リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

フリーランスは孤独である

2011-01-06 09:04:29 | オヤジの日記
寝不足だ。

今月8日初稿の仕事を、今朝一気に仕上げたからだ。
まだ二日余裕があるのに、午前4時まで仕事をして初稿を出すのは、私が貧乏性だからか。

他にラーメン屋のホームページを同時進行で、進めている。
これは、今月の15日にオープンの予定でいたから、そのペースでノンビリ構えていたのだが、突然昨年の11月25日オープンに変更になった。

その理由に関しては、馬鹿馬鹿しいので書かない。

とにかく、オープンが早まった。

突然、2ヶ月近くも早めやがって、俺を舐めんなよ!

腹が立ったので、ホームページは、私の思い通りのペースで仕上げることにした。
遅れたって、俺の責任じゃないよ。

仕事は、他にもある。
月に2、3回仕事をいただくドラッグストアだ。

この仕事がないと、私の精神は変調をきたす。

私のヨメが、私の仕事が途絶えると、軽いパニックを引き起こすからだ。

デザイナーとして独立して13年。
仕事が一時途絶えることがあっても、最低限の生活ではあったが、これで生計を立ててきた。

5日程度、仕事が来なくても、必ず仕事は舞い込んできたのだ。
ただ、13年間で15社以上の得意先が倒産し、請負代金が回収できなかった額が、昨年トータルで2百万円を超えた。

乗用車が変えるほどの額を「タダ働き」したのである。

運が悪い、という考え方がある。
私は、そう思いたいのだが、ヨメはそうではない。

「どうすんのよ! どうすんのよ!」と言って、私を責めるのである。
倒産した会社の中には、2日前まで仕事の打ち合わせをして、前月の請負代金も予定通り振り込まれていたものもあった。

それが、突然の不渡り。

予測が、つくわけがない。

請負代金の40万円強が、消えてなくなり、私には、印刷会社への支払い義務だけが残った。
踏んだり蹴ったりだが、ヨメは、そんな私を「どうすんのよ!」と責め立てるのだ。

腹を立てた私は、そのとき二日間のプチ家出をした。

ただ、信じられないことに、ヨメは、私が家出した理由を理解できないらしいのだ。
二日間、印刷会社への支払いの金策に走り回っていたと思っていたようである。


フリーランスの心の奥底に澱む孤独を、ヨメは理解するつもりはないようだ。


だから、仕事が少しでも途絶えると「どうすんのよ!」とパニックを起こす。
「今からでも遅くはないわ。正業に就きましょ」とも言う。

2百万円が回収できなくなった亭主を、不甲斐ないと思っているヨメという人種。

友人4人とともに立ち上げたラーメン屋は、オープンしたばかりだから、これから数ヶ月は、収入が期待できない。
それは、私には仕方ないことに思えるが、これから半年先の売り上げのシミュレーションを提示して丁寧に説明しても、実際の収入がないと、ヨメには遊んでいるとしか思えないらしいのだ。


また儲からない仕事をやるつもり?
騙されてるんじゃないの?


今月の9日に、ドラッグストアの仕事が入ってくる。

その前に、一日だけ、また小さな家出をするために、正月前にいただいた仕事の初稿を、今回二日早く仕上げた。



朝の7時過ぎから夜12時までの「小さな家出」。

今回は、どこに行こうか。

有意義な家出がしたい。

私は今、プランを数種類思い描いて、少しだけワクワクしている。