北京、東京、ソウルというトライアングルの間の矛盾が先鋭化していることを背景に、日本政府は自分達の立場ができるだけ幅広い支持を得られるよう 努力をしているようだ。
例えば小野寺防衛大臣はフィリピン訪問中、自分の意見を他の国に押しつけるような中国政府の試みに対抗するようフィリピン側に呼びかけた。
また小野寺防衛大臣は、この問題をフィリピン、オーストラリアの国防担当大臣とともに一緒に協力していくことで合意している。
一方オーストラリアのビショップ国防相は、中国が設定した新しい防空識別圏に関し、オーストラリアも懸念していることを確認した。その一方で日本 政府は、防空識別圏の取り消しを北京に求めることへ、アメリカの完全な支持を得ることは成功しなかったようだ。
これについて再びキスタノフ所長の意見を聞いてみた。
「日本はバイデン副大統領の東京訪問中、そして北京訪問中、アメリカが日本と全く同様の厳しい立場をとらなかったことを大変残念に思っている。こ れは日本の分析専門家の観点から見て、アメリカが東アジアに帰還する、戻ってくるという政策を公言しているにもかかわらず、今のところ余りそれを 果たしていない事を裏付けるものだからだ」
所長は、このように述べている。
なお同じくロシア科学アカデミー極東研究所・コリア調査センターのアレクサンドル・ジョビン所長は、ロシアの声の取材に対してバイデン副大統領が 韓国訪問の後、韓国が自国の防空ゾーン拡大を発表した事を受けて、次のようにコメントしてくれた。
「地域の状況が悪化したのは、アメリカが東アジアを、自分達の利益が高まっているゾーンであると広く述べたことだ。アジアに帰るというアメリカの 方針が、中国を孤立に向かわせ、中国の周辺部に、その対外政策がアメリカへと向かうような国々の帯を形作ってしまったのだ」
所長は、このように強調している。
※ベテラン男性アナウンサーの口癖「いわゆる」は不必要なケースが多い
12月9日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
例えば小野寺防衛大臣はフィリピン訪問中、自分の意見を他の国に押しつけるような中国政府の試みに対抗するようフィリピン側に呼びかけた。
また小野寺防衛大臣は、この問題をフィリピン、オーストラリアの国防担当大臣とともに一緒に協力していくことで合意している。
一方オーストラリアのビショップ国防相は、中国が設定した新しい防空識別圏に関し、オーストラリアも懸念していることを確認した。その一方で日本 政府は、防空識別圏の取り消しを北京に求めることへ、アメリカの完全な支持を得ることは成功しなかったようだ。
これについて再びキスタノフ所長の意見を聞いてみた。
「日本はバイデン副大統領の東京訪問中、そして北京訪問中、アメリカが日本と全く同様の厳しい立場をとらなかったことを大変残念に思っている。こ れは日本の分析専門家の観点から見て、アメリカが東アジアに帰還する、戻ってくるという政策を公言しているにもかかわらず、今のところ余りそれを 果たしていない事を裏付けるものだからだ」
所長は、このように述べている。
なお同じくロシア科学アカデミー極東研究所・コリア調査センターのアレクサンドル・ジョビン所長は、ロシアの声の取材に対してバイデン副大統領が 韓国訪問の後、韓国が自国の防空ゾーン拡大を発表した事を受けて、次のようにコメントしてくれた。
「地域の状況が悪化したのは、アメリカが東アジアを、自分達の利益が高まっているゾーンであると広く述べたことだ。アジアに帰るというアメリカの 方針が、中国を孤立に向かわせ、中国の周辺部に、その対外政策がアメリカへと向かうような国々の帯を形作ってしまったのだ」
所長は、このように強調している。
※ベテラン男性アナウンサーの口癖「いわゆる」は不必要なケースが多い
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12月9日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル