春の陽気に合わせて、先週はこちらのワインを晩酌に開けました。
J.Meyer Pinot Noir Blanc 2019 Moselland
(Germany, Q.b.A. Mosel)
「J.マイヤー・ピノ・ノワール・ブラン」はドイツ最大のブドウ生産者協同組合「モーゼルランド」がつくる白ワインで、使用ブドウは黒ブドウ品種のピノ・ノワール100%。
「Mosel Pinot Noir」ということで、黒ブドウなのに白ワインなのは、「Blanc de Noirs」(ブラン・ド・ノワール:黒ブドウの白ワイン)だからです。
ブラン・ド・ノワールは、シャンパーニュでおなじみですね。
シャンパーニュでは、黒ブドウから白ワインをつくるのは普通のことです。
この「J.マイヤー・ピノ・ノワール・ブラン」は、ドイツの白ワインなので、ラベルを見ず、色だけでリースリング?ピノ・グリかピノ・ブランあたり?と思いこんでしまいますが、実はピノ・ノワール、という意外性が面白いかもしれません。
でも、こうした白ワイン仕立ての黒ブドウのワインは、ドイツでもけっこう以前からよく見ますし、特別珍しいことでもありませんが、なんとなく楽しいのは確か(笑)
さて、ワインの味わいですが、ピノ・ノワールを使っているとはいえ、白ワインなので、赤ワイン的な印象は特には感じませんでした。
色は薄く、透明感がありますが、ミネラル系の味わいというよりは、ふっくらとした果物系のニュアンスがあり、ピノ・グリの味わいに近いように思いました。
同じピノ系ですし、ドイツ語でいえば、ピノ・ノワールはシュペート・ブルグンダーで、ピノ・グリはグラウ・ブルグンダーで、「ブルグンダー」系の少し重心が重い感じの味わいです。
私はローストポークに合わせてみましたが、予想通り、相性バッチリ
粒マスタードや柚子胡椒を付けると、さらにウマイ~
アルコール度数は12%と軽やかです。
ワインの色は透明ですが、味わいは果肉感があるので、繊細な白身魚のお造りに、というより、もう少し力のあるフードが合うと思います。
いずれにしても、日本の食卓に並ぶものに合いやすいタイプなので、気軽に飲みたいワインです。
参考上代は1500円でした。これくらいだと、手が出しやすいのでは?
私は1本を3日かけて飲みましたので、1日あたり500円
栓がスクリューキャップなので、2日目、3日目と、保管しやすかったですし、ワインの劣化もまったく感じませんでした。
※輸入元:アグリ株式会社
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