本日、11月第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日
ボジョレー・ヌーヴォーのお祭り騒ぎはここ数年落ち着いていますが、今年は驚くほど静かjじゃないですか?
ボジョレー・ヌーヴォーの生産者にとって、日本は最大のお客さまでしたので、落ち着いてきてはいても、ある程度は話題になるはず。
が、この静けさ。。。
午前中にスーパー2軒行きましたが、ボジョレー・ヌーヴォーコーナーはありませんでした。
私は毎年解禁日には飲んでいましたが、今年は仕事で忙しいこともあり、まだ飲めていないどころか、姿も見ないまま解禁日の1日が終わりそうです。
昨年のボジョレー・ヌーヴォー販売コーナー
輸入元からは、夏のうちにボジョレー・ヌーヴォーの予約案内メールが来ていたので、扱い自体はあります。
バブル時代、解禁に合わせて羽田空港近くのホテルでイベントが行なわれていた頃から30余年、日本市場でのワイン消費は大きく変わりました。
クリスマスくらいなら、と1年に1本飲んでいたワインが、ボジョレー・ヌーヴォーの人気が出るとヌーヴォーが食卓に加わり、ボジョレー・ヌーヴォー解禁は秋の風物詩となりました。
が、現代のワイン消費を見てみると、円安の影響で輸入ワインの価格は高騰し、その一方で、日本ワインが台頭してきました。
日本ワインのワイナリー数は年々増え、各地でバラエティ豊かなワインが生産されるようになってきました。
小規模ワイナリーが多いため生産本数は少なく、それがレア度を増し、手に入れにくいアイテムは争奪戦となっています。
関税や為替の影響がないため、日本ワインは輸入ワインよりも価格的に有利ですよね。
日本ならワイナリー訪問はしやすく、言葉も通じます(←これ大事)
となれば、航空運賃がかかっている空輸のボジョレー・ヌーヴォーを無理に飲む必然性はない、と考える消費者は多そうです。
日本ワインにも新酒がありますしね。
とはいえ、長年ずっと飲んできたボジョレー生産者のヌーヴォーを今年も飲みたいと思う人もいるはずで、それは素敵な飲み方だと思います。
今、日本で買えるワインの選択肢は星の数ほどあります。
飲める店もたくさんあります。
家庭で年にせいぜい2本くらいしか飲まなかった時代と違います。
ボジョレー・ヌーヴォーへの関心が薄れて来た背景には、日本のワイン市場の成熟があるといえるでしょう。
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