9月に、スペインの首都マドリッド周辺でつくられるワインのセミナー&試飲会がありました。
マドリッドなんて都会の近郊でワインがつくれるの?と疑問に思うかもしれませんが、実は13世紀頃からマドリッドでワインづくりが行われていたという記録が文書でも残されています。
マドリッドがスペインの首都になったのは1561年のこと。
それ以前の15世紀末には最初のワイン統制法ができ、王宮でのワイン需要もあったため、マドリッドのワインは王室御用達として発展し、20世紀の初めまでどんどんブドウ畑が広がっていきました。

マドリッドのワインは地元の人々にもよく知られ、よく飲まれていました。
しかし、外に向けてはあまりプロモーションは行わなかったようです。
というのも、王室御用達のため、宣伝しなくても需要があったからです。
しかし、フィロキセラ禍(ブドウネアブラムシによる壊滅的な被害)があり、また、スペイン内戦の影響も大きく(畑が荒らされた)、近代に入ると宅地、オフィス、工場などが建てられたりで、ブドウ畑はどんどん消えていき・・・(マドリッド空港もかつてはブドウ畑だったとか!)

そんな状況に危機感を覚えた昔からブドウづくり&ワインづくりをしている生産者たちの間で復興の動きが起こり(1980年代)、
1990年に原産地呼称 「DOビノス・デ・マドリッド(Vinos de Madrid)」 が認定されました。
とはいえ、同じスペインのリベラ・デル・ドゥエロやプリオラートといった注目産地と比べると印象が弱く、そんなことから、
2006年に州政府公的機関 “Promo Madrid”(プロモ・マドリッド) が発足。
2007年2月には新しいロゴも誕生し、着々とプロモーションを展開しています。

では、どんなワインがつくられているかというと・・・
白ブドウは アイレン、アルビーリョ、マルバール が、黒ブドウは テンプラニーリョ、ガルナッチャ がメインで、他にモスカテル・デ・グラノ・メヌード、パレリャダ、トロンテス、ビウラ(以上は白)、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー(以上は黒)も認定されています。
特にマドリッド東南部が原産で、DOビノス・デ・マドリッド認定畑の20%を占める重要品種が 「マルバール」(Malvar)。
早熟ですが、生産性はアイレンよりも低く、ワインに豊かな香りと、たっぷりの酸がフレッシュさを与えますが、アルコール度はやや高めになります。
この試飲会でも、マルバールのワインは紹介されていました。

左がマルバール。
フレッシュでフルーティで、爽やかな味わいの若飲みタイプでした。
後編へ続く

マドリッドなんて都会の近郊でワインがつくれるの?と疑問に思うかもしれませんが、実は13世紀頃からマドリッドでワインづくりが行われていたという記録が文書でも残されています。
マドリッドがスペインの首都になったのは1561年のこと。
それ以前の15世紀末には最初のワイン統制法ができ、王宮でのワイン需要もあったため、マドリッドのワインは王室御用達として発展し、20世紀の初めまでどんどんブドウ畑が広がっていきました。

マドリッドのワインは地元の人々にもよく知られ、よく飲まれていました。
しかし、外に向けてはあまりプロモーションは行わなかったようです。
というのも、王室御用達のため、宣伝しなくても需要があったからです。
しかし、フィロキセラ禍(ブドウネアブラムシによる壊滅的な被害)があり、また、スペイン内戦の影響も大きく(畑が荒らされた)、近代に入ると宅地、オフィス、工場などが建てられたりで、ブドウ畑はどんどん消えていき・・・(マドリッド空港もかつてはブドウ畑だったとか!)

そんな状況に危機感を覚えた昔からブドウづくり&ワインづくりをしている生産者たちの間で復興の動きが起こり(1980年代)、
1990年に原産地呼称 「DOビノス・デ・マドリッド(Vinos de Madrid)」 が認定されました。
とはいえ、同じスペインのリベラ・デル・ドゥエロやプリオラートといった注目産地と比べると印象が弱く、そんなことから、
2006年に州政府公的機関 “Promo Madrid”(プロモ・マドリッド) が発足。
2007年2月には新しいロゴも誕生し、着々とプロモーションを展開しています。

では、どんなワインがつくられているかというと・・・
白ブドウは アイレン、アルビーリョ、マルバール が、黒ブドウは テンプラニーリョ、ガルナッチャ がメインで、他にモスカテル・デ・グラノ・メヌード、パレリャダ、トロンテス、ビウラ(以上は白)、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー(以上は黒)も認定されています。
特にマドリッド東南部が原産で、DOビノス・デ・マドリッド認定畑の20%を占める重要品種が 「マルバール」(Malvar)。
早熟ですが、生産性はアイレンよりも低く、ワインに豊かな香りと、たっぷりの酸がフレッシュさを与えますが、アルコール度はやや高めになります。
この試飲会でも、マルバールのワインは紹介されていました。

左がマルバール。
フレッシュでフルーティで、爽やかな味わいの若飲みタイプでした。
後編へ続く
