を迎えようとしている。

これは全ロシア世論調査センターが実施した、アンケート調査によって明らかにされたものだ。
全ロシア世論調査センターは12月、ロシアのおよそ150の居住区に住む1600人を対象に調査を実施した。
調査結果によるとロシア国民は2010年を、文字通り暑い年であったと考えている。

データによると多くの国民が挙げた今年一年の主要な出来事は、夏の森林火災であることが明らかになった。この火災はロシア・ヨーロッパ部を網羅し、ロシアではこの夏、40℃近い気温がほぼ3ヶ月にわたって続いた。
一方で全ロシア世論調査センターの情報責任者は、自然災害がアンケート調査に参加した多くの国民の、楽観的見方に影響を与えることは無かったと指摘し、次のように話している。
「今年2010年は経済金融危機から脱すると(???)られた。人々は次第により穏やかな方向へ、よりリズミカルな生活へと移行している。
もちろん希望に満ちていると述べるのは時期尚早だ。危機前の数年間と比較するならば依然として、必要な数値に達していない分野もあるが全体としては次第に均等が取れてきている」
全ロシア世論調査センターの情報責任者は、このように話している。

実施された世論調査では今年一年に起こった重要な出来事として、新たなモスクワ市長にセルゲイ・ソビャニン氏が指名されたこと、そしてモスクワ市長としてのソビャニン氏の最初の取組みが挙げられている。
またロシアが2018年のサッカー・ワールドカップ開催権を獲得したというニュースや、最近モスクワのマネージ広場で発生した暴動も重要な出来事として挙げられている。
尚、3月29日にモスクワで発生した地下鉄テロ事件を挙げた人は、それほどいなかった。
この事件では30人以上か犠牲となった。これは最近起こった出来事が、人々の記憶のなかに、より鮮明に残っているということなのかも知れない。
この他の理由として全ロシア世論調査センター所長は、精神的要素が働いているとの確信を示し、次のように話している。
「これはある種の胎動認識による効果、置き換えの効果だ。人間は何かを恐れるとき、それを何処かへ押しやり、ただ忘れようと試みるのだ」
所長はこのように話している。

尚2010年の主要な政治家として名が挙げられたのはプーチン首相だった。プーチン首相は3年連続でトップの座を占めた。
尚メドヴェージェフ大統領も順位を上げている。

今年の損失として多くの人が指摘したのが、ヴィクトル・チェルノムイルジン氏の(???)だった。ロシア国民はチェルノムイルジン氏を最近20年で、最も際立った政治家の一人であると考えている。
ロシア調査センターのデータによるとロシア国民は年の瀬が押し迫った現在、来年に向けて肯定的な気分を抱いている。
アンケートに答えた62%の人々が来年2011年は家族にとって、良い年になると期待しており2人に一人はロシアにとっても、良い成果が見られる年になるであろうとの確信を示している。
そして最後にロシアのサンタクロース「ジェド・マロース」へのお願に付いてのアンケートでは、ほぼ全ての人が先ずは健康とお金を望んでいることが明らかとなった。

(???)は女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず

2010年12月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル