goo blog サービス終了のお知らせ 

リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

どっちがモンスター?

2011-01-19 07:11:01 | オヤジの日記
教師が、親を訴えたと言う話が、ネットの見出しにあった。

ノイローゼになったのは、保護者の中傷のせいだ、というのである。

モンスター・ペアレンツという言い方があるらしく、非常識な行動や訴えをする親のことを言うようだ。

例によって、メディアもその流れに乗って(あるいは無理矢理作って)、非常識な親を揶揄する方向で、その話題を取り上げている。

しかし、世の中には非常識な親だけでなく、非常識なクレーマーが、たくさんいる。

ノイローゼになる人も、教師に限らず、どの職場にもいる。

それは別に、教師の特殊事情ではないのだから、大きく取り上げるほどのものではない。
自分たちが解決すればいいだけのことだ。

多くの人が、ストレスを抱え、何かしらの我慢をして生きている。
ノイローゼに罹ったことは同情するが、それは親と教師、教師と学校の問題だ。

教師側の被害者意識を煽って、同情の空気を作り上げることはない。
「保護者側が悪である」というような偏った報道をしてはいけない。

解決できることは、自分たち内部で解決する。
この場合、もちろん保護者もその中に入る。

今回の場合、学校も含めた三者で解決を図ったかどうかは、記事に書いていなかった。

単純な話だが、保護者が解決を逃げたのなら、保護者に責任はある。
学校側が、様子見を決め込むだけだったら、学校側も悪い。
そして、問題解決能力のない教師も悪い。

ノイローゼ、かわいそう、という報道の仕方だけは、プロとしていかがなものかと思う。


乱暴な言い方になるが、教師は生徒を人質にとっているようなもの。
教室内のことは、「大人の事情」で、いくらでも隠すことは可能だ。
教師は、教室内では、ある意味「独裁者」「支配者」なのである。

だから、いじめがなくならない。
教師に、その資質がない場合は、いじめに気づかない(ふりをする場合もあるだろう)。

私は、モンスター・ペアレンツがいるのかどうかは、報道でしか知らない。

いるのだろうとは思うが、同じようにモンスター・ティーチャーもいるだろう、と思っている。

一方的な報道ばかりしていると、真実からは遠ざかる。