6月に都内で開催されたスペインワイン試飲会で、これはいい!と気に入ったスパークリングを紹介します。
スペインのスパークリングワインといえばCAVAが有名ですが、CAVAの生産地域は限定されています。
つまり、指定地域外で生産されるスペインのスパークリングワインはCAVAではありません。
今回試飲したスペインのスパークリングワインの中でとても印象的だったものがありました。
産地は、リオハの東に位置するナバラです。
Brut Nature Blanc de Noirs 2016 Basondoa (Spain, Navarra)
黒ブドウのガルナッチャ・ティンタ100%を使い、シャンパーニュと同じように白ワイン仕立てにしたブラン・ド・ノワールのスパークリング。
口にすると、泡のキメが細かく、しっとり緻密。
甘いリキュールを加えていないドサージュゼロのブルット・ナトゥーレなのに、ブドウ由来のナチュラルな甘みを感じ、すごくおいしい。
人によっては、なんだ、甘いじゃない?!と思うかもしれません。
輸入元の話では、完熟ブドウを使っているため、ブドウの糖度が高く、ワインに自然な甘みがあるとのこと。
この甘みは癒し
栽培はビオロジック
BASONDOA バソンドアは、1903年に公費でシャンパーニュに研修に行き、シャンパーニュの製法を学んできた生産者だそうです。
よって、このワインもシャンパーニュ同様に瓶内二次発酵でつくられています。
瓶内熟成期間は48カ月。
ブドウが違うので、シャンパーニュとは味わいが違いますが、ナバラの地元で愛されている品種ガルナッチャ・ティンタを使い、ブドウのナチュラルな甘みと旨みのあるスパークリングワインに仕上がっています。
ヴィンテージは2016年。
サクッとアペリティフで飲むのではなく、じっくり飲みたいタイプ。
参考上代 6,500円(税別)
名前より実を取るなら、このチョイスはとても賢くオトクだと思います。
※輸入元:いろはわいん