ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

春なのでルーウィンのソーヴィニヨン・ブランを晩酌に

2022-03-24 18:30:41 | ワイン&酒

今週は雪で冬に逆戻りした日もありましたが、桜の開花宣言も聞かれ、いよいよ春らしい空気が感じられるようになってきましたね。

まあ、花粉も大量に飛んでいますが(笑)

 

春にはこれでしょう、と自宅晩酌用に開けたのが、西オーストラリア州マーガレット・リヴァーの名門ワイナリーのソーヴィニヨン・ブランです。

 

Leeuwin Estate Siblings Sauvignon Blanc 2019

(Australia, West Australia, Margaret River)

 

「ルーウィン・エステート シブリングス・ソーヴィニヨン・ブラン 2019」

西オーストラリア州の銘醸地マーガレット・リヴァーに1973年に設立された

「ルーウィン・エステート」ソーヴィニヨン・ブラン100%でつくる白ワインです。

 

ルーウィンといえば、アートラベルシリーズが有名ですが、

「シブリングス」は気軽に飲めるカジュアルラインになっています。

栓はスクリューキャップ。

いつものように3日かけて飲みましたので、スクリューキャップが便利でした。

 

 

ソーヴィニヨン・ブランのワインは、いわゆるソーヴィニヨンらしい!と感じる風味のものがありますが、ルーウィンのシブリングスはエレガント系に仕上げていると思います。

柑橘、青りんご、ハーブがクールに香り、口にすると、キリリとキレのある酸があり、ハツラツとした辛口です。

フルーティーというより、シャープな辛口。

そう感じるのは、よーく冷やしたせいかもしれません。

 

少し温度が上がってくると、リンゴを思わせるフルーツ感が少し現れます。

初日と2日目以降でも違い、だんだんとシャープさ、硬さが取れ、だんだんと丸みが出てきます。

が、新鮮な酸は健在で、3日目でもダレません。

 

余韻に感じる、柑橘のほのかにビターなニュアンスが、まだ浅い春のクールな空気に合うような気がしました。

 

 

アルコール度数は13.0%

 

にしん菜の花漬け、ちくわの磯部揚げ、稲荷ずし、鶏の手羽先などに合わせてみました。

わたしのイチオシは、ちくわ 

自家製の柚子ピール(砂糖まぶし)とも試しましたが、ワインに柑橘の皮のニュアンスがあるので、これもいい感じでした。

 

空気にまだひんやりした感じが残る春の季節に、あまりキンキンに冷やしすぎない状態で、少し時間をかけながら飲むと、リラックスして楽しめるワインだと思います。

グラスは小ぶりのものだと物足りなく感じたので、少し大きなものにしてみると、ふくよかさが出てきて、ワインのバランスがよくなるように感じました。

 

※輸入元:ヴィレッジ・セラーズ  希望小売価格:2,850円(税別)

 


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